求人情報には、必須・歓迎条件、求める人材像が記載されているわけですけれど…それって、もう少しくわしく言うとどんな人?
そこで誕生したのが、メルカリ・メルペイで採用に関わるメンバーが“仲間募集中”なチームのマネージャーに根掘り葉掘り質問していくシリーズ企画「#今メルペイが一緒に働きたい仲間」!
今回登場するのは、メルペイAndroidチームです!
メルペイAndroidチームは、現在7名。そんな彼らが求める人物像とは?Androidチームのエンジニアリングマネージャー(EM)竹中千晴はこの質問に対して、ある言葉を掲げました。聞き手は、メルペイプロダクト組織のHRBPの北原豊です。
※撮影時のみ、マスクを外しています。
この記事に登場する人
-
竹中千晴(Chiharu Takenaka)5年ほどソフトウェア受託開発を経験した後、2009年に株式会社ナビタイムジャパンに入社。2010年くらいからAndroidアプリ開発を担当し様々な交通系アプリやSDK開発を行う。2018年5月に株式会社メルペイのAndroidチームにジョインし2年ほど開発に従事した後、現在は同チームのEMを担当。 -
北原豊(Yutaka Kitahara)富士通に新卒入社し、エンジニアとしてキャリアをスタート。その後、リクルート、ミクシィで人事やヘッドハンターを経験したのち、2018年1月にメルペイへジョイン。メルペイHRとして組織・事業の垂直立ち上げにコミット。現在はメルペイHRBP。
「メルペイAndroidチームが求める人」をひと言で!
ー冒頭からズバリと聞きますが、メルペイAndroidチームが求める人物像をひと言にまとめると?
あ、ひと言でまとめるパターンですね?(笑)。ちょっとお時間ください!
ーでは、その間に僕から「求めるスキルセット」「おもな業務」をご紹介しておきますね。
<求めるスキルセット>
・ JavaまたKotlinによるAndroid向けネイティブアプリケーションの開発経験
・ チームの中で他者と協働してモバイルアプリケーションを開発した経験
・ OSSの公開、コントリビュート経験(lssue、PR、メンテナ問わず)
・ 体外的な技術的アウトプット経験(執筆、技術ブログ、登壇など)
<おもな業務>
・ メルペイのAndroidネイティブアプリ開発
・ ペイメントモジュールの設計・開発、メルカリとの統合に必要な開発業務
・ バックエンド(新開発のMicroservices)と連携したAPI設計・実装
・ プロジェクトマネージャー、デザイナー、QAと協調したチーム開発
ー改めて、メルペイAndroidチームに求める人物像をひと言にまとめるとどんな感じですか?
これです!
竹中千晴(メルペイAndroidチーム、EM)
メルペイAndroidチームは、基本的には1〜2名がプロジェクトにアサインされ、コミュニケーションしながら機能開発をすることになります。そして、各プロジェクトでの仕様やデザイン、Backendチームと連携したAPI設計などは、アサインされたメンバーに一任。スピード感ある開発環境なので、1人で解決できることも大事ですが、「これは難しいかも」と思ったら、いち早くチームに持ち帰って相談するという判断力も必要なんです。
また、Androidチーム内ではアーキテクチャ改善やリファクタリング、テスト追加にも取り組んでいます。特にリファクタリングに関しては、カバレッジで50%達成を目標に立てています。とは言え、チームは7名。プロジェクト業務もあり、専任をおけるほどのリソースはありません。そのため、プロジェクト業務の隙間で取り掛かっている状態なんです。
つまり言いたいことは、メルペイAndroidチームは同時進行で進めているものが多いし、決済市場は常に流動的です。担当プロジェクトの新規開発と先を見据えた改善やリファクタリングの優先度を見極めて最適なタスクに取り組めるなど、その時々の状況にあわせて動くバランス感覚のある人がいてくれるととても助かりますね。
メルカリとの違いは、アーキテクチャと言語
ーメルカリ・メルペイでのAndroid開発の違いは?
まず、採用しているアーキテクチャが違います。メルカリはMVP、メルペイはReduxを採用しています。Reduxは、Android開発ではあまり使わない技術ですが、金融という複雑なデータフローを単方向に整えるためには必要でした。そこに関してもすでに慣れてきていて、機能追加のスピードも上がりました。
あとはなんだろう?メルカリAndroidチームは多国籍化が進んでいて、英語話者が多いことでしょうか。そのため、プルリクやドキュメント、MTGでの会話はすべて英語です。メルペイもプルリクやチームMTGのドキュメントは英語で作成していますが、Slackや口頭でのコミュニケーションにおいてはそこまで英語化は進んでいない印象ですね。
ー決済サービスを開発するうえでの難しさは、どんなところにありますか?
