こんにちは。コーポレートプランニンググループの横井です。
メルカリでは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションを体現すべく、世界を舞台に活躍されているアスリートを雇用し、チャレンジを応援しています。
そもそもメルカリには、ミッションを叶えるための3つのValue(Go Bold、Be Professional、All for One)があり、社員一人ひとりがこれを体現できてこそ、ダイバーシティのある会社だという考えがあります。そのため、障がい者であっても一人ひとりがValueを体現できる働きがいのある会社を目指しているのです。
スポーツ活動支援として、2017年1月1日付けで車椅子バスケットボール選手である土子さんや篠田さんが入社しています。
そんな中、このたび新たに聴覚障がいの陸上競技で活躍されている三枝浩基さんが2018年2月1日付けで入社しました!
そこで今回は三枝さんの紹介とともに、聴覚障がい者の方との面接をどのように行ったなども含めてご紹介します。
三枝浩基(Hiroki Saegusa)
生まれつき聴覚障がいを持ち、中学までは水泳、体操、バレーなどさまざまなスポーツを行う。陸上競技との出会いは高校で、今年12年目をむかえる。2017年のサムスンデフリンピックでは4×100mリレーで金メダルを獲得し、陸上のトラック競技で日本初の快挙となる歴史を創った。デフだけではなく健常者大会にも積極的に出場している。100mの自己ベストは10秒95。
面接ではタイムラグが少ないGoogle Docsでやりとり
まずは、聴覚障がいのある三枝さんとどのように面接を実施したのかを説明します。
そもそも、聴覚障がいのある方との会話では、手話もしくは手書きで筆談するイメージがありますよね。
メルカリでは、通常のプレゼンテーションでも紙を使用せず、Google DocsやSpreadsheetを活用して極力書類を減らすようにしています。今回は初めて聴覚障がいのある方と面接することになったわけですが、ここでもGoogle Docsを使い、ドキュメントをシェアするかたちで進めました。
同時編集もできるので、筆談時に起こるタイムラグを少なくし、短い時間で多くのコミュニケーションをとることができました。
実際にこの方法を試してみたところ、お互いに気持ちを伝え合えるだけでなく、あとから内容も見返すことができるので、障がいのある方の不安も解消できるのではないかと思いました。
また、メルカリでは日常的にSlackでコミュニケーションをとっているほか、議事録やマニュアルなど文字情報を多く残す文化があります。このような環境は、聴覚障がいのある方にとっても働きやすいのではないかと考えています。
Google音声入力の精度も向上しているので、今後はそうしたデバイスを活用したコミュニケーションも検討しています。
メルカリを志望した理由は「一緒に戦えると思ったから」
では、そもそも三枝さんはなぜメルカリを志望したのでしょうか。数ある企業の中からメルカリを選んだ理由を聞きました。
ーメルカリに入社した理由を教えてください
三枝:メルカリの日本初で海外に挑戦している姿勢に強く共感しました。メディアなどでよく見る会社ではありましたが、面接でお話を聞き、メルカリと共に成長し世界で結果を残したいという気持ちになりました。そして、「3年後のデフリンピックに向けて一緒に戦える!」と感じ、入社を決めました。
ーメルカリのValueで共感するものはありますか?
三枝:共感しているのはAllforOne(全ては成功のために)とBe Professional(プロフェッショナルであれ)です。社員の皆さんが会社の目指す姿に共感し、視点高く全身全霊で取り組んでいる姿を感じました。また、少しでも改善点が見つかれば改善を重ねるべきで、 そこを全員が理解していて会社としてのチームワークが感じられました。
ー今後の大会スケジュール、目標を教えてください。
三枝:2018年のシーズンでは100mの自己ベスト(10秒95)を更新し、さらに記録を伸ばして、2019年のアジア選手権、2021年のデフリンピックでメダル獲得を目指します。
新しい障がい者雇用のかたちを創りたい
メルカリではValueに共感し、世界を舞台に活躍する障がい者アスリートを引き続き募集しています。
また、アスリート以外でも、メルカリを使って下さっている方で、在宅にて業務改善に貢献して下さる障がい者の方を募集しています。
上記以外の職種でも、プロフェッショナルとして活躍されている障がい者の方と積極的にお会いし、新しい障がい者雇用のかたちをみなさんと一緒に創っていきたいと考えています。お問い合わせをお待ちしています!