求人情報には、必須・歓迎条件、求める人材像が記載されているわけですけれど…それって、もう少しくわしく言うとどんな人?
そこで誕生したのが、メルカリ・メルペイで採用に関わるメンバーが“仲間募集中”なチームのマネージャーに根掘り葉掘り質問していくシリーズ企画「#今メルペイが一緒に働きたい仲間」!
今回登場するのは、メルペイBackendチームです。
メルペイは、フリマアプリ「メルカリ」にある決済サービス。と言うことは、金融系サービス開発経験はあったほうがいいの? さっそく、メルペイBackendチームのエンジニアリングマネージャーである渡部啓吾にくわしく聞くと、そうではないらしく…。インタビューしたのは、メルペイプロダクト組織のHRBP、北原豊です。
※撮影時のみ、マスクを外しています。
この記事に登場する人
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渡部啓吾(Keigo Watanabe)メルペイBackendチームのエンジニアリングマネージャー(EM)。2010年にDeNAへ新卒入社。ソーシャルゲーム、新規事業の開発をリード。2016年にメルカリのグループ会社だったソウゾウにてメルカリ アッテを開発。2018年よりメルペイにてEM、そして現在はEMのマネジメントも務める。 -
北原豊(Yutaka Kitahara)富士通に新卒入社し、エンジニアとしてキャリアをスタート。その後、リクルート、ミクシィで人事やヘッドハンターを経験したのち、2018年1月にメルペイへジョイン。メルペイHRとして組織・事業の垂直立ち上げにコミット。現在はメルペイHRBP。
「金融サービスの開発経験は必須じゃない」理由
ー「一緒に働きたい仲間」ということで、まずはメルペイBackendチームの業務内容や、求めるスキルセットを教えてください。
と、言いますけど北原さん。もともと採用担当でしたし、今もプロダクト組織のHRBPなので、めちゃくちゃ知っているじゃないですか?(笑)
渡部啓吾(メルペイBackendチーム)
ーあ、そうでした(笑)。では、僕からメルペイBackendチームの業務内容と、求めるスキルセットをご紹介します。ざっと、こんな感じです。
<おもな業務内容>
・ GoによるWebアプリケーション開発、API開発
・ Protocol Buffers + gRPC を用いたマイクロサービス間のI/F設計
・ ユーザーの行動ログなどの定量的・定性的な分析による施策の効果測定とサービス改善
・ アプリケーション要件に基づいたアーキテクチャの設計、ミドルウェアの選定
・ ユーザー調査・分析を通じたユーザーの課題発見、課題解決を実現するユーザーストーリーの策定
・ マイクロサービスのパフォーマンスチューニング、モニタリング、アラート対応
<求めるスキルセット>
・ Go、GCPでの(マイクロサービス)開発・運用経験
・ 大規模トラフィックシステムの開発・運用経験
・ 新規サービスの立ち上げやサービスの成長期におけるチャレンジの経験
・ 開発者のリードやマネジメント、プロセス改善の経験
・ 統計的手法を背景としたデータ分析の経験
ーメルペイは、決済サービスです。「金融系サービスの開発経験はあったほうがいいのでは?」と感じる採用候補者も多い印象がありますが、そのあたり、どうですか?
僕も、面接でよく聞かれます。でも、決してそんなことはなくて。メルペイBackendエンジニアには、金融系サービスを経験したことがない人も多いです。「金融系サービスでの経験」を必須としているわけではなく、むしろ、メルペイへ入社してから経験を培ってもらえればいいと思っています。
メルペイBackendチームが提示する、3つのキャリアパス
ーメルカリとメルペイ、Backend開発の違いはありますか?
大きな違いは「純粋なC向けサービス開発だけではない」ところですね。メルペイは、メルカリのお客さまだけでなく、加盟店さまを含め、多くのステークホルダーの方々にもサービスを提供しています。そのため、メルペイBackendの業務は、お客さま向けのアプリケーション開発だけでなく、加盟店さま向けのアプリケーションやツール開発がメイン。また、不正検知や認証認可の基盤など、幅広い技術を使いながら開発もしています。
ー各担当はどうやって決めているんですか?
