みなさん、こんにちは。メルカリEngineering Officeチームのaisakaです。
私たちのチームでは、これまで多くのオンボーディング施策を実施してきていました。現在は、コロナ禍により完全リモート入社に移行しているため、オンボーディングの難易度も増してきています。
本日の#メルカリの日々では、リモートオンボーディングを成功させるためのポイントや、メルカリで実際に行っている施策を踏まえてご紹介します!
オンボーディングとは
組織を成長させるうえで、採用した人に活躍してもらうということはとても大切なゴールです。特に、新しく入社するメンバーは、ゼロから人間関係を構築したり、組織のカルチャーや自分の仕事を理解するなど、入社初期にさまざまなハードルを乗り越えなければなりません。
こうしたハードルを最小限にして、なるべく早期に成果をあげられるよう組織としてサポートする仕組みが「オンボーディング」です。
会社に対するイメージは入社1~2ヶ月で決まると言われているので、スムーズなオンボーディングにより、会社に対する共感、マネージャーやメンバーとの信頼関係構築のベースを作ることができます。また、企業側にとっては、入社後にいち早く新メンバーに即戦力化してもらうことで、帰属意識を高め離職を防ぎ、採用コストの削減に繋がります。
メルカリのエンジニア向けオンボーディングの魅力5つ
1:充実したエンジニアオリエンテーション
メルカリのエンジニア組織では、全社オリエンテーションを経てすぐに、エンジニア向けのオリエンテーションを実施しています。CTOの名村がメルカリのエンジニアリング組織の体制、現状の課題感や将来の展望について、新メンバーのみなさんへプレゼンします。メルカリのエンジニアリングの視点を最初に伝えることで、より組織への理解が深まります。
2:オンボーディングポータル
オンボーディングの最初の大きなハードルは、キャッチアップするべき情報量の多さにあります。加えて、リモート入社の場合は他のメンバーに「これってどこにありますか?どういう意味ですか」と気軽に聞くことが心理的に難しく、自分で処理しようとする傾向があります。そのため、オンボーディングで必要な情報をオンボーディングポータルに集約し、必要な情報にいつでもすぐにアクセスできる環境を整えています。
3:知識豊富なエンジニアからメンターをアサイン
メルカリの新しいエンジニアには、知識豊富なシニアエンジニアをメンターとして割り当て、すぐに実務に入っていきます。各技術領域ごとにオンボーディングのフレームワークを作っており、統一されたオンボーディングプログラムを受けられるように工夫しています。
4:リモートメンターランチによる横のつながり構築
メルカリでは、以前からメンターランチという、業務で関係づくりをしたほうが良さそうなメンバーを招待して一緒にランチをする制度があります。リモート入社になってからは、Google Meetでつながりながら、ランチを各自用意して一緒に食べるなどしています。また、海外からの入社メンバー向けには、時差を考慮してコーヒータイムにするなど工夫しています。
5:オンボーディングサーベイによる状況チェック
オンボーディングの達成度合いを図る目安として、各技術領域ごとに独自のKPIを立て、進捗確認をサーベイにて実施しています。リモートでのオンボーディングの状況を定量的に可視化することで、適切なサポートができるよう仕組み化しています。
リモートオンボーディングの感想
私のチームでも、2月にはJatinが、7月にはRafaelの計2名の新しい仲間が入社してくれています。Jatinは入社して2週間ほどでリモートワークになり、Rafaelはドイツから完全リモート入社でチームにジョインしました。
私は、Jatinのメンターとしてオンボーディングのサポートをしたのですが、毎週の1on1で困っていることやタスク整理を一緒にやったりなど、オンライで会話をする機会を意図的に増やすなど工夫しました。同時に、同じ空間でFace to faceのコミュニケーションをとることが、どれだけ心理的安全性を保ってくれているかも実感し、オフィスでの仕事が恋しく思うこともありました。
リモートオンボーディングはストレスが多くて新メンバーの本人たちにとっても大変だったと思います。二人にリモートオンボーディングはどうだったか感想をもらいました!
2人とも、リモートで働く経験はあったもののリモートでのオンボーディングは初めてだったとのこと。リモート入社では、全てのコミュニケーションがオンラインになります。オフィスにいれば自然と生まれる会話や空気感がないので、より気遣いや思いやりのあるコミュニケーションが必要になってきます。All for Oneでチームメンバーみんなで新メンバーを気遣い、オンボーディングをサポートすることが、リモートオンボーディングの成功の鍵です!
それでは、また #メルカリな日々で!