こんにちは!Talent Acquisitionチームの@asaiです。
ただいまメルカリ・メルペイでは、データアナリストを積極採用中!
・ メルカリ/シニアデータアナリスト
・ メルカリ/データアナリスト(アーキテクト)
・ メルペイ/ビジネスアナリスト
・ メルペイ/金融アナリスト
たくさんのデータアナリストの方とお話しするなかで、キャリアについての悩みがある方が多いように感じていました。
そこで今回は、メルカリ・メルペイそれぞれのデータアナリストチームマネージャーによる「キャリアについてのあれこれトークイベント」を開催することに!ほんの一部になりますが、この記事ではイベントで話した内容をご紹介します。
この記事に登場する人
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飯田修一(Shuichi Iida、@Shuichi)メルカリProduct Analyticsチームマネージャー。DeNA, DeNA San Francisco を経て 2014年にメルカリ入社。 米国事業である「メルカリUS」でのUS版メルカリの立ち上げに参画したのち、日本に帰国し、メルカリに転籍。 現在はプロダクトの分析チームの責任者を務める。博士(数理科学)。シリコンバレー在住歴は計7年半。 -
五十嵐 航(Wataru Igarashi、@igachan)メルカリGrowth Analyticsチームマネージャー。新卒入社したグリー株式会社ではシニアマネージャーとして分析組織をリードし、全社の事業を横断的に支援。分析組織でありながら、企画書の作成や開発の進行管理、ゲームバランス調整まで一貫して行い、事業の課題解決に従事。 メルカリ入社後は、Growth領域の分析チーム責任者としてメルカリグループ成長のための事業課題解決に取り組んでいる。 -
永井伸弥(Shinya Nagai、@hiza)メルカリAnalytics Infraチームマネージャー。新卒入社した製薬メーカーで社内情報システムの企画を担当。その後、ソーシャルゲーム、受託データ分析会社などで、ソフトウェアエンジニアリングや機械学習、データ分析に取り組む。2019年1月に株式会社メルカリに入社。現在は全社の分析環境の改善や、A/Bテストの改善するチームのマネージャーを担当。 -
佐谷岳穂(Takeho Satani、@takebockle)メルペイData Analystチームマネージャー。前職まではクレジットカードやスーパーマーケット、大型商業施設など決済系のデータを中心に顧客分析やコンサルティングなどに従事。2019年にメルペイ入社後はおもにあと払いサービスのグロースを担当し、現在はマネージャーとしてメルペイ事業全体の課題解決に取り組む。
イベント開始!
事前に参加者のみなさまから、アナリストのキャリアに対する課題感や悩みをお聞きして、多かったテーマについてパネルトークしていきました!
@hiza:事前のアンケートのなかで一番多かったですね。プロダクトマネージャー(PM)とデータアナリストとで比較したときに、PMの方が実際に決定する権限があったりするので、そちらの方が価値が高いんじゃないか…といった不安が背景にあるのかな?と想像してます。今日登壇している我々は少なくとも直近は「データアナリストとして働いていくぞ」と決めているメンバーだと思うので、それぞれの意見を聞きたいですね。
@takebockle:僕はもともとビジネス課題と向き合うことに喜びを感じているタイプのアナリスト。PMやマーケターは、実現可能性との戦いというか…。ビジネス課題の解決のための理想はありつつ、リソースや予算の問題にぶちあたることが多いかなと思っているんです。アナリストは、その手前にある「こういう状況ならば、こうあるべき」からファクトに基づいて議論をスタートして整理するところに出番が多いのが特徴なのかなと。
@igachan:あと、データアナリストは全社的に重要度の高いところにアサインしやすい。重要度の高いところに注力できる・そしてインパクトを出しやすいこともアナリストの良いところかなと思ったりしますね。
@Shuichi:アナリストは「ニュートラル」っていうのがけっこう大事だなと思っていて。プロジェクトなど、自分がオーナーとして責任を持っている領域だけに従事するのではなく、俯瞰的にプロダクトに携われるというか。そこも面白いところかなと思います。
@Shuichi:PMやマーケターなど、各ドメインのエキスパートがアナリストのスキルを習得して自分で分析するようになったら、データアナリストっていう職種はなくなるのかなと思ったりしたこともありました。けれど、さっきも話にあったように、実現可能性との戦いというか、現実的ないろんな仕事があるなかで深く考えることや俯瞰的に捉えることは難しいという考えに至って。データアナリストという職種自体はなくならない、この役割分担が大事なんだよなと感じます。
@igachan:そもそも考えるべき問いの設定をするときと、遂行するときって、視座や頭の使い方が違うと思うんです。抽象度が高い課題とか、物事の根本課題解決に取り組む頭の使い方にフォーカスできることがアナリストのメリットだとも思います。会社によるかもしれないけど、アナリストが踏み込めない領域ってあまりない。メルカリでいうと、企画の細かいところを詰めるところまでPMと一緒に動くことができますよね。
@igachan:Shuichiさんはメルカリ創業期を知っていると思うんですが?
