こんにちは。メルカリでエンジニア組織に関するさまざまなプロジェクトを担当している、Developer Relationsチームのkikoです。2019年7月12日、コーポレートサイトにて「メルカリが主催するイベントの行動規範」を公開しました!
この行動規範は、エンジニア向けのイベントを主催しているメルカリメンバーからのリクエストにより生まれました。今回はそのリクエストを上げてくれたメンバーのなかから、メルペイ エキスパートチームのtenntennさんと、メルカリ XRチームのikkouさんに、行動規範が必要だと感じた背景や参加者への影響について聞きました。
ーお2人は普段からメルカリ社内外で多くのイベントを主催していますよね。これまでどんなイベントを主催してきたんですか?
ikkou:XRチームは海外イベントへ視察に行くことが多いです。そこで、そのイベントに興味があるけど行けなかった人や、そもそもイベントの存在自体を知らなかった人に「こんなイベントがあるんだよ」と知ってもらうための報告会を行っています。報告会以外だと、ARやVRのエンジニアを対象にしたxR Tech tokyo や、emscripten・WebAssemblyを使用する人を対象にしたEmscripten & WebAssembly nightなどを開催しています。その他……(略)。
tenntenn:私もGopherConやGoogle Cloud Nextなどの出張で得た知見の共有や、一緒に行ったメンバーのアウトプットのために報告会を主催しています。その他、 Goに関するイベントを複数開催しています。golang.tokyo、Go Conference、Women Who Go Tokyo……(略)。
ー多いですね……!
ikkou・tenntenn:同じ技術を用いる人たちの知見の共有、相互扶助の場を提供し、その業界や技術を盛り上げていこうという想いでイベントを開催しています。
ーメルカリは今まで主催するイベントに行動規範を設けていませんでしたよね。なぜ今規範が必要だと感じたのでしょうか?
tenntenn:イベントの参加者が増え、イベントでの行動に関する意識の幅が広くなってきたと感じています。事前に認識を統一することでトラブルを防ぎ、関係者全員が気持ちよく参加できるイベントにするためにつくったほうがいいと思いました。
ー行動規範をつくる過程で、「どんな行動を良しとするか、NGとするか」が明確になり、万が一、何かあった場合は誰に報告すればいいのかなどが整理されたんじゃないかと感じます。これは参加者にとってどんな影響があるのでしょうか?
ikkou:参加者は安心して参加できますし、何かあった時の対応がスムーズになると思います。イベントごとに参加者の目的は違いますが、みんな「学びたい」「知りたい」「共有したい」という気持ちで集まっていることは確か。それ以外の不安要素をなくし、今まで以上にイベントに集中できる環境にできるのではと考えています。
tenntenn:ルールは、つくったあとに何もしなければ誰も使わない「かたちだけのもの」になってしまいます。内部の報告フローを整理したり、状況に合わせて内容をアップデートしたり、ちゃんと機能するようにしていきたいですね。
ーありがとうございました!
このたび公開した行動規範は、今後もメルカリが主催するイベントに参加するみなさまの声を反映させながら、より良いものにしていきたいと考えています。もし参加したイベントで何かありましたら、主催に報告してください。よろしくお願いします!
それではまた、明日の#メルカリな日々で!