求人情報には、必須・歓迎条件、求める人材像が記載されていますが…それって、もう少しくわしく言うとどんな人?
そこで誕生したのが、メルカリ・メルペイで採用に関わるメンバーが“仲間募集中”なチームのマネージャーに根掘り葉掘り質問していくシリーズ企画「#今メルペイが一緒に働きたい仲間」!
今回登場するのは、ビジネスアナリストと金融アナリストを求めるメルペイData Analystチームです!
メルペイData Analystチームは、現在6名。そんな彼らが求める人物像、そしてチームのマネージャー@takebockleが思い描く世界とは?今年7月からVP of Growthに就任した@shingoを交えて聞きました!
※撮影時のみ、マスクを外しています。
この記事に登場する人
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佐谷岳穂(Takeho SATANI、@takebockle)Data Analystチーム所属。前職までにクレジットカードやスーパーマーケット、大型商業施設などの決済系の顧客データ分析やコンサルティングなどを経て2019年、メルペイに入社。地図によるデータの可視化が好物。 -
伏見慎剛(Shingo FUSHIMI、@shingo)早稲田大学スポーツ科学部を卒業後、株式会社リクルート(現株式会社リクルートホールディングス)に入社。人材領域や販促領域での営業や営業マネジメントを経験した後、新規事業開発に従事。主にO2O決済分野のサービス立ち上げや事業運営に携わる。2012年より、創業期の株式会社Origamiに参画し、事業拡大のためのビジネス全般を担当し、戦略的提携や資金調達等にも従事。2020年2月、同社のメルカリグループ参画により、株式会社メルペイへ入社。2020年7月より現職。
メルペイグロースの歩み
ー「一緒に働きたい仲間」ということですが、職種の紹介の前に、刻一刻と変化するメルペイの事業フェーズについて紹介しておいたほうが話がスムーズかなと思っています。そのため、まずは現在のメルペイの業界内ポジションについて説明をお願いします。
@shingo: 「お客さまがメルカリで商品を売って得た売上金を、メルペイの決済で使える」という特色を強みに後発ながらグロースしてきましたね。加えて外部環境、つまりスマホ決済が市民権を得てきたこともあり、メルペイは「信用を創造して、なめらかな社会を創る」というミッションのもと、メルペイスマート払いというあと払いや、定額払いといった与信サービスに注力しています。そこがユニークなポイントかなと。
ーやはり「メルカリ」の存在が大きいのでしょうか?
@shingo:今まで銀行にあるものが財産だった世界から、自分の身の回りのモノも財産になりえる、というのがメルカリで起きたことなんですね。そしてその売上金を通じてメルペイの金融サービスを利用できる。極端な話「口座預金が減らない範囲で投資をしよう」とかもできてしまう。身の回りのものすべてが、金融サービス利用の原資になりえるんです。
ー借りたお金をメルカリで売って返せる世界ですね。
@shingo:そうです。これがすごく簡単にできるというのが特色ですね。あとはメルカリのお客さまって若年層の方も多いんですが、そういう方が金融を学ぶのに一番身近なのがメルペイだと思ってます。だから「正しい金融のあり方」をエデュケーションしていく立場になるというユニークさもありますね。
求められるのはデータドリブンではなくビジネスドリブンな姿勢
ーなるほど。そんななかでの今回の募集ですが、改めてメルペイData Analyticsチームの今回の募集2職種と、求めるスキルセットを教えてください。
@takebockle:まず、どちらの職種もメルペイの事業グロースに必要不可欠なポジションであり、SQLやグラフによる可視化といったデータを扱うために最低限のスキルは必要です。そのうえで、ビジネスアナリストは事業構造の整理や事業インパクトの算出といった、ビジネスサイドに強みを持った方が理想ですね。
佐谷岳穂(@takebockle、メルペイData Analystチーム)
@shingo:ひたすらデータと向きあって分析だけしていたい!という人は合わなさそうだよね。
@takebockle:そうですね。膨大なデータが日々生まれ続けているなか、そこへむやみに突っ込んでいっても効率が悪い。なので「データを見ていればなにか見つかるだろう」というアプローチの人はちょっと合わないかもしれません。
データドリブンとよく言いますが、会社としてデータドリブンな状況を実現するためには、僕たちデータアナリストはむしろビジネスドリブンで物事を考えてアウトプットし続けることが大事だと考えています。
僕たちの分析を受けとった他部署のメンバーたちが全力で走り切ることができているか、それがデータアナリストとして組織に貢献できているかのバロメータだと思っています。
ー金融アナリストはどうでしょう?
