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マイノリティも働きやすい職場をつくるには? LGBT+活動家と考える「With エンパシー&インクリュージョン」レポート #メルカリな日々

2021-6-25

マイノリティも働きやすい職場をつくるには? LGBT+活動家と考える「With エンパシー&インクリュージョン」レポート #メルカリな日々

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    こんにちは!People DevelopmentチームのMariaです。

    毎年6月は、世界各地でLGBT+プライド月間「Pride Month」!これの期間中はLGBT+の権利を伝えるパレード、抗議や啓発キャンペーンなど、さまざまなイベントが開催されます。Pride Monthの起源は、1969年に起こった「ストーンウォールの反乱」であり、LGBT+の解放運動の歴史に大きく影響を与えた出来事でした。

    メルカリではPride Monthを祝福するために「Withエンパシー&インクリュージョン」というメルカンシリーズを実施。第1回は、LGBT+が働きやすい職場にフォーカスします。

    メルカリでLGBT+を支えるコミュニティの活動

    Pride@Mercariは1年前から社内におけるLGBT+のインクリュージョンを支援し、イベントやワークショップを通して啓発活動を行うコミュニティです。

    Juan(フアン)は2019年からPride@Mercariのコミュニティリーダーを担当。啓発活動の1つである「Lunch&Learn」の企画に関わってきました。

    社内でダイバーシティ&インクリュージョン(D&I)に興味を持つメンバーがいて、そのほとんどはLGBT+の課題を自分ごととして行動する人たち「アライ」でした。そういった反応を見ていくなかで、Juanは「もっと多くのメンバーに関心を持ってもらうためにはアプローチ方法を変える必要がある」と気づいたのです。

    Juan:メルカリはD&I全体に対してより本格的に取り組むようになったことは非常に嬉しく思っています。というのも、課題はまだまだたくさんあります。例えば、社内調査によると、これまでのPride@Mercariのイベントへのエンジニアリング組織の参加率が低いことと、会社としてD&Iに取り組む必要性が充分に理解できないメンバーもいることがわかりました。

    今年はPride Monthを機に「インクルージョン、レジリエンスと成長」のストーリを共有することにより、現場との関係構築の強化を目指しました。これまでのアプローチを少し変えて、橋渡しとしていわゆる「STEM分野」のゲストスピーカーをお招きし、過去の経験や職場環境が自分のパフォーマンスにどのように影響してきたかについて話していただきました。

    LGBT+エンジニアとしての世界記録への道のり

    そして、2021年4月23日に開催したLunch&Learnに、コンピューターサイエンティストである岩尾エマはるかさんをゲストとして参加。LGBT+エンジニアとしての経験をトークしました。

    実は、エマさんは2019年に最も正確な円周率(π)の値を計算し、ギネス世界記録を獲得した人物でもあります!

    トークの中では、エマさんは12歳のときに円周率に興味を持ち始めたこと、スーパーコンピューターの世界に飛び込んだエピソードやギネス世界記録を獲得するまでの道のりを情熱的に語りました。

    エマさんはLGBT+当事者であり、これまでの人生とキャリアにおいて差別やハラスメントなど多くの困難を乗り越えてきました。そんな彼女の強い味方になり、支えてくれたのが「アライ」です。

    エマ:あの時、差別に対して一緒に闘い、全力でサポートしてくれたアライのおかげで今の私がいると思っています。

    特に職場におけるアライの存在はエマさんの勇気となりに繋がり、その後の運命を良い方向に変えたと言います。

    エマ:職場における差別とハラスメントは、多くのメンバーを苦しませています。それをなくすために、LGBT+を含むさまざまなバックグラウンドの人が持つ実力を発揮し、働きやすい職場環境づくりを目指すD&Iの促進が必要だと思います。

    エマさんは、自身の経験からジェンダーマイノリティの一員として強い問題意識を持ち、職場における女性推進の課題…いわゆる「ジェンダーギャップ」の解決に社会として向き合わなければならないと話します。エンジニアリングをはじめ、テック分野で活躍する女性たちを応援し、活躍と成果をもっと平等に評価するために社会のマインドセット変化などを語りました。

    エマさんのトークは、メルカリで活躍する多くのエンジニアの心に響きました。

    <イベントに参加したメンバーのコメント>
    ・ D&Iの観点から見たエンジニアのキャリアや経験を聞く貴重な機会でした。特に職場におけるD&Iの大切さについて知ることができて、このテーマについてこれからもっと学んでいきたいと思いました。
    ・ コンピューターサイエンスにおけるダイバーシティ率の低さの原因は正直知りませんでした。同じ女性として、エマさんはダイバーシティとジェンダーマイノリティーを象徴するロールモデルだと思います。勇気と自信をもらいました!

    メルカリのD&Iコミュニティはさまざまなバックグラウンドを持つメンバーをサポートするとともに、社内におけるD&I推進の重要性を啓発し続けています。私たちもさらなる活動を促進する上でインスピレーションと勇気をもらいました。エマさん、どうもありがとうございました!

    次の「Withエンパシー&インスピレーション」Vol.2は、社内におけるプライドマンスエンゲージメントについてトークします。お楽しみに!

    それでは、また次のメルカリな日々で!

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