北原豊(メルペイHRBP)
お客さまの大事なお金を扱うサービスなので、安全性と品質は高い水準をキープし続けることが大事。それに、買い物など日常的に使われる機能でもあるので、レジ前でアプリが落ちるようなことはあってはいけない。でも、そればかり注意していると、いわゆるレガシーな技術に頼りがちになってしまいます。開発言語や技術は日々進化していくので、新しいものを取り入れつつも、高い水準を目指しているんです。例えば、Android StudioなどはStableを使うようにしていますが、新しいバージョンが出たらすぐあげるようにしています。
ーここでも「バランス感覚」が求められるんですね。ちなみに、新しい言語機能や技術を取り入れることは、メンバーが自発的にやっている?それとも、チームとして「やろう!」と言っているもの?
チーム全体でトライを促しています。プロジェクト業務はスピードが求められるので、新しいことにチャレンジするのが難しかったりします。そこを、チーム内で話し合い、協力しながら進めているんです。新しい技術を取り入れたい気持ちはあるものの、それによってサービスの安定性を下げるのは絶対にダメ。そのあたりの論点も、チーム内でしっかり議論していますね。
メルペイAndroidチームに足りないのは、改善業務をリードできる人
ーメルペイAndroidチームは、1人で何でもやるタイプより、チームワークを発揮できるタイプが合っている?
なんとも言えないところですが、気持ちだけで突っ走ってしまう人は合わないかもしれないですね。お客さまのお金を扱うサービスを運営している以上、言語や技術が安定していないものを取り入れるわけにはいきません。
一方で、いちAndroidエンジニアとして新技術に挑戦する土壌がないわけじゃない。チームとしても、安全性を第一に、よりよい新技術があるなら積極的に取り入れたいと考えています。そこは、一緒に挑戦できるといいなと思っていますね。
ー主観ですが、メルペイAndroidチームには専門性の高いメンバーが集まっている印象があります。
ですね。はっきり言って、メルペイで働くAndroidエンジニアのレベルは高いです。バランス感覚に通じるところはありますが、自立して技術的な判断・チームとしての調整ができている。おかげで、メルペイAndroidチームは過去に何度かマネージャーや体制が変わったりしましたが、全員が同じ方向を見て開発し続けられたんだと思っています。
ーチーム内で「足りていない」と感じるところは?
メルペイのAndroidアプリは初期設計・開発を始めてから2年半ほど経ちました。改善したい部分も出てきているのですが、機能開発に追われて、なかなか手を付けられていません。そういった業務を推進できる人を、もう少し増やしたい気持ちはあります。2020年4月にsintarioさんが来てくれたおかげで進められていますが、よりスピードアップさせていきたいですね。
ー技術課題では、どんなポイントを見ているんですか?
現在はアプリのベースをつくっていただくような課題なので「複数メンバーで開発することを意識した設計」「機能追加のための拡張性」の2つは見るようにしています。当然ながら、アプリが落ちないか、要求仕様を満たしているかどうかもしっかり見てます(笑)。
ーそれは大事ですね(笑)。
メルペイAndroidチームの役割は、必要に応じて変わる
メルペイ全体が今グロースフェーズに突入中。メルペイAndroidチームのなかには、既存機能のグロースに関わっているメンバーもいれば、新機能開発に関わっているメンバーもいます。そして、役割は必要に応じて変わることも多いです。
メルペイのAndroidアプリは、よりお客さまにとって使いやすいサービスを目指しつつ、開発スピードもどんどん上げていきたい。そのため、ユニットテストやUIテストを追加し、QA工数をかけずにコードを改善できる環境づくりも模索しています。
僕は今後、EMとしてチームの「軸」のようなものを形成させつつ、各メンバーが自走しやすい環境をつくっていきたいと思っています。メンバーたちが、自分が開発を担当した機能によるお客さまの反応に喜びを感じられるようにしていきたいですね。そんな僕らチームと一緒にアプリ開発に挑んでくれる方の応募、お待ちしております!
この記事を読んでくださったみなさんに、少しでもチームのこと、求めている人物像を深く理解してもらえていたら嬉しいです。
そして転職を考えている、そこのあなた!考えていなかったけど気になるあなたも!ぜひメルペイで一緒にチャレンジしませんか?ご応募、お待ちしてます!!