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「メルカリが表彰するマネージャー」ってどんな人?その実態を一緒に働くメンバーに直撃

2021-5-28

「メルカリが表彰するマネージャー」ってどんな人?その実態を一緒に働くメンバーに直撃

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メルカリでは、半年ごとにメンバーを対象とした「Value賞(Go Bold・All for One・Be a Proの3種類)」「MVP賞」を発表。2020年からは“メルカリらしい”マネージャーを表彰する「マネージャー賞」も創設されました。

メルカリで働くマネージャーが期待されている役割は「圧倒的な成果をチームで実現し続けること」。マネージャー賞は、そんな期待に応えたマネージャーを経営陣が実績から評価し、該当者へ贈られるものですが…実のところ、チームメンバーたちの目にはどのように映っていたのでしょうか?

そこで今回のメルカンでは、2020年7月〜12月期にマネージャー賞を受賞したLogisticsチームの川村俊輔(@shun_k)の許可を経て、彼とともに働く中西章裕(@aki.nakanishi)と岡田貴琳(@kirin)を直撃してみました。

※撮影時のみ、マスクを外しています

この記事に登場する人


  • 岡田貴琳(Kirin Okada、@kirin)

    大学在学中にサンフランシスコのVCでのアナリストやスタートアップの立ち上げを経験。大学卒業後は株式会社メルカリに新卒入社。入社後はLogisticsチームで宅配便ロッカーPUDO発送やあとよろメルカリ便などの開発を担当。


  • 中西章裕(Akihiro Nakanishi、@aki.nakanishi)

    大学在学中にruby on railsを用いた受託開発を経験。その後、NTTデータに入社し、複数のスタートアップを経てメルカリに入社。メルカリポストなど物流領域のプロダクトマネジメントを担当。


  • 川村俊輔(Shunsuke Kawamura、@shun_k)

    大学卒業後、ウェブリオ株式会社にて辞書プラットフォーム事業を担当。その後、博報堂コンサルティングにてブランドコンサルティング業務に従事。Product Strategyチームの立ち上げメンバーとしてメルカリに入社。現在はLogistics及びCrossborderチームのマネジメントを担当する。


@shun_kさんは「メルカリにある3つのバリューを体現した人」

ーお2人は3年ほど@shun_kさんと同じチームで働いています。どんなマネージャーだと感じていますか?

@kirin:まず思い浮んだ回答は「メルカリにある3つのバリュー(※)を体現しているマネージャー」です。@shun_kさんは、これまでWeb開発やブランディング関連のコンサルティングを経てメルカリへ入社しています。私たちのいるLogisticsチームでは開発だけでなく社外とのやりとりも重要なのですが、@shun_kさんは前職までのスキルをすべて活かしながら仕事をしています。そこがまずBe a Pro。そして他チームとの連携スタイルはAll for One、企画を押し通す姿勢はGo Boldです。
※Go Bold(大胆にやろう)、All for One(全ては成功のために)、Be a Pro(プロフェッショナルであれ)

なかでも「Go Bold」の要素は強い印象があります。四半期に1回くらいのペースでチームを巻き込みながら「これをやるんだーっ!」とすごい勢いでプロジェクトを推進するようなときがあるんですよね。リーダーの化身みたいになる!おかげで「@shun_kさんがここまで進めたなら、このプロジェクトは完遂できるだろう」という安心感があります。普段は「いちプロジェクトメンバー」みたいな感じなので、急に「リーダーの化身スイッチ」が入るとびっくりするんですけれど(笑)。

岡田貴琳(@kirin)

@aki.nakanishi:そうそう(笑)。推進力は自信がないと発揮できません。これは、@shun_kさんのすごいところです。

ーどんなマネジメントスタイルだったんですか?

@aki.nakanishi:2020年末まで@shun_kさんは同じLogisticsチームだったのですが、今は引き続きチームのレポートラインをしつつ、別チームにコミットしています。同じチームだったときは週2でチーム定例、それに加えて毎週1on1をしていました。チーム定例でだいたいのことを話せていたので、1on1では「人となりを知る時間」としてキャリアの相談からポケモンの話までいろいろしていましたね。@shun_kさんが異動後は1on1のみになったので、こちらから「Logisticsチームとして困っていること」があればガッツリと相談やアイデアの壁打ちをさせてもらっていました。

@kirin:1〜2年ほど前の1on1では「良きプロダクトマネージャー(PM)とは何か」を話していました。細かなブロッカーの相談をしたり。タスクのこなし方に悩んでいたときは、おすすめの本を教えてもらったりしていました。

ーマネージャーの役割の1つとしてよく言われているものに「行動の意味付け」があります。これは、業務を進めていくうえでメンバーが「なぜやるのか」を見失わないためでもあるのですが、@shun_kさんの場合はどうでしたか?

@aki.nakanishi:うーん、@shun_kさんは「ロジの血液が流れている」と思えるくらいにずっと配送について考えている人なんだなと感じていました。でも、僕らにその内容や、やることの意義を直接浸透させるようなことはあまりなかった気がします。@kirinさん、どうでした?

