こんにちは、PRチームのyajiです。新年あけましておめでとうございます。PRチームとして新年一回目の #メルカリな日々ということで、ざっくり昨年一年間の活動ハイライトと、今年の抱負(+イベント告知)を述べさせていただきます。
その1:新たな信用の創造を目指してー「メルペイ」のローンチ
昨年一年間を振り返ってみますと、「2019ユーキャン新語・流行語大賞」で「○○ペイ」がトップ10入りしましたが、当社も2019年2月13日にスマホ決済サービス「メルペイ」をローンチし、例にもれず「キャッシュレス」「〇〇ペイ」の盛り上がりに乗じて奔走した一年となりました。
サービスのローンチにあたり、PRチームとして課せられたミッションは、競争が激化するスマホ決済市場に最後発で参入するという状況下で、いかに「本命」としての立ち位置を確立していくか。
この課題を解決するためには、単にサービス・機能を訴求するだけでは不十分であり、「決済の先」に目指す、骨太なビジョン・世界観を発信していくことが肝要と考え、メルカリグループとして初となるカンファレンス「MERPAY CONFERENCE 2019」を企画、2月20日に開催しました。
さらに、2019年10月より予定されている消費税率の引き上げ、およびそれに伴う政府のキャッシュレス推進(「キャッシュレス・ポイント還元事業」)を後押しとして、キャッシュレスサービスへの注目度が増すなか、2019年9月に第2回目となるカンファレンス「MERPAY CONFERENCE 2019_SEP.」を開催、「信用を軸にした新たなエコシステム(TRUST & OPENNESS)」をテーマに、「メルペイ」の最新利用実績や新たなパートナーシップ、新サービス(「メルペイスマート払い(旧:あと払い)」の拡張)などを行いました。
このほか、市場・世間の盛り上がりに乗じて新キャンペーンの発表会や、地域の加盟店取材ツアー、加盟店さま向けイベントなど様々な施策を多数実施し、テレビ・新聞などで連日大きく報道される状態を作ることによって、「メルペイ」のプレゼンスを高めることに注力した一年でした。
その2:“三位一体”でスポーツ事業の振興を目指すー鹿島アントラーズの経営権取得発表
2019年8月30日に、日本製鉄様から鹿島アントラーズの株式譲渡を受け、メルカリグループとして経営権を取得させていただくことになりました。
これに先立ち、PRチームでは7月30日に経営権取得に関する記者発表を執り行いました。
Jリーグでも屈指の伝統と実績のあるクラブを経営することになるということで、PRチームが解決すべきミッションは「これまでクラブを支えてきてくださった親会社(日本製鉄様)の皆さま・地域の皆さま・サポーターの皆さまとの関係性を最大限尊重しつつ、今回の経営権取得がクラブ/メルカリ/地域にとって最善の選択である、ということをご理解いただく」ということでした。
当日までに情報が漏れることがないよう、社内外への情報管理を徹底しつつ、実際のビジネス交渉を担当した社長室のメンバーや、日本製鉄広報の皆さん、鹿島アントラーズ広報の皆さんとも協働し、当日の発表資料や想定問答、発表会の段取りなどを準備していきました。
発表会の場では、小泉による幼少期に鹿島アントラーズの試合を見てサッカーの楽しさに魅了されたというエピソードや、「ジーコ選手をはじめとした創設時から大事にしているクラブ強化のフィロソフィーや方針は変えずに、またホームタウンやホームスタジアム、チーム名も変えることは考えておりません」という発言などを通じ、地域・サポーターの皆さまからは今回の発表を好意的にご評価いただくことができたのではないかと思います。
その後、11月1日には、経営権取得後初となる冠試合「Antlers Family Day with Mercari」にて、日ごろお世話になっている報道関係者の皆さまを招いたメディアツアーを企画。冠試合に合わせて、スタジアムにあるすべての飲食売店でスマホ決済「メルペイ」の提供をスタートするなど、早くもクラブとメルカリの連携が進んでいることをアピールさせていただきました。
PRチームでは、今後も折に触れて鹿島アントラーズ×メルカリによる発信機会を増やしていきたいと考えています。
その3:「ライフインフラ」を目指してーメルカリのオフライン展開強化
フリマアプリ「メルカリ」は昨年7月でサービス開始から6周年を迎え、現在の月間利用者数は1,450万人、月間取扱高は400億円強の規模にまで成長しています。特に20代~30代の女性層のお客さまを中心にご利用いただいていますが、老若男女問わず、皆さまの生活に無くてはならない“ライフインフラ”としての存在になるべく、様々な取り組みをしています。