@takebockle:冒頭の話でもあった通り、与信事業は今後もメルペイとして注力していく領域ですので、与信をはじめとする金融領域で分析経験のある方を募集しています。
ーちなみに元金融の方ってチームにいるんですか?
@takebockle:いないんです(泣)。なので、金融領域でのご経験をメルペイという新しい金融サービスに活かしてたい!という方のご応募をぜひお待ちしております!
ひとつの分析に360度どこからでも反応が返ってくるカルチャー
ーここからはメルペイのカルチャーについてお聞きしたいんですが、その前に@takebockleさんのバックグラウンドについて教えてください。
@takebockle:以前は10人ほどのベンチャーで、データ分析を駆使したコンサルティングを提供する仕事をしていました。
ー会社の規模感がかなり違いますが、カルチャーの違いは感じますか?
@takebockle:実はこの人数の規模の会社で働くのは初めてなのですが、ベンチャーで働いてた頃とほとんど同じ感覚で働けていると思います。
@shingo:実際、働いている人もベンチャーマインドを持っている人が多いよね?
@takebockle:多いと思います。それはひとえにメルカリグループが掲げている3つのバリューがきちんと浸透してメンバー1人ひとりが体現しているから。これは、入社以来ずっと実感しています。
あとは会社としてSlackをものすごくオープンに活用しています。Slackに分析をポストすると、経営陣から新卒メンバーまで、プロジェクトをまたいでリアクションや質問が飛んできたり、他のプロジェクトでシェアされたりします。
@shingo:これは本当にそうで、思ってもみない人から反応が返ってくることもあるよね。
@takebockle:反応がどんどんくるので、ひとつのアウトプットに対するコミュニケーションの量が本当に多い。そのなかで「この分析結果はアレにも使えるんじゃないか?」という発展もあったりして。前職の規模の会社ではなかなか起きないことですね。
@shingo:情報共有がオープンなところ、情報への反応がどんどん返ってくることはすごく特徴的だよね。
@takebockle:ベンチャーにいた頃は人数も少なかったので、組織のいろいろなところから反応があるのは慣れていました。ですが、メルペイの規模でも同じノリで、顔もろくに知らない人からも当たり前のようにリアクションがあるのは驚きでした。
ーほかにメルペイらしいカルチャーはありますか?
@shingo:データを重要視するところも特徴だよね。
伏見慎剛(@shingo、メルペイVP of Growth)
@takebockle:そうですね。Lookerというダッシュボードにすべてのメンバーがアクセスできるし、SQLを扱える人材も少なくない。加えてこれらの勉強会も開かれていて、感度や関心が非常に高い会社だなと思います。
ー扱うデータの特色はありますか?
@takebockle:メルペイのデータだけでなくメルカリのデータが使えることが大きな特徴だと思います。
僕は以前、クレジットカード決済履歴やPOSの分析をやっていたことがあるんですが、多くの場合はお客さまにサービスを使っていただいてはじめてデータが集まる。ただし、使ってもらうのが一番ハードルが高く、使い始めていただく前のデータは取れないことが多い。メルペイの場合、既に多くのお客さまはメルカリを利用いただいています。そのため、メルペイ利用前のデータも揃っていて分析できる。そこは特色であり、強みでもあると思います。
言い訳できないくらい分析に集中できる環境、アウトプットを続けるアナリストたち
ーチームが分析するデータは、どういった領域になるのでしょうか?
@takebockle:メルペイの事業領域だけで見ても、アプリを利用いただいているお客さまだけでなく、利用先である加盟店さまをグロースさせていくための分析のほか、与信事業ではグロースだけでなくリスク面から分析も必要。そこでさらにメルカリでの利用観点も掛け合わせで見ていくことになるので、分析の幅は本当に広いと思います。
@shingo:ちなみに、メルカリのアナリティクスチームとの違いって感じる?
@takebockle:これは事業フェーズの違いによる部分が大きいと思っていて。メルカリはサービスとしては一定の規模があるので、豊富なデータを用いて意思決定の質を高めていくフェーズ。それに対して、メルペイは大小さまざまなサービスを世の中に向けて打ち出している最中です。なので、自ずと求められる分析の種類やその配分も変わってくるかなと思います。競合環境なども目まぐるしく変化する今のメルペイとしては、大きな視点で事業全体を捉え、会社として注力すべき領域を、データという武器を使ってスピーディーに示せるような人が求められています。
@shingo:データ分析の環境はどうなの?
