1回目の募集はわずか41秒で1億円に到達した「メルカリ サステナビリティファンド#1」その舞台裏にはメルペイの新卒メンバーの活躍が。圧倒的な反響を呼んだプロジェクト成功の舞台裏について、本人を直撃してみました。
※撮影時のみ、マスクを外しています。
”ふえるお財布”への第一歩「メルカリ サステナビリティファンド#1」
ー本日はよろしくお願いします!早速なんですが、まずはtatsukenさんご自身の経歴を教えてください
@tatsuken:2019年4月の新卒として入り、7月からネット決済チームにJOINしました。ネット決済がローンチされてすぐのタイミングで、主要な機能は概ねできていたもののまだまだ足りない機能がある。そんなネット決済をどんどん充実させるための開発をおこなっていました。後に決済手段が増えていくと、今度はそれをグロースさせていく業務を担当していました。
そして2020年4月、ネット決済のグロースと併せて今回の「Funds」のPMを担当することになりました。
ーありがとうございます。そしてリリースしたのが今回の「メルカリ サステナビリティファンド#1」ですね。取り組みの内容について詳しくお聞きしても良いですか?
@tatsuken:「メルカリ サステナビリティファンド#1」はメルカリに間接的に貸付ができるファンドなのですが、このファンドの販売勧誘はパートナーであるFundsがおこないます。では私たちが提供しているのは何かというと、ファンド購入の際の決済機能です。お客さまは1円単位からメルカリに投資できるのですが、その際、メルペイの残高を投資に利用することができます。自宅にある使わなくなったものをメルカリ売って、手に入れた売上金を投資に使うことができる。不要なものが資産になって増えるという新しい体験ですね。また、利回りが予定されており、投資したお金は貸付によって運用されるため株式のような相場による値動きが無く、投資初心者の方も始めやすいと思っています。
ーメルペイとしてはなぜこのような取り組みをされたのですか?
@tatsuken:メルペイは現在「ふえるお財布」という構想を掲げてプロジェクトを進行しています。つまり、メルカリで売った売上金や銀行からチャージしたお金が増えるような仕組みを考えているんです。その第一歩として、普段ご利用いただいているお客さまに対し、メルカリに間接的にお金を貸して資産運用、それもアプリを通して、という仕組みを提供したら、どのくらいの反応が返ってくるのかを知りたかったのが今回の狙いです。
加えて、個人のお客さまから資金調達できるFundsのプラットフォームの仕組みはメルカリのお客さまとも親和性があるのではと考えて、まずはテスト的な運用を開始しました。
ー結果としては、第1弾の募集額1億円が開始わずか41秒で満額申込になったんですね。これは他の募集と比べても圧倒的に注目されていたという事ですか?
@tatsuken:Fundsの他銘柄と比べても満額達成は速いほうだったようです。それだけお客さまが注目してくれていたという事なんですが、手続き上のハードルもあったので実は心配していたんです。
ー具体的にどんなハードルだったんですか?
@tatsuken:お客さまが投資するための条件が、メルペイ側で金融機関接続と本人確認が終わっていること、Funds側での口座開設と本人確認終わっていることでした。実際に投資できるまでにこういった複雑な条件や手続きなどのハードルがあったのですが、結果的にはかなりのお客さまが興味を持って、なおかつ手続き面もクリアしてくれたので本当に良かったです。
辰巳 憲太朗(Kentaro Tatsumi @tatsuken)
「若手かどうか」は関係ない、圧倒的な打席数
ーFunds、これからも楽しみなプロジェクトですね。そして入社2年も経たない若手メンバーであるtatsukenさんが抜擢されたのも、若手にどんどん仕事を回していくメルペイのカルチャーがあるからなんですね?
@tatsuken:あ、若手だからとか新卒メンバーだから、というのは関係ないんです。
ー若手で実力も十分、Fundsの案件はtatsukenさんに任せてみよう!というシンデレラストーリではなかった?
@tatsuken:ネット決済に関わって実務を回していたある日「Fundsっていうのがあるんだけど、とりあえず検討だけしておいて。今の担当にドメインも近いでしょ」と言われただけです。要するに、やっていた領域に近かったんですね(笑)
ーキラキラ輝くルーキーに、優先的に話が来たのかと思ってました
@tatsuken:この会社に入って「新卒だから」「若手だから」と扱われたことはほとんど無いかもしれません。当たり前ですが、ある程度能力があるとか適正があればどんどん仕事は任せてもらえます。
ーいわゆる「若手に任せなきゃ」的なバイアスはかからないということですね
@tatsuken:はい。あとはメルペイに関しては施策のスピードが速く、いろいろなことを試していく事業フェーズなんですが、人がすごく多いわけではないので必然的にバッターボックスに立つ機会が多いんです。ベンチを温めている暇なんてない。もちろん僕自身、今後も打席に立てるように努力していきます。
正直大変なこともある、それでも自分を突き動かす原動力とは
ーとにかく打席が回ってくる中でチャレンジの連続、そんな環境でFundsのPMとして動いていたのですね。今回のPJに限らず、tatsukenさんにとってPMの仕事で大切なことは?
@tatsuken:PJメンバーに対して「やるぞー」と言いつつ、いざという時にちゃんと助けてもらえる信頼関係をメンバーと築けているかが重要だと思ってます。そのためには開発とデザイン以外で足りてないところはどんどん補う。なんでもやりますよ。仕様も書くし、マーケプランも検討するし。なのでPJを成功させるためにそういうことを喜んでやれるかどうかが大切だと思ってます。
ーなんでもやりつつ、プロジェクト全体も同時に引っ張っていく。すごく大変だと思うのですが、そんな中でtatsukenさんを突き動かす原動力はなんですか?
@tatsuken:ものづくりが好きなんですよね。さらにそれをみんなで一緒につくりあげていくのが楽しくて、好きなんです。だから今後もチームで楽しくものづくりができると良いなと思ってます。
ーありがとうございました。若手かどうかは関係ない。メルペイで活躍する「人」を改めて知ることができました。
そんなtatsukenさんが関わったFundsの第2弾も2/1に無事公開、当日中に満額成立となりました。これからのFunds、そして今後のメルペイの動きからも目が離せません。