昨年は「メルカリ」の使い方が学べる「メルカリ教室」を全国で展開したり、全国のコンビニエンスストア(一部の地域/店舗を除く)で「メルカリ」オリジナルの梱包資材を発売したり、一部の郵便局内に無償梱包資材を備えた梱包コーナー「つつメルすぽっと」を設置したり等、「メルカリ」アプリ外でお客さまの日常の生活圏(オフライン)での接点作りに注力してきました。
PRチームが解決すべきミッションは、このようなオフラインでの取り組みを取材機会と捉え、メルカリ」を知っているけど「なんとなく難しそう」「面倒くさそう」と思われている方に対して、興味を持っていただく新たなきっかけを作ることでした。
具体的には、テレビ東京「ガイアの夜明け」で長時間に渡り「メルカリ教室」を取り上げていただいたり、コインランドリーで出品画像が撮影できる撮影ブースの実証実験開始にあたり、取材会を実施したり等、継続的かつ多頻度に情報発信/取材の場(画)作りを行なってきました。地道に続けていくことも大切ですね。
このほか、PRチーム主導による新たな取り組みとして、「メルカリ総合研究所(略称:メルカリ総研)」を設立しました。
メルカリ総合研究所とは(プレスリリースより抜粋)
メルカリ総合研究所は、外部有識者と共に、フリマアプリの社会的影響から二次流通市場の可能性、その先にある循環型社会が未来にどのような影響をもたらすかを研究する組織です。社会・次世代消費・生活など、様々な視点から研究を行い、生活者の意識や行動の変化、次世代の「豊かさ」について新たな視点を見出していくための活動を行っています。
10月には「衣替えに関する実態調査」を実施したほか、12月にはマーケティングライター/世代・トレンド評論家の牛窪恵さん監修のもと「100円以下の利益でフリマアプリに出品する利用者の意識・実態調査」を実施し、報道関係者様向け説明会を行いました。
経済産業省の調査※によると、フリマアプリの市場規模は現在6,392億円(2018年/前年比32.2%増)と急速に拡大している一方で、その社会的な意義や価値、消費への影響などについては充分に理解・浸透していないのが実情です。
※出典:経済産業省「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」
メルカリでは、「メルカリ総研」を通じて様々な切り口・角度からフリマアプリに関する考察・研究を進めることによって、少しでもフリマアプリ市場自体に対する理解を高めていきたいと考えています。
・・・以上、昨年一年間の活動ハイライトでした。
ちなみに、上記は活動内容のごくごく一端ですが、メルカリという会社の事業環境(社内・社外)の急速な変化に伴い、PRチームに求められるミッションも複雑化・高度化してきています。
個人的にはそういったチャレンジングな環境の方が燃えるタイプなのですが、まだまだ人が足りません!引き続き経営(事業)課題に対してPRチームとして最大限貢献していくために、今年はPRチームの仲間づくり(採用)も頑張っていきます。
1月29日(水)にメルカリPR勉強会やります!
ということで、最後に簡単なイベント告知をさせてください。1月29日(水)19:30よりメルカリオフィスにてミートアップイベント「拡大期におけるコーポレート広報組織の戦略マネジメント #メルカリ勉強会」を開催します。
メルカリ代表取締役CEOの山田のブログでもありました通り、メルカリグループの社員数は2,000人に迫っていますが、ゼロからこのような成長をしたスタートアップは最近の日本には存在していません。
社会的な影響力/責任も増加し、事業規模拡大によりミッション・ロードマップ・OKRから事業計画・予算・管理会計まで一体感を持った経営が必要になってきているなかで、コーポレート広報はじめPRチームにおいてもより洗練された手法・仕組・人材が求められてきています。事業環境の変化も加速しているなかで広報的にも非常に難易度の高いフェーズではありますが、大変貴重かつ面白いタイミングだと考えています。
勉強会では、メルカリの広報として、今どういった課題認識を持っていて、今後どうしていこうとしているのか、どんな人材を求めているのか等、皆さんのご意見やご質問にもお応えする形で、ざっくばらんにお話させていただきます。
ご興味のある方、ぜひご参加ください!ご連絡お待ちしています。
#なお、メルカリPRチームでは現在コーポレート広報ポジションの担当者を募集しています。
それでは、また明日の #メルカリな日々で。