@takebockle:データ分析基盤はメルカリ / メルペイで共通なので、どちらの管轄のデータなのかほぼ意識することなく扱えます。なので、例えばメルカリで商品が売れたお客さまがその後メルペイでどんなものを買っているのかなど、両者を横断した分析も普段から当たり前のようにやっています。
あとは、一般的な会社だと、本番環境にあるデータを分析できるような状態にするまでがすごく大変で、実際の分析業務の大半を分析するための下準備に費やしてる!なんてことも少なくないです。その点、メルペイはデータパイプライン処理やデータ管理などの業務についてはアナリストとは別にエキスパートチームがいるので、僕たちは圧倒的に分析業務に集中できる環境です。もちろん、集中できる分結果も求められますが(笑)。
@shingo:そこを含めて楽しめる人が来てくれるといいよね(笑)。仕事の仕方とか、他チームとの関わり方はどう?
@takebockle:ひとつの分析に対して複数のアナリストで工程を分担して作業するのではなく、アナリストそれぞれが一気通貫で分析業務を担当。そのため、必然的にアナリスト同士よりも各PJのメンバーと密に連携をとりながら仕事をしていくことになります。また基本的に一人のアナリストで複数のプロジェクトを掛け持ちしていて、事業に対する守備範囲は広いです。
別々に動いているからこそ、チーム内の情報交換はしっかりと
ーデータアナリストチームのメンバーは、どのようなバックグラウンドを持った方がいるのでしょうか?
@takebockle:ソーシャルゲームやメディア配信サービスといったインターネット企業にいて分析していたり、データ分析を絡めたコンサルティングをやっていたメンバーが多いです。
@shingo:チームの個個人がそれぞれ独立して仕事をしていくスタイルだけど、マネージャーとして気をつけていることはある?
@takebockle:それぞれが担当している領域に意識が閉じてしまいがちになります。そこで、すぐ隣のプロジェクトでどんなことが起きていて、会社や経営としてはどんなところに関心事があるのかなどは積極的に知ってもらえるように心がけています。
@shingo:具体的なコミュニケーションはどんなふうに?
@takebockle:毎週の定例MTGではそれぞれが担当している領域のビジネス的なイシューと分析するイシューをセットで持ち寄って報告して共有しています。それに加えて四半期に一度必ず「オフサイト」を実施することで、会社やチームのパフォーマンスを振り返ったり、将来の戦略の目線合わせをしたりして、今自分たちの取り組むべきことを再確認する場を設けています。
※オフサイト:チーム内外を問わず情報共有やアイデア出し、方針の議論などを行う会議
あとは最近、コーヒータイムというのを始めてみました。1週間のうち、メンバー1人ひとりが息抜きしたい時間(15分くらい)をカレンダーでおさえて、スケジュールの空いてる人は必ずそのオンラインのMTG部屋に参加しなければならないという…(笑)。
ーオンライン環境ならではの取り組みですね。
@takebockle:毎回ホストとなるメンバーが雑談ネタやお題を用意してみんなでワイワイしゃべるんですが、最近では、用意してくる雑談ネタのクオリティが上がってきていて準備のハードルも高くなってます(笑)。定例MTGやオフサイトでは、どうしても真面目な話題になりがちなので、以前はオフィスでしていたようなラフなコミュニケーションをうまくオンラインに持ち込めないかと試行錯誤中です。
ーちなみに、チームの男女比はどんな感じですか?
@takebockle:なんと現在は全員男性で、みんな30歳前後です。このあたりの多様性は、採用を通じて積極的に広げていきたいと思っています。今回の採用でも、性別、年齢、国籍問わず、広く募っています!
テクノロジーとデータで切り拓くメルペイの未来
ー今後メルペイは金融領域に力を入れていくわけですが、思い描く未来はありますか?
@shingo:まず、金融商品ってコモディティなんですよね。例えばローンひとつとっても、銀行によって利率が大きく変わるなんてことはほとんどない。
そこをこれからはテクノロジーやデータの力で打破して、これまでよりも低いコストでお客さまに金融サービスを提供できるチャンスがやってくる。そういう意味で、メルペイはユニークなポジションにいる会社だと思います。
ーメルカリ / メルペイ独自のデータやテクノロジーがますます意味を持ってきそうですね。
@takebockle:間違いなくそう思います。なのでメルペイのデータアナリストは、長い目で見ても重要な存在になっていくと思います。まだまだ未知なる領域へのチャレンジが待ち受けるメルペイ。ご興味のある方はぜひ、ご応募をお待ちしております!
採用担当の@kuromaoと一緒に、ご応募をお待ちしております!
この記事を読んでくださったみなさんに、少しでもチームのこと、求めている人物像を深く理解してもらえていたら嬉しいです。
そして転職を考えている、そこのあなた!考えていなかったけど気になるあなたも!ぜひメルペイで一緒にチャレンジしませんか?