こんにちは、メルペイのネット決済チームのプロダクトマネージャー(以下、PM)のchikitamです。
2019年5月29日、メルペイではネット決済機能をリリースしました。その直前である4月末、メルペイ社内限定で機能改善を目的としたネット決済機能のドッグフーディングを行っていました。改めてメルペイメンバーに感想を聞いてみると「クオリティが高かった……!」と評判だったので、今日の#メルカリな日々でどういったドッグフーディングだったのかをご紹介させてください。
導入したのは、メルペイメンバーが集うあのカフェ!
そもそもドッグフーディングとは、新サービスや新機能を正式リリースする前に社内テストとして利用すること。今回のドッグフーディングが行われたのは、以前メルカンでもご紹介したメルペイ社内にあるカフェです! ここでは日々、メルペイメンバーがコーヒーを購入しています。
カフェでの決済手段は「コード払い」「iD」のみでした。今回のドッグフーディングでは、Slackから事前オーダーができるbotを開発・導入。事前オーダーの仕組みのなかにネット決済機能を加えることで、メルペイ・メルカリメンバーにたくさん使ってもらい、バグなどの発見や報告をしてもらうことが狙いでした。
事前オーダーの流れをくわしく説明すると……?
1:Slackコマンドでメニューを表示し、注文したいドリンクを選ぶ
支払い画面を開くためのLinkが自動で生成されます。タップしてメルカリアプリの支払い画面を開きます。
2:支払い完了後、バリスタのSlackに注文内容が通知される
3:注文したものが出来上がるころに、再び通知が送られる
「あとはカフェへ受け取りにいくだけ!」です。
ドッグフーディング期間中、実際にネット決済機能を使ったメンバーからいくつか報告があり、おかげで機能をブラッシュアップできました。そして5月29日、無事にリリースとなったのです。
ドッグフーディングからわかったこと
ドッグフーディングを通して、プロダクト改善以外でも良い発見がたくさんありました!
カフェのオペレーション改善
当初、事前オーダーの仕組みは、カフェメンバーからオペレーション負荷について不安の声が挙がっていました。しかし導入してみると、コーヒーの受け取り忘れや決済コストが減り、よりスムーズにカフェ運営ができることがわかりました。これは、加盟店さまのペインや、それに対する解決方法を提供できるということ!
よりなめらかな決済体験の創造
これまで、注文したいときは直接カフェに行き、混雑していると受け取りまで20分以上かかることもありました。事前オーダーシステムができたことで、ミーティングの合間に注文・出来上がったら取りに行く、というシームレスな体験が実現しました。
メルペイメンバーの「熱量の高さ」で実現したドッグフーディング
このドッグフーディング、実はリリース1ヶ月前に急遽実施することが決まり、企画〜導入までスピーディーに進められました。短い期間ながら、便利でクオリティの高い事前オーダーシステムをつくれたのは、メンバー全員のサービスリリースに対する熱量が高かったからなのではと思います。また、デザイナーのアイディアで、使い方やメニューの詳細、カフェのこだわりを詰め込んだLPも作成。こういった高いクオリティのアウトプットができるのも、やはり熱量があってこそです。
メルペイは決済サービスということもあり、かたい雰囲気を感じている方はいらっしゃるかもしれません。しかし、今回のドッグフーディングから「挑戦する熱量さえあれば、どんなことでもトライできる!」と感じていただけたかと思います。
そんなメルペイでは、一緒にネット決済をはじめ、便利な機能をどんどん世の中に届けていくための仲間募集中です! 「気になる!」という方はぜひ、こちらからチェックしてみてください。
Product Manager, Producer [Merpay]
Software Engineer, Backend [Merpay]
それではまた来週の#メルカリな日々で!