こんにちは。PRチームの石川です。
先日、メルカリにて「メルカリで子どもの金銭教育と親の関わり方」というテーマでイベントが開催されました! 主催はNPO法人コヂカラ・ニッポン。副代表である尾崎えり子さんの息子さんが「海のゴミ」をメルカリで販売したエピソードは、さまざまなところで話題になりました。
今回のイベントは、このエピソードを知った方々から「メルカリを子どもにやらせるのは危なくないの?」「メルカリで子どもにお金を稼がせるっていいのかしら」「個人情報は大丈夫なの?」といった声が尾崎さんに多数寄せられたことをきっかけに開催。メルカリは会場提供というかたちでご協力させていただいたのです。
では、メルカリで子どもの金銭教育を行いたいときはどうすればいいのでしょうか? 今日の#メルカリな日々では、尾崎さんがイベントで紹介されていたポイントをご紹介します!
1:とりあえずやらせてみる。失敗させる
子どもの初挑戦に、手も足も口も出してしまいそうになるのが親心。お金が関わることであれば、なおさらです。そこで、尾崎さんが最初に紹介したのが「出品時の値付けを子どもにどう考えさせるか」でした。
尾崎さん:赤字になろうが、売れなかろうが、まずは出品してみる。何も言わない。そうすると、勝手に自分で検索して、適切な値段をつけるようになります。メルカリの場合、値段を入力をすると手数料が自動的に差し引かれます。郵送費についてヒントを与え、子ども自身に値段を決めさせるのです。
2:他の場所でも売買させる
とはいえ、最初から相場観を伝えるのは難しいもの。そこで尾崎さんが提案したポイントがこちら。
尾崎さん:リサイクルショップ、実際のフリーマーケット、他のサイトでも売買をさせてみます。我が家でも先日リサイクルショップで売ってみたところ、数十円にしかなりませんでした。「メルカリではあんなに高く売れたのに……どうして?」という疑問が浮かびました。それこそが「直接売買」を教えるタイミング。各店舗のメリットデメリットを一緒に考えることができます。
3:なぜお金がほしいのかを考えさせる
そもそも「なぜメルカリで売るのか?」を考えてもらうことも大事です。
尾崎さん:何がほしくてお金を貯めたいのかを、常に考えさせます。もちろん、貯金でもOKです。「今は何がほしいの?」みたいな感じで会話でサラッと聞きましょう。お金で買えるものと買えないものを意識させることも大切です。
4:教科とつなげる
「メルカリでの金銭教育にはさまざまな要素が詰まっている」と尾崎さん。
尾崎さん:メルカリには数学、国語、理科、社会、図工すべての学びを得ることができあmす。そこにうまく接続させてあげることも、親の役割です。
5:身の回りにあるものを「売り物」として考える機会をつくる
メルカリの良さは「不用品もニーズがあれば売れる」ところです。この要素も、尾崎さんは金銭教育に活かしてくださっていました。
尾崎さん:自分の身の回りにあるものをどうやったら売れるかを一緒に考える機会をつくり、自分の見方次第で不用品も価値あるものに変わることを伝えます。
金銭教育、社会教育、キャリア教育、リサイクル教育、リテラシー教育などから、子どもたちが自主的に学びを得ていく環境をつくることはとても大事。イベント終了後、参加された方々から「メルカリさんで子ども教育というギャップに驚きましたが、とても中身の濃いイベントで参加して良かったです」「“子ども×教育×新しいITサービス”をキーワードの体験談は、とても参考になりました」などの声が寄せられていました。
子どもの金銭教育は少し難しく考えてしまいそうですが、「親子メルカリ」くらいにとらえて、気軽に楽しんでいただけると嬉しいなと思ったのでした。
それではまた、#明日のメルカリな日々で!