求人情報には、必須・歓迎条件、求める人物像が記載されているわけですけれど…それって、もう少しくわしく言うとどんな人？

そこで誕生したのが、メルカリ・メルペイで採用に関わるメンバーが“仲間募集中”なチームのマネージャーに根堀り葉掘り質問していくシリーズ企画「#今メルペイが一緒に働きたい仲間」！

今回登場するのは、メルペイQAチームです。

QAとは、Quality Assurance（品質保証）のこと。リリース前の新サービスや運用しているサービスの変更に対してソフトウェアテストを行い、品質に問題がないかを確認するほか、他機能への影響確認も実施します。

しかし、決済市場は常に変化していて、柔軟で素早い対応が求められるシーンも多いです。そんな環境でメルペイQAエンジニアに求める要素を、エンジニアリングマネージャーである田中学二にインタビュー。聞き手は、メルペイHRBPの金子雅泉です。

メルペイでの業務は「ソフトウェアテストだけではない」

ーさて、本日は「#今メルペイが一緒に働きたい仲間」ということで、いろいろ聞いていきます！さっそく、奈良県でリモートワークをしている田中さーん？

はーい！まずは、メルペイQAチームのおもな業務と求めるスキルセットをご紹介させてください。

＜おもな業務内容＞
・ 開発プロセス上流での仕様レビュー及び仕様改善
・ テスト計画、テスト設計、テスト実施及びバグ報告
・ 担当マイクロサービスでの開発者との交渉及び調整業務
・ 担当マイクロサービスでのテスト管理、バグ管理、メンバー管理
・ Web、スマホアプリ及びバックエンドに対するテスト効率化及び自動化
・ APIテスト、E2Eテスト、UIテスト、レグレッションテストの設計と実装、運用保守
・ 開発プロセス全体に関する改善業務

＜求めるスキルセット＞
・ ソフトウェアテストの知識や経験
・ テストコードプログラミング経験
・ モバイルアプリ又はWebアプリのQA経験
・ 開発プロジェクトでのコミュニケーション能力
・ 日本語でのビジネスコミュニケーション能力

ーメルペイQA業務の特徴ってありますか？

あります！メルペイは、さまざまなサービスが集まって構成されています。そして、それぞれのサービスにより目的や開発手法、QAが重要視する内容も違うんです。

例えば、お客さまのお金を預かっているサービスと、クーポンやキャンペーンのサービスは、目的が異なるため開発期間やQA内容も違います。そのため、各サービスに合わせたテストプランをQAリードが考え、プロダクトマネージャー（PM）や開発メンバーと調整。かつ、外部サービスも含め、各サービスがどのような仕組みで動いているかを把握しなければなりません。

つまり、メルペイでQA業務を行うには、担当機能の理解だけでなく、サービス全体のアーキテクチャや金融ドメインの知識も学ぶ必要があります。これを、業務を行いながら、自ら聞いたり調べたり理解していくプロセスも発生しますね。

メルペイQAは「お客さまに選ばれる品質のサービスを提供するための業務」

ーメルペイでQA業務をやるうえで大事なことは何ですか？

「QA業務に制限を設けない！」でしょうか。

大前提として、メルペイQAチームでは「品質向上に関わるコトは何でもやる！」の意識で業務にあたっています。現在はメンバーが少ないこともあり、各メンバーがプロジェクト内でできる限りのことをやっている状態です。

メルペイQAは、プロジェクトが立ち上がる段階で参画します。PMが作成した要件を確認したり、仕様レビューしてサービスの理解を深めつつ、問題があれば指摘して改善もします。そして、プロジェクトに合わせてテストプランや人員調整。開発が始めればテスト設計やテストデータも作成します。各プラットフォームの開発状況により、APIテストや統合テスト、修正確認、テスト自動化、プロジェクトの進捗に合わせたテスト管理、テスト分析、プロセス改善や、そのほかの調整業務…。

田中学二（メルペイQA、エンジニアリングマネージャー）

ー業務範囲が広い…。

そう、メルペイのQA業務は広範囲です。「自分の業務はここ！」と考えがちな人は、相性がよくないかもしれません。逆に、自分で課題をどんどん発見し、解決できる人とは相性がいい。

