こんにちは、メルカン編集部の@natukifmです。
突然ですが「インプロワークショップ」をご存知ですか?インプロとは「即興演劇」のこと。近年では創造力や表現力のほか、チームワーク、臨機応変力、コミュニケーション力を養う有効な方法として、GoogleやPIXARのようなアメリカ企業でも研修として取り入れられています。
そんなインプロワークショップに、メルカリメンバーで参加してみました。さっそく、当日の様子をお届けします!
本来持っている創造性を引き出す3種類の即興演劇を体験!
ワークショップの講師を務めてくださったのは、「IMPRO KIDS TOKYO」の下村さんと内海さん。この日は、各個人が本来持っている創造性を引き出す3種類の即興演劇を体験しました。
1:ストーリースパイン
やり方は、「昔々あるところに…」「毎日毎日…」「ところがある日…」「そこで/すると…」「そしてついには…」「教訓」の流れで、3〜4人組で話をつくっていきます。最後の「教訓」でそれらしいことを言うのがポイント。コツは、思い通りにいかない感覚を楽しむこと!
2:解決社長
3人1組で実施。あらかじめ「何の会社なのか」と社長役を決め、ほかの2人は社員役となり、社長役に「社長、大変です!」と問題を持ち込みます。それに対して社長役は「ちょうど良かった!!」と言い、そこから思いついたことを話していきます。コツは「ちょうど良かった!!」と元気よく言い切ってしまうこと!
3:エレベーターゲーム
会社のエレベーターでたまたま居合わせた2人を想定。最初は「普通の関係性」、2回目は「親しい間柄」、3回目は「相手は無能な人」と思っている想定で、各1分15秒ずつ会話をします。コツは、「親しい間柄」では目を大きく見開き、「相手は無能の人」では目を細めて話してみること。
内海さん:このゲームのポイントは、わざと無意識バイアスをかけて会話していくところ。人間は、何かしらのバイアスを持っています。それをあえて強調してみることで「自分はこういうバイアスがかかっていると、こんな行動をするんだな」と実感できます。
さて、ワークショップに参加したメンバーの感想は?
・ 「目を細める」「言い切ってみる」など、体でやる=気持ちにつながった感触があった。
・ 「エレベーターゲーム」のように、意識的にバイアスをかけるような体験は初めて。ガラッと視点が変わったので、またやってみようと思う。
・ オンライン開催だったのに、オフラインで体を動かしながらやった感じがしておもしろかった。特におもしろかったのは「解決社長」で、そういえば普段からなにか言われても「いいじゃん!」と返していることにも気づけた(笑)。
最後に、このワークショップの企画者でもあるメルカリPMの@yodaさんにコメントをもらいました。
個人的に、今回のワークショップには“メルカリのなかでも個性強め”なメンバーが多く参加していたように感じます。講師を務めた内海さんに「メルカリのみなさんは、積極的で明るいんですね」と褒めていただいたとき、「いや、今日に限って濃いキャラ揃いなんで…」と言おうとしましたがやめました。
それではまた、次回の#メルカリな日々で!
内海さん:脳は物事をつなげて考えるのが得意。問題に対しても「ちょうどよかった!」と言うと、脳は「なぜそれがちょうどいいのか?」を考えはじめます。このような発想をしていくことで、思考の枠組みを取り外していくトレーニングになります。