こんにちは! PRチームのmayumineです。
最近、メルカリに新入社員が入社しました。その名もAI社員の「HISASHI」くん!
Slack上に存在し、社内のヘルプデスク業務に対して、AIによるサポートをするのがHISASHIくんの役目です。「印刷の仕方」や「経費精算の仕方」「翻訳の依頼」などの質問や業務は、基本的に社内の「担当の誰か」が対応していましたが、質問する人もされる人も解決までに時間がかかってしまいます。「AI社員が答えられることは自動対応できるようにしよう!」ということで、HISASHIくんが爆誕し、社員として活躍できるまで育成されてきたのでした。
誰しも、「調べれば簡単にわかりそうなことを誰かに聞くのは悪いな〜。でも調べるのはめんどくさいな〜」という心理的ハードルはあると思うんですけれど、HISASHIくんだったら心置きなく気軽に質問できます。メルカリのSlackアカウントのなかでもダントツに声かけやすい存在、それがHISASHIくんです。
メルカリには、HISASHIくんの他にも、ITのサポートを行う「SAKURA-CHAN」、名刺の作成やノベルティの申請など、Culuture & Communications(カルコミ)の業務をサポートする「ベーグル」というAI社員も活躍しています。
このAI社員を担当しているCPO室のsaayaさんは、実はプログラミング未経験。AIや機械学習も素人の状態からAI社員の生み出し、育成を担当しています。
saaya:プログラミング未経験の私がAIや機械学習を扱ってチャットボットなんてつくれるわけがない……と思っていましたが、Dialogflowを利用することで簡単に取り組めたのでびっくりしています。彼がメルカリの一社員として皆さんからもっと愛されるように育成を続けていきたいです。
AI社員は、GoogleのDialogflowを用いて、さまざまなパターンの会話を学習させて育成しています。
メルカリでは「AIの民主化」をキーワードにAIの業務活用を推進しています。メルカリの考える「AIの民主化」とは、いち早くAIを取り入れ、エンジニアでなくとも誰もがAIを活用できている状態を指します。
プログラミング未経験の彼女がAI社員を育成するきっかけになったのは、CPO濱田との面談のなかで、saayaがマインクラフトにハマっているというなにげない会話からだったとか。濱田によると、コツコツと地道にクリエイティブに積み重ねるタイプは、AIトレーナーに向いてるんじゃないかと思ったんだそうです。AIを開発するエンジニアも重要だけど、AIを育てる人材も大事になってくるし、開発経験がなくてもなれるという1つの事例なのではと思いました。
それではまた、明日の#メルカリな日々で!