2021年3月5日、メルカリ東京オフィスにて鹿島アントラーズ主催のピッチコンテスト「Pitch & Match」が開催されました。
「Pitch & Match」とは、鹿島アントラーズがアクセラレーションの機会(PoC、各種実証実験など)を褒賞として提供するピッチコンテスト型プログラム。プロサッカークラブならではの経営資源を活かし、エンターテイメントとテクノロジーが交わる新しい地域づくりにチャレンジすることを目的としています。
本日のメルカリな日々では、メルカリ東京オフィスで行われたピッチコンテスト当日の様子をお届けします。
総応募数71件のうち、書類審査を通過した6社が登壇!
当日は、総応募数71件のうち書類審査を通過した6社が登壇。各社代表がそれぞれのアイデアをプレゼンテーションしました。
ひと通り発表が終わったら、審査タイムへ。その間に、登壇した方々へ感想や手応えを聞いてみました!
葛西さん(タイミー):自分で話すこともそうですが、他社の提案を聞くことも楽しかったです!それぞれが地域のメリットを見出していたので、全員で取り組めるスタイルでできると面白そうだなとも思いました。また、鹿島アントラーズとメルカリがハブになってピッチコンテストが行われることで、より地域へ入り込みやすくなるようにも感じました。
諸藤さん(アグリメディア):楽しかったですし、地域の課題に対して、いろいろなアプローチがあるのだと学べる機会になりました。地域課題は1つ解決できればいいわけじゃない。だからこそ、大きな絵を描くために、今回登壇した他社の方々ともいつか手を組んで何かやりたいですね!
木曽さん(クオン):同じ地域のことを考えているのに、それぞれ興味関心を持つところが違っていた点が勉強になりました。プレゼンでは、伝えたいことがたくさんあったのですが、時間が足りませんでした。今回のピッチコンテストでは、6つの課題が提示されていて、それに対するアイデアをプレゼンするスタイル。この取り組み自体が新しい発想でおもしろかったです。
武川さん(emol):弊社ではほかの自治体とも連携しているのですが、今回のようにバシッと課題を提示し、今後につなげるアイデアをプレゼンするスタイルは新鮮でした。イベント化することで、各自治体が持つ課題を解決するヒントが見つかりやすくなるはずなので、広く展開されるといいなぁと感じています。
舘林さん(SQUEEZE):いろいろな分野の発表を聞けてよかったです。発表されたアイデアには農業があったり、AIがあったり。我々はホテル事業ですが、コラボレーションすればいろいろできそうな予感があります。とてもいい機会でした!
日高さん(MaaS Tech Japan):地域でスポーツ文化をつくること、交流することなど、改めて「将来できるといいアイデア」を考えるきっかけになりました。なので、考えている時間も含めて、楽しかったですね。今回のピッチコンテストを通じて、スポーツで地域を盛り上げていくことに対する理解が深まった気がしています。
鹿島アントラーズ初のピッチコンテストで優勝したのは?
そして、気になる結果発表へ。「Pitch & Match」で一位に選出されたのは…タイミーの葛西さん!!!
タイミーは、「働きたい時間」「働いてほしい時間」をマッチングするアプリです。今回挙げた課題解決のテーマは「地域で安定した雇用を創出し就業を支援する」「新しい人の流れをつくる」の2つ。そこで提案したのが、鹿嶋市内の仕事を、市内の方々に対しては「タイミー」、市外の方々には「タイミートラベル」で体験してもらうというもの。鹿島アントラーズを広告塔として、市内外のファンを取り込み、働いてみることで地域の魅力を伝える好循環を生む狙いがあります。
おめでとうございます〜!
結果発表時、小泉さん(メルカリ取締役会長 兼 鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長)は本コンテストへの総評を語りました。
こうして、無事に終了した「Pitch & Match」。最後に、運営メンバーである鹿島アントラーズ経営戦略チームの齊藤さんにも感想をもらいました!
そんな鹿島アントラーズ経営戦略チームは、積極採用中です!「ちょっと気になるかも」と思った方は、ぜひこちらのページをチェックしてみてくださいね。
それではまた、次回の#メルカリな日々で!
そして鹿島アントラーズを事業譲渡されたとき、今後のイノベーションは「リアルな生活のなか」で起こる可能性が高いと感じていました。ならば、実証実験の場を鹿嶋市にして、全国展開できるモデルをつくっていきたい。今回のピッチコンテストで各社のプレゼンを聞き、どれも素晴らしいものだったので選考がとても難しかったです。本日登壇してくださった方々の想いを受け取りながら、2回目、3回目と続けていきたいと思っています。