僕らメルペイQAエンジニアにとって、QA業務は単なるテストではなく「お客さまにしっかりサービス価値を届け、選ばれるための業務」。その認識があるため、プロジェクト内で問題が起きれば、できることは積極的にやります。そうやって、メルペイのサービスをよくしていきたいんですよね。

QAエンジニアの「キャリアパス」とは？

ー田中さんは面接時、どんなところを見るようにしているんですか？

QA業務は、PMやデザイナー、エンジニアなどの多くのチームと連携して業務を行います。なので「信頼関係がモノを言う仕事」でもあるんです。面接時では、これまでの仕事で人と人との関わりを大事にしてきたかどうかを質問していますね。

また、先ほどお話したように、メルペイではソフトウェアテスト以外にも、多くの業務があるためブラックボックステスト（仕様を満たしているかどうかを検証するテスト）しかやったことがないと、ちょっと厳しいですね。

ー今いるメルペイQAメンバーは、どんなQAエンジニアが多いですか？

金子雅泉（メルペイHRBP）

メルペイQAではフルスタックQAエンジニアを目指しています。そして、今いるメンバーは、叩き上げのエキスパートタイプが多い（笑）。事業会社でQAしていたメンバーや、第三者検証会社でQAしていたメンバー、もともと開発者だったメンバーもいたりしてバックグランドもさまざまです。

ーそんなメルペイQAチームで描けるキャリアは？

QAエンジニアのキャリアパスとして挙げられるのは、テスト自動化エンジニア（SET）、PM、エンジニアリングマネージャー（EM）など。ほかにも、フルスタックQAエンジニアや、いっそ枠組みを越えて開発者になる人もいます。

ー選択肢が多いんですね。

QAエンジニアには、明確なキャリアパスがあるわけではありません。ただ、モノづくりをいろいろな観点から常に考えている職種だと考えています。だから、行きたいところへ行ける。僕としては、メルペイQAチームのメンバーには制限をかけず、さまざまな選択肢があることを伝え、そこから得意なものを見つけてほしいと思っています。

そもそも、時間や物理的な制約がなければ、QAエンジニアが開発したり、PMしたりしてもいいはず。モノづくりのすべての役割ができる方は望ましいですね！と言いつつ、実際にそうなるのは大変なんですけれど（笑）。

「メルペイQA業務ほど、他チームから信頼されている仕事はない」

ー実際にメルペイQAエンジニアとしてジョインしたら、まず何をやることになりそうですか？

メルペイには「Trust & Openness」というカルチャーがあり、あらゆる情報がオープンになっています。その莫大な情報が常に変化しているので、入社後はそのスピードに慣れることからスタート。自分に必要な情報をキャッチアップし、業務を進めるコツを掴むことになります。

アサインされるプロジェクトによっては、決済や与信周りの複雑な仕様、複数のマイクロサービスの関連性、外部サービスとの連携などを理解し、検証を実施。そのため、プロジェクトに入ったあとも、学びながら業務を進めていくことになります。これが新メンバーの最初の難関になる可能性が高く、多くのメンバーが立ち上がりに3ヶ月ほどかかっています。もちろん、メンターがつきますので、いろいろと相談しながらメルペイを知ってもらえたらと思います。

でも、メルペイQA業務ほど、他のチームから信頼される仕事はないとも思うんですよね。

ー信頼関係があるんですね！

そうです。メルペイQAチームは、PMやエンジニア、デザイナーなどプロジェクト関連メンバーとの信頼関係が良好です。僕が入社する前から風通しがよく、相談しあえる関係性がありました。そして、日々強くなっていると感じています。信頼関係があり、QAとして多くの活動ができているんです。

メルペイは、これからどんどん盛り上がっていくサービスです。ちょっと特異な環境ですが、僕らと一緒に金融サービスに挑みたい方、ご応募お待ちしております！

この記事を読んでくださったみなさんに、少しでもチームのこと、求めている人物像を深く理解してもらえていたら嬉しいです。

そして転職を考えている、そこのあなた！考えていなかったけど気になるあなたも！ぜひメルペイで一緒にチャレンジしませんか？ご応募、お待ちしてます！！