こんにちは、PRチームのsuzumariです。
今年9月、東京にオフィスを構えるTwitter Japan、フェイスブック・ジャパン、メルカリ、Google合同会社の4社共同で「Connected Women Tokyo」のローンチイベントを開催しました。開催から少し日にちが空いてしまったのですが…そのときの様子をお伝えさせてください!
「Connected Women Tokyo」とは
多様性に溢れ、公平でインクルーシブなテック業界を築いていくことにパッションを持つ人々をつなげるコミュニティです。コミュニティの構築、リソースやベストプラクティスの共有、そしてテック業界で価値ある変革をおこしていけるようなコミュニティーメンバーの成長のサポートを通して、エンパワメントと自己実現の文化を築いていくことを目指しています。
当日は、女性をエンパワメントするコミュニティのローンチということもあり、会場には上記4社の社員に加えて、そのパートナー団体の参加者も含め、約150名が集まりました。団体名に「Women(女性)」とありますが、女性に限らず、どんな属性・バックグラウンドの人にとっても働きやすく輝けるようなテック業界にしていくためには、Ally(アライ)と当事者が同じ空間に心地よくいられることがとても重要です。なので、参加者もあえて女性に限定せず、「ミッションに共感いただける方であれば誰でも」という設定にしました。
イベントは、メルカリ代表取締役CEOである山田のウェルカムスピーチで始まりました。
「多様なバックグラウンドのお客様に使ってもらうプロダクトを作るためには、自分達自身が多様な視点を持って、自分以外の誰かに想いをはせながらプロダクトづくりに取り組む必要がある」と語る山田。これは、D&Iを推進する大きな理由として各社が共通して挙げたテーマでもあり、メルカリのD&Iステートメントでも触れられている点ですね。
また、参加者同士の横のつながりを作るために、フェイスブック・ジャパンの陳秀美さんと宮地ステイシーさんが、初めて会った人同士でお互いを表す写真について共有するというアイスブレイクを実施。大きな笑い声が会場のあちこちから聞こえ、盛り上がりました。
今回のローンチイベントでは、Connected Women Tokyoをリードする4社から、社内でD&I施策に携わっているメンバーがパネルディスカッションに登壇。
パネルディスカッションで話されたトピックスも、いくつか紹介します。
・ 3/4の女性が、「自分のキャリアのロールモデルがいない」と感じている
・ D&Iは“Nice to have”ではなく、“Must have”
・ 複数の国や地域にOfficeを構える場合、Office間のカルチャーギャップにも気を配る必要がある
・ 「D&IはHRが推進するもの」という思い込みを解きたい
・ 女性が少ないことがテック業界の課題
・ 解決のために、「教育業界の変革」と「今働いている女性へのエンパワメント」の両方が必要
各社のビジネスや会社の歴史・規模に紐づく課題がある一方で、同じ課題をお互い抱えていることが明らかになるなど、解決方法や経験談を共有することそのものがいかにエンパワメントにつながるかを実感できる時間となったのではないでしょうか。
イベントは、栃木(常勤監査役、Ambassador of Women@Mercari)による、この挨拶で幕を閉じました。
パネルディスカッション後のネットワーキングタイムでは、登壇者に質問をしたり、参加者同士でパネルについて意見交換をする様子も見られました。リーダーシップのポジションにいる人々をD&I施策に巻き込むことの意義や、スモールスタートで共感者を巻き込んでいく方法など、みなさん思いの丈を共有する相手を見つけて話していたようです。
バックグラウンドに関わらず、誰もが安心して、自分らしさを発揮しながら働ける環境を作るには、その取り組みを自社内に閉じることなく、知見やリソースを循環させていくことの重要性を、改めて実感するイベントになったのではないでしょうか。
Alliance(同盟)という言葉の語源は、ラテン語の「ad=方向」と「ligare=結ぶ」という言葉から来ていますが、誰もが輝ける環境にテック業界が向かえるよう、お互い手を取り合ってD&I推進に取り組んでいけたらと思います。
それではまた、明日の#メルカリな日々で会いましょう。