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メルカリCorporate PRチームが広報活動を手掛けた「マーケットプレイスの基本原則の策定」が「PRアワードグランプリ2021」でブロンズを受賞! #メルカリな日々

2021-12-14

メルカリCorporate PRチームが広報活動を手掛けた「マーケットプレイスの基本原則の策定」が「PRアワードグランプリ2021」でブロンズを受賞! #メルカリな日々

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こんにちは!PRチームの大木(@ohqui)です!

今日はCorporate PRのメンバーで、「PRアワードグランプリ2021」の授賞式に出席してきました。

「PRアワードグランプリ」は、優れたPR事例を選考・顕彰することで、PRの普及と発展に寄与することを目的に公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会が毎年実施しているアワードです。

メルカリCorporate PRチームは、「メルカリの原理原則を明示し、信頼を築く『マーケットプレイスの基本原則』の策定」というプロジェクトでエントリーし、全73件の中から、ありがたいことにコーポレートPR部門でブロンズを受賞することができました。なお、「PRアワードグランプリ」での受賞はメルカリとしては初めてで、今回は同じくブロンズに輝いた「メルカリコンサート ギターオーディション」とのダブル受賞となりました。

Corporate PRチームが広報活動をリードしたプロジェクトについて簡単にご紹介させていただくと、話は2020年初頭の新型コロナウイルスの感染拡大期に遡ります。この頃、新たなウイルスの世界的な拡大という未曾有の状況の中、社会全体でさまざまな物資の需給バランスが激変し、メルカリ上の取引やモノの流通についても従来どおりの判断が難しい様々なケースが発生しました。端的な例としては、当時、供給が著しく逼迫していたマスクや消毒液の転売などが挙げられます。

社会が大きく混乱する中、メルカリの存在によってこうした行為が助長されてしまうリスクがある一方、誰もが自由に取引ができる本来のマーケットプレイスとしての価値とのバランスをどう取るべきかは大きな難題でした。

こうした状況を受け、メルカリはPJ-Trustという全社横断的なプロジェクトチームを立ち上げ、メルカリのマーケットプレイスへの社会的な信頼を構築するために、どのような原理原則でマーケットプレイスを運営するべきかの検討を開始します。

その一環として、2020年7月には企業倫理、経済学、ESG等の幅広い外部有識者で構成される「マーケットプレイスのあり方に関する有識者会議」を設立し、様々な分野の知見をお借りしながら、全6回の議論を重ねました。有識者会議では、そもそもマーケットプレイスが社会で果たすべき役割とは何か、ある商品の需給のバランスが著しく崩れた場合、メルカリとしてどのように対応するべきか、マーケットプレイスの運営にあたって、「倫理的」であることと「人道的」であることの違いなど、とてもハイレベルで、白熱した議論が交わされていたことを今でもありありと思い出せます。

約半年の間、PRとして心がけたことは、事業者側のメルカリが一方的に方針を定めるのではなく、外部有識者との対話を積み重ねながら、議論の過程もオープンにしつつ基本原則の策定を進めていくことです。議論の内容は毎回議事概要としてHPに公開し、メディアの方にも継続的に関心を持っていただくために、公表前に中間ブリーフィングを実施するなど、開かれた発信を模索しました。

有識者会議での議論をもとに、メルカリは「マーケットプレイスの基本原則」を策定し、2021年の1月に公表しました。以降メルカリは「安全であること」、「信頼できること」、「人道的であること」という3つの原則を掲げてサービス運営を行っています。また、この基本原則に基づき、利用規約やガイドの見直し、カスタマーサポート体制の整備、一時的な価格の急騰を知らせる価格アラート機能の実装といったプロダクト改善を進め、直近ではアサヒビール様、ユー・エス・ジェイ様といった一次流通企業との包括連携協定にも発展しています。

特に2021年3月にファーストリテイリング様との包括連携協定締結を発表したときの反響は大きく、過去にご批判もいただいた人気コレクション発売時の対策を両社がどのように進めたか、ある夕方の報道番組で5分に渡って取り上げられたときは担当として胸が熱くなりました。

IT業界では、事業者のサービスが利用者の生活に大きな影響力を持っているにもかかわらず、アルゴリズムや禁止行為など、運営側のスタンスが十分に示されない不透明感や、事業者と利用者の間にある非対称性がしばしば課題になっています。画一的な解があるわけではありませんが、外部の声に耳を傾けながら、メルカリなりに課題と向き合い、社会との折り合いを探った点が今回の受賞につながったのではないかと思います。

このような賞をいただけたことをチームとして、また一人のPRパーソンとして大変光栄に思います。一方で、PRが果たした役割は全体の極一部に過ぎず、外部有識者のみなさま、そしてBranding、CS、Legal、Public Policy、Product、Marketingといった社内の様々な力を結集したプロジェクトだったことを付記しておきます。また、基本原則の策定はあくまで一つのスタートであり、これに照らした適切な運営ができているか、今後も常に問われ続けることを忘れずにいたいと思います。

Corporate PRチームのメンバーでパシャッ!

なお、2022年1月20日にメルカリ Corporate PRチーム主催で、コーポレート・コミュニケーション施策の裏側をお伝えするオンラインイベントを実施します。主に広報経験者の方を対象にしたイベントですが、今回の受賞プロジェクト事例やメルカリのD&I施策、Corporate PRの業務にご興味のある方は、ぜひご参加ください!

また、メルカリが社会にとって必要不可欠な存在になっていくために、Corporate PRチームが解決すべき課題は今も山積しており、一緒に立ち向かってくれる方を探しています。我こそはと手を上げてくださる方がいらっしゃったら、ぜひお気軽にコンタクトをいただけたら嬉しいです。

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