@Shuichi:僕はメルカリのデータアナリスト第一号なんですけど、僕が入る前は小泉さん(現、鹿島アントラーズCEO)がデータ周りを見ていたんです。というわけで、経営陣のデータリテラシーが高かったという土台はありましたね。その後は、アナリストが主体になってデータの民主化の活動を地道に続けてきた結果、今のデータドリブンな文化ができたと言えると思います。
@hiza:データ活用のニーズに答えたり、民主化は今も地道に続けていますよね。もし仮に誰もデータに関心をもっていない環境だったら…実績でひっくり返していくしかない、って感じですかね。あれ、takebockleさん今すごいニコニコしていますけど…?
@takebockle:いやいや、こういう状況なかなか難しいですよね。以前、データ分析コンサルとしていろいろな企業さまに提案していた時代のことを思い出してました。「データ分析しませんか」と提案して、「本当にそれってお金かける意味あるの?」と聞かれるシーンとか。”データ分析で” という手法を入り口にするよりは、「ここに課題がある」というお題を言語化していって巻き込み、「このお題って、こういう数字があればもっとやれることが広がるじゃないですか」と持っていく。データ分析以前に周りのステークホルダーを巻き込まなければならない難しさがありますよね。
ーメルカリ・メルペイでは人から分析を依頼されて実行することと、自分でチャンスを見つけて分析することのどちらが多いですか?アナリストだと自分で機会を見つけるのが難しいなと感じています。
@hiza:依頼にもいろんな粒度がありますよね。こういう数値出してほしいっていうものから、新しい事業を展開したいんだけどどうしたらいい?とか。
@igachan:四半期のはじめの目標設定をするタイミングで、アナリストマネージャー間で「やるべきこと」の業務の棚卸しをしている。そのときに、「どこに頼まれているわけでもないが必要だと考えていること」はチーム横断のアナリティクス組織の共通目標として掲げていたりしますよね。
@takebockle:「依頼されて分析する」「自分で分析する」は繋がっているケースもあります。最初は依頼されて分析しはじめたとしてもその分析結果を一番最初に見るのは自分自身なので、「次はこの部分の分析が必要になるよね」と提案したり、実際に分析を深掘りして進めることも。きっかけは依頼であれ、意味のある分析ができていたらいいと思いますね。
@hiza:@takebockleの話を聞いて思い出したんですが、好きなジョークがあって。今、チャットに貼ったんですけど…。
@hiza:これって、依頼されているように見えて、ドラえもんが提案しているじゃないですか?これが大事だと思っていて。依頼に対してそのまま答えると作業者だし価値もあまり高くないんですけど、依頼者が何をしたいのかというところを汲み取ってより適切な方法を提案していくのがバリューの発揮の仕方なのかなと思ってます。依頼を受けるのも自分で提案するのも、そんなに変わらないのかなって。
(深く頷く登壇者たち、そして参加者様アンケートでも複数名の方の「印象に残ったエピソード」に回答いただいたシーンでした。なお、このジョークはtwitterでたまたま見かけたこちらのツイートが元だったそう)
懇親会タイム
続いて、オンライン上で1テーブル6人ずつの懇親会!今回は、ご希望の方のおうちにケータリングでお食事をお届けしました。こちらは、参加者のみなさんからいただいたお写真です!
こういうワンポイントかわいいのが? pic.twitter.com/3CDzrSXrad
— 吉田勇太 / ysdyt (@yutatatatata) February 24, 2021
楽しんでいただけていたら嬉しい!
各テーブルでは登壇者のマネージャーだけではなく、メルカリ・メルペイのアナリストメンバーが各1名ずつお出迎え。食事をつまみながら、アナリストのキャリアについての悩みや思いを話し合いながら、和やかにイベント終了となりました。
今後もこういったオンラインイベントは積極的に開催していきたいと考えていますので、ご参加されていない皆さまも次回はぜひ遊びに来てください!
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メルカリ・メルペイともに、さまざまなバックグラウンドを持つアナリストメンバーが、今日も爆速で議論を推し進めながらあらゆる意思決定のブレインとして邁進しています。
これからアナリストとしてのキャリアを築く土台としても、違う職種を目指すための足場としても、今のメルカリ・メルペイのフェーズはきっと礎になると信じています。私たちと一緒にメルカリグループの成長を主導する未来の仲間からの応募を心よりお待ちしてます!
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それではまた、次回の #メルカリな日々 で!