こんにちは!PRチームのricchaです。
スタートアップ企業のみならず、幅広く使われるようになったコミュニケーションツール「Slack」。メルカリでは2015年から導入しており、最近ではメルカリグループとなった鹿島アントラーズでも、Slackが活用されています。
ところでSlackを活用している企業のみなさん、事業が拡大し社員数も増える中で「チャンネル多すぎてわからない」「目的のチャンネル名が探しづらい」と悩んだことはありませんか?メルカリも、この数年で社員数が100人規模→1800人という急激な成長を遂げてきました。事業もメルカリ、メルペイ、USメルカリの三本柱があり、さらに拠点も日本とUSがありますが、同じSlackを活用しているため、チャンネル整理も一苦労です。
メルカリにはSlackの運用方針や心構え、細かな注意点を定めた「Slack活用ガイドライン」があるのですが、今日はそのガイドラインの1つにある「Slackチャンネルの命名ルール」をご紹介します。
Slackチャンネルの命名ルール
接頭辞での分類
Slackチャンネルはアルファベット順に並ぶため、まずチャンネル名の先頭につける「接頭辞」でチャンネルの性質を分類しています。
たとえば下記のような分類があります。
事業ごとの分類
- メルカリ日本事業は「#jp-」、メルペイは「#mp-」、メルカリUS事業は「#us-」
- すべての事業に関わることは「#group-」
使用期間ごとの分類
- 一時的なチャンネルは「#tmp-」
- 部門横断のプロジェクトとして中長期を想定するチャンネルは「#pj-」
参加者の種類による分類
- 他社のパートナーを含む場合「#guest-」
接尾辞での分類
チャンネルを細分化するときには接尾辞で分類することがあります。
- チーム内での会話用・雑談チャンネルは「-random」
- 依頼を受け付けるためのチャンネルは「-req」
- 日本内での拠点を区別するときは「-tokyo」「-sendai」「-fukuoka」
この例に従うと、例えば下記のようなチャンネル名になります。
- メルカリ日本事業全体×雑談チャンネル×東京オフィスのみ対象→「#jp-random-tokyo」
- グループ全体に関わる×広報・PRの話×社内からの確認・依頼を受け付ける→「#group-pr-req」
- メルペイ事業の、プロダクト全体に関わる話題→「#mp-product」
雑談・カジュアルな会話用チャンネル
仕事とは直接的に関係ない、部活やコミュニケーション系のチャンネルはアルファベット順で並べたときに上に出てこないように「#z-」から始まるのが慣例になっています。
これが講じてメルカリ社内では部活を「ゼット○○」と呼びます。
- 部活チャンネル「#z-」
- 個人チャンネル「#zp-」
これを社内の会話に例えると下記のようになります。
- 「冷蔵庫探してるの?z-papamamaチャンネルで便利な家電の話してたよ。」➝パパママ部のことを言っています。
- 「え、うどん好きなの?俺も好き!z-udon作ろうよ!」➝部活立ち上げの例。ただ、思いつく限りほとんどの部活は既にあります。
またメルカリでは個人でSlackチャンネルを作り、仕事に関連するノウハウや、ゆるい雑談、気になった記事などを発信する文化も盛んです。(社内Twitterのようなイメージ)
個人Slackチャンネルについてはこちらの記事もご覧ください。
上記の命名ルールに従っていろんなチャンネルを並べてみると、下記の画像のようなイメージになります。
一部を解説します。
- 「#group-pr」メルカリグループ全体に関わるPRのオフィシャルチャンネル
- 「#group-pr-random」PRチーム内の仕事の会話や雑談チャンネル
- 「#pj-mercan」メルカン編集部のチャンネル
- 「#tmp-12-shufflunch-4」12月のシャッフルランチ(※社内制度)のチームのチャンネル
- 「#z-bachelor」バチェラー部(バチェラーの感想を語り合うチャンネル)
- 「#zp-naoki」メルペイCEOのnaoki(青柳直樹)の個人チャンネル ※経営陣も個人チャンネルで発信をしている人が多い
おわりに
小さなノウハウですが、意外とゼロから考えるのって大変ですよね。Slackチャンネルの整理に悩んでいる方の参考になれば幸いです!
それでは、また明日の #メルカリな日々 で!