北原豊(メルペイHRBP)
基本的には、各メンバーのやりたい領域にあわせてアサインしています。もちろん、実際には事業状況が目まぐるしく変わるので、会社として重要な事業へのアサインをしなければならないこともあります。ただ、本人の希望にあったポジションのほうが成果も出やすいので、エンジニアリングマネージャー(EM)と連携してベストなアサインができるようにしていますね。
メルペイは単体のサービスではありますが、やるべきことは多岐に渡ります。サービスづくりにコミットしたい人、技術的な挑戦をしたい人など、目指すキャリアにあわせた環境を用意できると思います。
ーキャリアパスとしては、メルペイではどんな選択肢があるんでしょうか?
大きく分けると、スペシャリスト・テックリード(TL)・EMの3つがあります。
スペシャリストは、技術力を活かして貢献します。社内だと高い可用性が要求される決済基盤の構築や、セキュリティを含めた専門知識を必要とする認証認可基盤の開発などで、その技術力を活かします。オープンソースへの貢献やカンファレンスへの登壇など、業界に貢献しているメンバーも多いです。
TLは、プロダクトチームを技術面でリードする役割です。プロダクトマネージャーとともに、お客さま目線でサービス開発に貢献。決済という複雑なドメインのサービスをどのように実現するかを意思決定する立場でもあります。最後に、EM。組織やメンバーの成長に責任を持ち、チームやプロダクトを支えています。
1on1でキャリアパスの話をするときは、この3つを紹介することが多いです。しかし、このなかから選ぶというよりは、メンバー個人の希望するキャリアにあわせて、必要な能力をのばしていくかたちになります。EMは、そのためのサポートができる体制を整えています。
選択肢が多い環境下だからこそ求められるものは?
ーでは、面接時に必ずチェックするところは?
僕はEMとして面接を担当しているので、技術面やメルペイが掲げている3つのバリューを満たしているか、ミッションへの共感があるかなど、全体像を見るようにしています。最終的には「一緒に働きたい」と感じられるかどうかが大きいと思っていますね。
あとは、「過去にどんな課題があり、どのように解決したのか」「その再現性があるかどうか」。特に、技術面において難易度の高い課題を自ら解決できた経験があると「おお!」となります。
ー逆に、面接時によく質問されることとかありますか?
カジュアル面談などでよく聞かれるのは、やはり「実際の働き方について」。Backendエンジニアは人数が多く、多様性もあるので、一概には言えないところもあります。ですが、なるべく「入社したときにどのように働くことになるのか」のイメージがつくように説明しています。
ー僕自身が採用を担当していたからわかるのですが、メルペイには「その先の未来」を信じられる人が集まっています。言ってしまえば、安定感や堅実感ある会社は、ほかにもあります。その点、メルペイはまだまだ発展途上。そのせいか、メルペイにはミッションに強く共感し、大きな変化を楽しめる人が多い気がします。
ですね。どんなにスキルセットや経験値が豊富でも、メルペイのミッションに理解や共感がないと長続きしないように感じます。
メルペイは、堅実に成長していますが、まだメルカリほどの規模ではありません。そして、決済市場での競争は激しく、時には大きな振れ幅に耐えなければならないシーンもあります。そんなとき、ミッションや方向性に共感できていないと踏ん張れない。
メルペイが挑んでいる市場が今後どうなっていくのかは、誰にもわかりません。ですが、その先にはメルペイが目指す「なめらかな社会」がある。その基盤を、僕たちがつくっているところです。
くり返しになってしまいますが、楽しいことばかりじゃなくて、大変なことも多いです。そのなかでもミッションの実現を信じて、一緒にメルペイを開発し、数年後には「あのときは本当に大変だったよなぁ!」と笑って語り合えるような方、お待ちしております!
この記事を読んでくださったみなさんに、少しでもチームのこと、求めている人物像を深く理解してもらえていたら嬉しいです。
そして転職を考えている、そこのあなた!考えていなかったけど気になるあなたも!ぜひメルペイで一緒にチャレンジしませんか?ご応募、お待ちしてます!!