こんにちは、PRチームの大木(@ohqui)です!
6月1日にメルカリへジョインし、完全オンラインで仕事をし始めてから約1ヶ月が経ちました。今回はコロナ禍によりオンラインで入社した一人としての視点から、その実情や苦労したこと、日々業務を行うなかで学んだ気づきをまとめてみたいと思います。
オンライン入社になった経緯
私の場合、メルカリの採用選考中はまだギリギリ対面での面接ができたのですが、内定後に緊急事態宣言も出され、入社やオンボーディングはすべてオンラインとなりました。入社数日前に会社からPCが届き、そのままオフィスに向かうことなく6月1日を迎えました。
苦労したこと
1:どこに何があるか、何をどう使えばいいかわからない
待ちに待った入社初日、これから始まる新生活への期待に胸を膨らませてMacBookを開いたものの、どこに何があるのかわからず、慣れるのに時間がかかりました。Slack初心者だったこともありますが、社内の情報を集めた社内Wiki、その他のシステム、そしてGoogleドライブにある気が遠くなるほどたくさんあるファイル…。いざ触れてみて、情報量に圧倒されたのを覚えています。
2:隣に先輩がいればすぐにわかる“些細なこと”がわからない
そして「これってどこにありますか?どう対応すればいいですか?」と慣れている人に聞けば一瞬でわかることも、自分で処理しようとすると時間が掛かってしまうことがありました。また、例えばPRチームの他のメンバーがメディアからの電話の問い合わせに対してどのような対応をしているのか、横目で見たり、やりとりを聞いて学べない点は一つのディスアドバンテージだったと思います。
助かったこと
1:チームメンバーとの入社前からのコミュニケーション
オンラインでの入社になることは前々からわかっていたので、入社前にオブザーバーとしてオフサイトに参加したり、Zoom飲み会に加えてもらうなどし、何度かチームメンバーと面識を持てたことはありがたかったです。入社日の時点でPRチームに「はじめまして」となるメンバーは一人もおらず、「お久しぶりです!ついに今日からですが、よろしくお願いします!」という感じで入社日を迎えられたことは、心理的にはとてもよかったです。
2:毎日のオンボーディングタイム
入社日以降、毎日30分〜1時間程度の「オンボーディングタイム」を設定してもらい、システムやルーティーンワークなどについてメンターから細やかな指導を受けました。入社したときにはちんぷんかんぷんだった種々のシステムも、画面共有機能を活用して懇切丁寧に教えてもらった結果、今では問題なく使えるようになりました。この時間はカジュアルな相談や雑談もできて、精神的な意味でもとてもプラスに働きました。
3:計7回のオンラインメンターランチ
メンターが積極的に他部署とのメンターランチを設定してくれたことはとてもありがたかったです。その数、1ヶ月で計7回!おかげさまで、Slackを見ても、投稿者の名前から顔が徐々に思い浮かぶようになりました。
工夫したこと
1:Slackネームに「オンライン入社」と入れる
社内のどのメンバーともオフラインでは接触できない以上、やはりSlack上のコミュニケーションが鍵になります。そこで、自分の状況を知ってもらうため、あえて「オンライン入社」であることを明記しました。
2:日報チャンネルに日々必ず投稿する
上長からのアドバイスを受け、退勤前に毎日、Slackの日報チャンネルに簡単な業務の記録や日々の気づきを投稿するようにしています。正直、最初は少し面倒に思う気持ちもあったのですが、「日報見てますよ!」という言葉を初対面のメンバーから言われたり、思わぬ方からコメントをもらえたり、今では楽しみながら投稿しています。
3:部活などのゆるいチャンネルで情報発信してみる
社内部活動のSlackチャンネルにも、積極的に参加しました。鹿島アントラーズ関連の取材に立ち会った日は議事録をアントラーズサポーターのチャンネルに投げてみたり、Netflixドラマ「愛の不時着」の感想をつづってみたり、私と同じ、入社からずっとオンラインの方のチャンネルで近況を聞いてみたり…。こうした投稿がきっかけで、まったく関わりのない部署のメンバーと「今度、カジュアルにコーヒーブレイクでもしませんか?」という話に発展することもありました。
4:積極的に1on1を申し込む
PRはさまざまな部署と関わりがあるので、他チームの業務を理解することや、協力関係を築くことはとても重要です。私は自身のOKRに「他部署の方10人以上との1on1」という項目を立て、CSやブランドマネジメント、マーケティング、D&I、鹿島アントラーズ、メルカリUSのメンバーなどに1on1を申し込み、お互いの自己紹介や現在取り組んでいるお仕事、広報への期待などを聞きました。どのメンバーも忙しいなか快く応じてくれて、メルカリの温かさを感じました。
今後の課題
入社前はオンライン入社に対して大きな不安を抱いていましたが、メンターの指導やさまざまなメンバーのサポートもあって、ワークスタイルや業務の流れにはだいぶ慣れてきました。
一方で、オフラインでの関係値がまったくないなかで、PRとして知っておくべき事業の動きやカルチャー、メルカリで働くメンバーのすべてを理解するのに限界も感じています。また、メディアとのコミュニケーションを行ううえでも、どちらかといえばオフラインの方が深い関係・相互理解を築きやすく、今後のコンタクトのとり方は柔軟に検討していきたいと考えています。
なお、次回のPRチームの全体オフサイトはオフラインで実施することになりました。入社から1ヶ月弱を経て、ついにチームメンバー全員と直接顔を合わせられる日を今から心待ちにしています!
それでは、また #メルカリな日々で!