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「叶えたいのは、世界中でのモノのやりとり」メルカリ越境ECプロジェクトの真意

2020-8-12

「叶えたいのは、世界中でのモノのやりとり」メルカリ越境ECプロジェクトの真意

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──フリマアプリ「メルカリ」で出品したものが、海外に住むお客さまからも購入されるようになったって本当ですか?

!!!!本当です!!!!

2020年8月12日、メルカリは越境ECのインフラ構築をサポートするBEENOSグループの協力のもと、東南アジア・台湾最大のマーケットプレイス「Shopee(ショッピー)」を通じた台湾での越境EC連携開始を発表しました。

これまでのメルカリでは、JP版メルカリとUS版メルカリを立ち上げ、各拠点でサービスを展開。しかし、今回の越境EC事業では、JP版メルカリで出品されたものを対象に、代理出品というかたちでスタートします。これまでのように、独立したアプリにしなかったのはなぜでしょうか?そして、Shopeeとの越境EC連携がスタートしたことで何が変わるのか?越境プロジェクトのPMである桂 竜馬に話を聞きました!

「Shopee」との連携で何が変わる?

ーメルカリでは、2019年11月に100か国以上で越境ECを開始。そして今回、新たに東南アジア・台湾で最大のマーケットプレイス「Shopee」と連携することで、つながるマーケットプレイスをさらに拡大させたんですよね?

そうです!これまでは代理購入サービス「Buyee(バイイー)」と連携し、100か国以上での越境EC事業をしていました。新たにShopeeが加わり、より連携を拡大。その地域で日常的に使われているマーケットプレイスでもメルカリ商品を買えるようにしていきたいという想いから、まずは台湾での越境EC連携から始めたところです。

ーShopeeとの連携は、いつごろから構想があったんですか?

2019年末から取り組み・検討を進め、翌年4月には実証実験も開始。メルカリの商品を台湾の方にも魅力的かつ正しく伝えられるよう最初は改善を繰り返し、今ではとてもスムーズに運用できるようになりました。当初考えていたより売れ行きが良くて、少し驚いているくらいです。

ちなみに、以前と同様、越境販売に関してはBuyeeの公式アカウントによって、お客さまが出品した商品を購入。その後の発送も代行します。そのため、日本のお客さまは通常どおりにお使いいただけます。

海外拠点立ち上げではなく「連携」を選んだ理由

ー気になっているのが、Shopeeとの連携に至った理由です。US版メルカリのように、海外拠点をつくるなどの選択肢もあったと思うのですが?

今はJP版メルカリもUS版メルカリも、サービスを展開する国のお客さましか売買できません。また、JP版メルカリには売れていないものもあります。それを他の国々のお客さまに販売する方法はないか?と考えたところ、越境ECの構想が生まれました。今よりもさらに「売れるメルカリ」をつくりたいと思っています。

ー海外拠点をつくる以外の方法で、販路を広げようとした結果だったんですね。

ですね。当然ですが、海外拠点を新たに立ち上げるとなると、一定のコストやリスクがあります。越境ECに関しては、事業の立ち上がりをできるかぎり早く、そしてリスクを最小限に抑えながら進めたいと考えていました。そのため、JP版メルカリ内での越境展開に至ったんです。

もちろん、海外拠点をつくって新たにアプリを立ち上げる選択肢を排除したわけではありません。今後の海外戦略については現時点で確定しているものはありませんが、今回と同様のスキームでもその他の方法でも、引き続きメルカリをグローバルに広げていきたいと思っています!

越境ECはメルカリにとって大事なプロジェクトの1つ。そして…

実は僕、Buyeeと連携を発表した2019年11月時点では、まだ越境ECプロジェクトに参加していなかったんです。

ーでは、途中から?

はい。そもそも、僕がメルカリへ入社したのは2018年11月。しかも、配属先は会長室でした。会長室で働くなかで「もっとプロダクトを理解したい」と思い、プロダクト開発チームへ異動。最初はグロースチームでデータ分析や企画をしながら、徐々にPM的な役割を担うようになりました。そして、2019年12月から、越境ECプロジェクトに参加したんです。

越境ECプロジェクトは、すごくポテンシャルのある領域。何より、メルカリがミッションに掲げている「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」に直接関係しています。つまり、メルカリが目指す理想へ大きく一歩前進させられるプロジェクトの1つでもあるんです。日本の「もの」を世界中の方に届けられる、大きな意義と責任を感じています。

ー確かに、越境ECプロジェクトを拡大させることができれば、いろいろなマーケットプレイスを通じて、メルカリで売買も可能ですよね?

そうです!実は、Buyeeと連携を発表したあと、さらに拡大していくことを前提にシステム開発を進めていました。今回は、そのシステムを使い、横展開できた最初の事例でもあります。なので、「Shopee」と連携できた瞬間は嬉しさよりもホッとしたというのが正直なところです。

ー(笑)。

越境ECプロジェクトは、メルカリを他の国々へつなげる大事な施策。何より、僕にとっては前任者である原田大作さんと金愛理沙さんから引き継いだ大事なプロジェクトです。世界中の人に「新たな価値」を届けられるよう、これからも「メルカリ」を大きくしていけるGo Boldな挑戦を続けたいと思います。

越境プロジェクトのPM、桂 竜馬

ーありがとうございました!そんなメルカリでは引き続き、仲間を募集中です。以下が募集中のポジションですので、気になる方はぜひチェックしてみてください!!

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