こんにちは!Engineering OfficeのKayoreenaです。
メルカリでは2月15日〜19日、メルカリで働くエンジニアのための技術祭典「Mercari Hack Week」を開催しました。
今回のHack Weekで生まれたアイデア数は94件、DemoDayの発表数は26件、DemoDayの視聴者数は273人となりました。
Hack Weekでは毎回、さまざまなメンバーやチームが各々のプロジェクトや成果物をDemoDayで発表します。特に優れたアウトプットやインパクトを出したメンバーやチームにはHack Week Awardが授与されます。Awardは誰が手にするのかは、毎回注目が集まるポイントの一つです。
今回の記事では、先日実施されたDemoDayで賞を受賞した作品をご紹介したいと思います!
Bronze Award「personalized search navigation」「Image Editor」
まずは第3位「Bronze Award」の発表。今回受賞したのはこの2チームでした。
「personalized search navigation」
<メンバー>
@furufuru
@keizo042
@takuya-a
@alpicola
personalized search navigationでは、自分がアプリ内で検索した言葉に合わせて、アプリが自分の好みに合った検索キーワードをカスタマイズしてくれる機能です。
「Image Editor」
<メンバー>
@matthew.gillingham
@acantallops
iOSアプリは現在、サードパーティ製のライブラリを使用しています。このプロジェクトでは、CoreImageフレームワークを使って自前の代替ライブラリを作成しました。
@kwakasa:現行のライブラリを内製化することは、アプリの軽量化や画像編集機能の最適化の観点から社内でも何度か検討していた件でした。ですが、1週間でここまでクオリティに仕上げられるのを見て、内製化が一気に現実味を帯びました。
Silver Award「Dynamic preview of items」
そしてSilver Awardです。受賞したのは「Dynamic preview of items」です。
<メンバー>
@bowei
@kuu
@louna
この機能では、メルカリのUIを拡張してお客さまが手軽に複数枚の商品写真・説明・価格などの確認、いいね!の追加をできるようにしました。
第4回 #MercariHackWeek でSilver Awardを受賞したのは「Dynamic preview of items」!
メルカリのアプリUIを拡張し、お客さまが手軽に複数枚の商品写真・説明・価格などを確認するほか、いいね!を追加できるアイデアを提案しました。 pic.twitter.com/GkaPsy2XCK
— mercan(メルカン) (@mercari_team) March 5, 2021
@suadd:テクニカル的にはそんなに複雑ではないのですが、少しの工夫でお客さまの体験を大きく向上させうるという点で、目のつけどころがよいと思いました。まさにHack Weekらしいプロジェクトです。
Gold Award「Project TS」
そして、栄えあるGold Awardは…「Project TS」が受賞!
<メンバー>
@masaki.haga
@manoj
このProject TSは、Tabletの画面の大きさを活かし、かつPhoneの画面の開発速度も落とさないようなUXを開発。Showcaseとして見てもらうことで、Tablet UXの可能性を知ってもらうべく企画されたプロジェクトでした。
実際のデモではSlide OverやSplit Viewを使うことで気になる商品を表示したままにしておいたり、出品中に他の商品を検索できたりするデモが公開されました。
@Kei:WFHになり、自分自身も以前よりタブレットを使うようになりました。スマートフォンは画面が小さいため、タブレットを好んで使いたい人は多いと思います。まだタブレットの利用者は少ないという統計が出ていますが、もしこの体験を改善すれば、もっと多くの人が利用してくれると思います。それは良いビジネス効果を生み出します。その可能性を示したプロジェクトとして、Gold Awardに選びました。
審査員特別賞
審査員特別賞を受賞したのは、次の4チームでした。
Eco Award / CO2 emission
<メンバー>
@osari.k
購入するお客さまにより近いエリアからの配送される商品を提案することで、郵送にかかる二酸化炭素量を減らし、エコに貢献するというプロジェクト。
Productivity Award / UI Genierator
<メンバー>
@howie.zuo
@allan.conda
@kagemiku
Figmaで作られたUI Designから、SwiftUI/Jetpack Composeのコードを自動で生成するFigma Pluginのプロトタイプを作成しました。Design SystemによりComponent化されたUIとDeclarative Style Frameworkの相性は抜群に良く、約10倍(※当社比)の開発効率を達成できる見込みです。
New Normal Award / WaI WaI (ワイワイ)
<メンバー>
@zordius
オンラインミーティングが増える中、メンバーの表情を読み取り、リアルタイムで可視化する機能を提案。表情が読み取りにくくても「嬉しい」「悲しい」といったメンバーの感情が可視化されることで、コミュニケーション活性化を狙います。
Developer award / Merkit – Mercari SDK
<メンバー>
@sanposhiho
@carolinesun
@akkie
@yurie
@sanposhiho
@deepak.bhatt
一般の人が自由にメルカリAPIを使用できるようにするためのSDKライブラリを開発しました。
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第4回目のHack Weekでは、初めてメルカリ代表取締役CEOの進太郎さんが審査員に加わり、より多面的な審査が行われました。4回目の開催となり、以前のプロジェクトをさらに改善して提案するチームがあったり、今の社会で注目されているトレンドに合わせてプロジェクトを提案するチームがあったり、見応えの多い発表が集まりました。
次回は2021年の秋開催となります。またエンジニアにとって良い機会となるよう、さらに運営の改善を重ねて励んでいきたいと思います。次回もまた、メルカリHack Weekにご期待ください!
また次回の#メルカリな日々 でお会いしましょう!
@Kei:検索機能はメルカリの中でも重要なチャネル。その改善は非常にインパクトが大きいものです。ビジネスへのいい影響が大きいと思われるため、選出しました。