メルカリグループで働くエンジニアにちょこっとお話を聞いていく本シリーズ。第55回は、メルペイiOSエンジニアの@hitsuが登場します。
中国の大学を卒業後、日本の大学院へ進学。ハードウェアについて研究を重ねたのち、フィンテック業界のエンジニアとしてキャリアを積んできた@hitsu。なぜ彼は、メルペイに? そしてメルペイのiOSエンジニアとして活躍するための条件とは。聞き手は、メルペイiOSチームのエンジニアリングマネージャーである@masamichiです。
二輪免許を取得してバイクを購入しました!
@masamichi:@hitsuさーん、ちょっとお話いいですか〜?
@hitsu:你好~!我们最近好像都没什么机会见面聊,我也好想和你聊聊,我已经拿到摩托车驾照了,@masamichi!
@hitsu
@masamichi:中国語だ!!
@hitsu:えへへ、すみません。最近リモートが定着して誰かと会話する機会が減ってしまったので、つい母国語が出てしまいました(笑)。
@masamichi:そういえば、在宅勤務になる前に「バイクの免許を取りたい」って相談を受けていましたが、あれどうなりました?
@hitsu:免許は取得できましたよ!でも、日本の二輪免許試験はすごく難しかったです。2回目でようやく合格できました。
@masamichi:おめでとうございます!それはよかった。バイクはもう購入したんですか?
@masamichi
@hitsu:買いました!HONDAの「Rebel250」というアメリカンバイクです。
@masamichi:かっこいいですね!250ccだから車検はないんですよね。
@hitsu:そうなんです。だから250ccにしました(笑)。
@masamichi:バイクでどこか出かけましたか?
@hitsu:近所の公園まで軽くツーリングに出かけています。やっぱりバイクはいいですね。風がすごく気持ちいいです。
@masamichi:わかります。ソロのツーリングなら密にならないし、リフレッシュには最高ですよね。コロナが落ち着いたらぜひツーリングにいきましょう!
メルペイに決め打ち!性善説の組織文化に惹かれて入社しました
@masamichi:本題に戻りますね。来日のきっかけは何だったんですか?
@hitsu:最先端のロボット技術を学ぶために日本へきました。もともと中国の大学でハードウェアの勉強をしていたのですが、日本の大学にロボット業界で有名な先生がいたので。
@masamichi:大学院へ進学したんですよね?
@hitsu:そうです。修了後は、SBIグループの企業へエンジニアとして入社。株価システムなどを開発していました。その後、ヤフー、日本のフィンテック系のスタートアップを経て、2018年9月にメルペイへ入社しています。
@masamichi:ということはエンジニア一筋で、ずっと日本企業で働いているんですね。メルカリはどこで知ったんですか?
@hitsu:2015年ごろ、ヤフーでYahoo!ショッピングのアプリを開発していました。そのころはちょうど、メルカリが注目され始めたタイミングでもありました。自分も気になったのでダウンロードし、いろいろ試していたらUI/UXがとても便利だと気づいたんです。
@masamichi:では、けっこう利用していた?
@hitsu:使っていましたね。そして、どちらかというと買う派です。出品はあまりやってないです。
@masamichi:僕とは真逆ですね。僕は売る派なので、不要になったものを出品し続けていたら売るものがなくなってしまいました(笑)。では、メルペイを知ったのはいつごろ?
@hitsu:2018年ですね。転職しようと調べていたら、メルペイで採用募集が始まったという記事を見たんです。自分も以前はフィンテックのアプリをつくっていた立場だったので、シンプルに「おもしろそう」と思いました。
@masamichi:他には、どういった会社を見ていたんですか?
@hitsu:見てないですよ。メルペイだけです。応募してすぐに技術課題を受けて、面接に進みました。2回ほど面接を受けてオファーをもらい、入社しましたね。
@masamichi:そういえば、hitsuさんの技術課題の噂は聞いたことあります。別のメンバーが見ていたんですが、とにかく「すごかった」と言っていました。
@hitsu:ありがとうございます(笑)。
@masamichi:メルペイへの入社を決意したポイントは何だったんですか?
@hitsu:大きく分けて3つあります。「フィンテック系アプリを開発できること」「自分の好きな技術を使っている会社であること」、そして「エンジニアを守ってくれる会社であること」。面接を通じて、これらすべてがあると感じて入社を決めましたね。
@masamichi:面接で印象に残っている場面はありますか?
@hitsu:特に印象に残っているのは、メルカリグループが性善説で成り立っているという話ですね。性善説の会社なんて、聞いたことないですよ。そういう話も相まって、オファーが来たときはすぐに承諾しました。
メルペイの立ち上げから今に至るまでを一番近くで見てきました!
@masamichi:入社当時は“メルペイ立ち上げに向けて絶賛開発中”みたいなタイミングだったと思うのですが、何を担当していたんですか?
@hitsu:QRコード決済のプロジェクトを担当していました。そのあとはATMチャージや自動化テストなどを開発していて、忙しかったですね(笑)。当時のエンジニアは10名ぐらい。一方で毎月新しいメンバーが入社していました。
そして今はメルペイスマート払いの開発を担当しています。いろいろな機能の開発に携われて楽しいですよ。
@masamichi:メルペイに入社して驚いたことは?
@hitsu:繰り返しになりますが、性善説ですね。入社オリエンテーションで「あなたたち全員を信じています」というメッセージを感じたことがすごく衝撃的でした。今は「性善説」ではなく「Trust & Openness」という名前の組織文化として発信していますが、規模が変わってもちゃんと続けられている点がすごいですよね。
@masamichi:本題からはズレるのですが、@hitsuさんってすごく日本語上手ですよね。
@hitsu:そうですか?嬉しいです!日本に来てから「あいうえお」を勉強したので。
@masamichi:うそ!だって、会話をしていて違和感はないですよ。
@hitsu:ありがとうございます!
ミッションやバリューに共感できるエンジニアなら、メルペイで活躍できるかも?
@masamichi:今課題に感じていることはありますか?
@hitsu:会社や仕事の環境については課題はないです。あるとしたら技術周りですね。具体的にはメルペイとメルカリそれぞれのiOSチームはもっと連携をとったほうがいいと思っているんです。連携がとれていないと、新しい技術の導入も踏み切れないので。
@masamichi:そうですね。チームとしても新しい技術はどんどん取り入れていきたいですしね。iOSサポートの問題があるからなかなかすぐには移行できないけれど、ちょっとずつは準備していきたい。チーム内でもできるところは自発的にやっていけるようにしたいですね。
@hitsu:ぜひお願いします。
@masamichi:最後に、どういう人ならこれからのメルペイで活躍できると思いますか?
@hitsu:メルカリグループのミッションやバリューに大きく共感している人が活躍できると思います。僕は今まで何社か働いてきましたが、メルカリやメルペイほどミッションやバリューが浸透している会社は少ないです。
@masamichi:同感です。特に新しいプロジェクトを立ち上げるにあたり、判断軸になるのがミッションやバリューなんですよね。だから活躍するためには、必然的にミッションやバリューへの理解や共感が求められるのかもしれませんね。というわけで、そろそろお時間です。@hitsu、謝謝!
@hitsu: ありがとうございました(笑)!