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「すべての新入社員に素晴らしいオンボーディング体験を」リモートオンボーディングを成功させる施策 #メルカリの日々

2020-10-2

「すべての新入社員に素晴らしいオンボーディング体験を」リモートオンボーディングを成功させる施策 #メルカリの日々

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みなさん、こんにちは。メルカリEngineering Officeチームのaisakaです。

私たちのチームでは、これまで多くのオンボーディング施策を実施してきていました。現在は、コロナ禍により完全リモート入社に移行しているため、オンボーディングの難易度も増してきています。

本日の#メルカリの日々では、リモートオンボーディングを成功させるためのポイントや、メルカリで実際に行っている施策を踏まえてご紹介します!

オンボーディングとは

組織を成長させるうえで、採用した人に活躍してもらうということはとても大切なゴールです。特に、新しく入社するメンバーは、ゼロから人間関係を構築したり、組織のカルチャーや自分の仕事を理解するなど、入社初期にさまざまなハードルを乗り越えなければなりません。

こうしたハードルを最小限にして、なるべく早期に成果をあげられるよう組織としてサポートする仕組みが「オンボーディング」です。

会社に対するイメージは入社1~2ヶ月で決まると言われているので、スムーズなオンボーディングにより、会社に対する共感、マネージャーやメンバーとの信頼関係構築のベースを作ることができます。また、企業側にとっては、入社後にいち早く新メンバーに即戦力化してもらうことで、帰属意識を高め離職を防ぎ、採用コストの削減に繋がります。

メルカリのエンジニア向けオンボーディングの魅力5つ

1:充実したエンジニアオリエンテーション

メルカリのエンジニア組織では、全社オリエンテーションを経てすぐに、エンジニア向けのオリエンテーションを実施しています。CTOの名村がメルカリのエンジニアリング組織の体制、現状の課題感や将来の展望について、新メンバーのみなさんへプレゼンします。メルカリのエンジニアリングの視点を最初に伝えることで、より組織への理解が深まります。

2:オンボーディングポータル

オンボーディングの最初の大きなハードルは、キャッチアップするべき情報量の多さにあります。加えて、リモート入社の場合は他のメンバーに「これってどこにありますか?どういう意味ですか」と気軽に聞くことが心理的に難しく、自分で処理しようとする傾向があります。そのため、オンボーディングで必要な情報をオンボーディングポータルに集約し、必要な情報にいつでもすぐにアクセスできる環境を整えています。

オンボーディングポータルの画像

3:知識豊富なエンジニアからメンターをアサイン

メルカリの新しいエンジニアには、知識豊富なシニアエンジニアをメンターとして割り当て、すぐに実務に入っていきます。各技術領域ごとにオンボーディングのフレームワークを作っており、統一されたオンボーディングプログラムを受けられるように工夫しています。

4:リモートメンターランチによる横のつながり構築

メルカリでは、以前からメンターランチという、業務で関係づくりをしたほうが良さそうなメンバーを招待して一緒にランチをする制度があります。リモート入社になってからは、Google Meetでつながりながら、ランチを各自用意して一緒に食べるなどしています。また、海外からの入社メンバー向けには、時差を考慮してコーヒータイムにするなど工夫しています。

5:オンボーディングサーベイによる状況チェック

オンボーディングの達成度合いを図る目安として、各技術領域ごとに独自のKPIを立て、進捗確認をサーベイにて実施しています。リモートでのオンボーディングの状況を定量的に可視化することで、適切なサポートができるよう仕組み化しています。

リモートオンボーディングの感想

私のチームでも、2月にはJatinが、7月にはRafaelの計2名の新しい仲間が入社してくれています。Jatinは入社して2週間ほどでリモートワークになり、Rafaelはドイツから完全リモート入社でチームにジョインしました。

私は、Jatinのメンターとしてオンボーディングのサポートをしたのですが、毎週の1on1で困っていることやタスク整理を一緒にやったりなど、オンライで会話をする機会を意図的に増やすなど工夫しました。同時に、同じ空間でFace to faceのコミュニケーションをとることが、どれだけ心理的安全性を保ってくれているかも実感し、オフィスでの仕事が恋しく思うこともありました。

リモートオンボーディングはストレスが多くて新メンバーの本人たちにとっても大変だったと思います。二人にリモートオンボーディングはどうだったか感想をもらいました!

Jatin:最初の2週間は、会社で仕事をしていたので、その間にメンターランチやミーティングを通して、チームメンバーや仕事で関係するメンバーと話すことができました。その後に在宅勤務になったあとは、情報量の多さやどの資料を読むのが適切なのか判断するのが一番難しかった。マネージャーやメンターとの1on1や、リモートでのメンターランチなどを通して関係をつくっていくことが大切だと思います。
Rafael:ドイツに住んでいて、海外から完全リモート入社をしました。最初はキャッチアップするべき情報が多いことや、カルチャーの違いから複雑だと感じることが多くて大変だった。メンターやマネージャーとの1on1をとおして業務の内容をクリアにしていった。また、リモート入社の場合、最初にメンターやマネージャーとは話す機会があるが、他のメンバーと話す機会が少ない。ちょっと聞きたいときに気軽に聞きづらい環境なので、メンバー同士の1on1やメンターランチ、コーヒーを通して関係性を築くことが大切だと思います。

2人とも、リモートで働く経験はあったもののリモートでのオンボーディングは初めてだったとのこと。リモート入社では、全てのコミュニケーションがオンラインになります。オフィスにいれば自然と生まれる会話や空気感がないので、より気遣いや思いやりのあるコミュニケーションが必要になってきます。All for Oneでチームメンバーみんなで新メンバーを気遣い、オンボーディングをサポートすることが、リモートオンボーディングの成功の鍵です!

それでは、また #メルカリな日々で!

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