こんにちは!People Developmentチームの@Mariaです。
メルカリでは、2019年にマネージャーのリーダーシップ向上を目指すタスクフォースプロジェクトをスタートさせました。
このプログラムでメルカリがこだわったのは、業務の管理だけでなく、コミュニケーション力の向上でした。
今回のメルカンでは、People Development(PD)チーム所属メンバーでプログラムリーダーの@DavidとLanguage Education(LET)チームの@Marcにインタビュー。マネージャーが持つべきコミュニケーション力の一つとしてコーチングの重要性について話を聞きました。
当時のマネージャーが直面していた課題
2018年以降、メルカリは事業規模が拡大するにつれて、マネージャーたちにはこれまで以上に大胆なチャレンジと向き合うためのスキルが必要になりました。そんな彼らをサポートするために、当時はLETに所属していた@Davidは、タスクフォースという形式でこのプロジェクトに関わりました。
@David:社内で実施していたエンゲージメントサーベイの結果によれば、当時のマネージャーはメンバーのエンゲージメントの低さに悩まされていました。そんな彼らの悩みを解消する手段の1つが『コーチングセッション』ではないかと考えたのです。
コーチングセッションでリーダーとしての一歩を踏み出す
素晴らしいマネージャーになるためのスキルセットと能力はあるけれど、チームのエンゲージメントを上げるために苦労するマネージャーは少なくありません…。このような場合、リーダーシップを発揮するために最も効率的なのは、まずマネージャー自身が1on1でのコーチングセッションを受けることだと@Davidが言います。
@David:コーチングセッションは、1:1の会話なので、安心してどんな悩みでも気軽に相談できます。その結果、一緒に課題を見つけ、マネージャーは自分の能力に気づき、チームで高いパーフォーマンスを出せる状態へ導くためのアクションプランを考えることができます。コーチングセッションでは、マネージャーからメンバーへの関わりが一人ひとりの成長をサポートできるきっかけを作っています。
LETチームのマネージャーである@Marcは、プロフェショナルコーチの資格を持っています。@Marcによると「良いマネージャーになるために必要なのは、ビジョンを語るためのコミュニケーション力。そして、他の人の立場から物事を理解したり、上手な聞き手になること」。これらのソフトスキルをマスターするには、時間をかけて、練習を重ねるしかありません。
@Marc:今のメルカリが求めているのは、リーダーシップを持って、個々人をエンパワーし、エンゲージメントを高めるマネージャーの存在です。コーチングセッションでは、マネージャーがチームのパーフォーマンスを向上するためのスキルだけでなく、チームの絆をより強くするためのツールを提供します。
コーチングは人に対する長期的な投資
メルカリでは、「エンゲージメントサーベイ」という計量的な評価ツールを使っていますが、実際にどこまでコーチングの効果を測ることができるのでしょうか?これに対する@Marcの答えは?
@Marc:サーベイの他に、コーチングセッションに参加したメンバーからのヒアリングもしています。なかには、コーチングセッションがチームのパーフォーマンスや信頼構築に与えたベネフィットを嬉しく語るメンバーがいます。
コーチングは長期的な投資です。1つひとつ重なっていく効果を長い目で見なければ意味がありません。正直に言うと、コーチングセッションに2回参加してすべてが変わるわけではない。でも、課題改善のヒントになっていると信じています。
このプロジェクトがスタートして2年経った今、Learning & Development (L&D)として全社に展開するプログラムへと拡大し、リーダーシップ向上と生涯学習カルチャーの醸成を目指しています。次回は、このL&Dの最新の取り組みについてお伝えします!
それでは、また次の#メルカリな日々で!