中西章裕(@aki.nakanishi)

@kirin:私自身は「今やっていることに意味がある」と強く思って仕事をしていたのですが、@shun_kさんから「なぜやるのか」を浸透させるようなことはなかったですね。

“リーダーの化身”みたいになるマネージャーの苦手意識から学んだこと

@aki.nakanishi:僕、メルカリへ入社してから「変わったな」と感じるところがあるんです。入社前までは、けっこう遠慮しがちなタイプだったんですよね。でも、今は自分でも「大胆だな」と思える行動ができるようになったと思っているんです。その影響は、マネージャーである@shun_kさんにあると思っています。

ー@shun_kさんの影響で大胆になった?

@aki.nakanishi:メルカリへ入社後、自分の推進力不足に悩んでいた時期がありました。@shun_kさんに相談したら「僕もだよ」って。

ー四半期に1回、リーダーの化身みたいになるのに?

@aki.nakanishi:そうそう(笑)。でも、@shun_kさんにとっては苦手意識があったみたいなんです。その克服方法が、社内の“Go Boldな”人とコミュニケーションすることでした。ようするに、大胆なメンバーに「大胆さ」をもらいにいくというか。この方法を実践していた@shun_kさんが、@kirinさんから「メルカリのバリューを体現している」と言われるまでになっています。すごくいい方法ですよね。@shun_kさんとの1on1でこのやり方をおすすめしてもらってから、すぐに真似しました。

ー@kirinさんは?

@kirin:私は新卒入社からずっと@shun_kさんがマネージャーでした。当時のメルカリは名刺の渡し方やCS研修はあったものの、そのほか業務に必要な新卒研修らしいものはなかったんです。@shun_kさんには、ロジカルシンキングや議事録の書き方など基礎の基礎から鍛え上げてもらいました。

あと、@shun_kさんはメンバーがチャレンジできるものを適度に振り分けているイメージがあります。メルカリではPMが開発機能のリリース判定をしています。私が新卒で入社したとき、他のPMがリリースの権限をもらっているなか、私はなかなかもらえなくて。その後、1つの機能開発すべてを担当してリリース判定ができるようになったころに権限をもらえたんですよね。今思えば、順序立てて権限を渡していたんだなと思います。

@aki.nakanishi:おそらく、マネジメント方法を使い分けていますよね。最初はマイクロマネジメントして、徐々に権限を広くするというか。

@kirin:ですね。新卒時代は各タスクの進捗を細かく聞かれて少し嫌だなと思うこともありましたが、広く権限をもらえるようになり細かい確認をされなくなったら「怖い怖い、いかないで!」となったり(笑)。今思うと必要なことだったんです。

@kirin:最近では、メルカリメンバーが経営陣へアイデアをプレゼンする「Bold Camp」への参加も後押ししてもらいました。@shun_kさんとしては、自分が担当しているプロジェクトを完結させるだけでなく、会社に対して影響力を持つ行動をしてほしいと思っていたから、参加を勧めてくれたんだと思うんですよね。忙しい時期で私自身のキャパも越えていましたが、チャレンジできてよかったです!

ゆうパケットポスト、メルカリポスト…一定のスピードでアウトプットを出せた理由

ーそして、2020年7月〜12月期の「マネージャー賞」に@shun_kさんが選ばれましたね!

@aki.nakanishi:僕たちLogisticsチームは、ゆうパケットプラスやメルカリポストをリリースするなど、コンスタントにアウトプットを出し続けてきた自負があります。それをリードしていた@shun_kさんが表彰されるのは納得感がありました!

@kirin:私もです!表彰されるタイミングがこれまでなかったので、発表された瞬間「やっぱり@shun_kさんでしょ〜!」となりましたね。

ーLogisticsチームは、メルカリの出品時における配送周りを担当しています。新機能を開発するだけでなく、ヤマト運輸さまや日本郵便さまのようなパートナーの方々とやりとりもあります。そうすると、アウトプットを出すには一定期間かかりますよね?

@kirin:おっしゃるとおり、配送周りは機能をリリースすればいいだけではないのである程度の時間を費やします。Logisticsチームではそういった時間も含めて「いつまでに」「どれくらいものを出すか」を考え、1年〜3年後のことも常に視野に入れながら動き続けてきました。

@aki.nakanishi:マネージャーである@shun_kさんがよく話していたのは、スピード感を持ってやらないと「成果が出ないプロジェクト」と位置づけられ、停止することになるということ。Logisticsチームの僕らにとって、アウトプットのスピード感と質はこだわりでもありました。なので、やっぱり@shun_kさんのマネージャー賞はうれしかったですね。

マネージャー本人である@shun_kさんからコメント!

@shun_k:こういった賞をいただけて光栄です。また@aki.nakanishiさんと@kirinさんが考えていることをこうやってメルカン上で読むのも新鮮でした(笑)。

マネジメントに関わるようになって久しいですが、マネージャーとしては、故アンドリュー・S ・グローブ氏の定義を常に意識しています。

マネジャーのアウトプット
= 自分の組織のアウトプット + 自分の影響力が及ぶ隣接諸組織のアウトプット

今回話してくれた2人はもちろん、関わりのある他のチームの方にも影響を与えることができてうれしいです。Logisticsチームはこれからもみんなでお客さまに、よりかんたん・あんしんな体験を提供していきます?

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