メルカリグループで働くエンジニアにちょこっとお話を聞いていく本シリーズ。第61回は、メルペイQAエンジニアの@kimQAが登場します!聞き手は、エンジニアリングマネージャーの@miisan。
韓国出身で、当初はプログラマーを目指していたという@kimQA。最初に飛び込んだ企業で、QAエンジニアとしての道を歩み始めます。そんな彼の個性を、@miisanは「水」と喩えます。その真意は?
プログラマーを目指すなかで出会った、QAエンジニアという職種
@miisan:さて@kimQAさん、ちょっとお話いいですか?
@kimQA:えっ、他の人に比べて個性がない僕でいいんですか?立ち話が失敗しませんか??((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
@miisan:しませんよ!それに、@kimQAさんも強い個性を持っているじゃないですか!
@kimQA:いや、強い個性はないんですよ。どちらかというと柔軟性高く生きてきたので…!
@miisan:それです、それが@kimQAさんの個性です!m9( ゚Д゚) ドーン
話を進めてしまうと、私にとって@kimQAさんは水みたいな人なんですよね。人と人との間に壁を作ることなく、まさに水が流れているようなコミュニケーションができるし、沸騰するような情熱的なときもある。そんな@kimQAさんが登場するんですよ、記事にならないはずがないです!
@kimQA:水、いいですねそれ!
@kimQA
@miisan:では、どんどん話を続けていきましょう。@kimQAさんは韓国出身で、現在は韓国からリモートワークしています。でも以前は日本で働いていたんですよね?
@kimQA:そうですね。僕が日本へ来たのは14年ほど前です。プログラマーになりたかったのですが、外国籍でかつ未経験で就職できる企業はなかなかなくて。そんななかでQAエンジニアとして働ける企業に出会い、10年ほど働いていました。これが、僕がQAエンジニアになったきっかけです。
@miisan:QAエンジニアになってみてどうでしたか?
@kimQA:QAの領域は奥深いなぁって思いましたね(笑)。未経験からスタートしたので、それこそ何をテストするのかもわかっていませんでした。しかし、経験を積んでいくうちに「もっとしっかりテストできるようになりたい」と思い転職活動を始めました。具体的には今のメルペイQAで実施しているようなスマホ端末を使った検証や、バックエンドの領域などに触れてみたかったんです。
@miisan:その結果、@kimQAさんはメルペイへたどり着いたんですね。何がきっかけだったんですか?
@kimQA:実は、知り合いがメルペイの採用面接を受けていたんです。「メルペイの採用面接がとてもよかった」と話していました。「ならば、自分も挑戦してみようかな」と思い、面接を受けてみたのがきっかけですね。ちなみに、その人は別の会社へ行きましたけれど(笑)。
そしてもう1つ、メルペイのみんなが同じ方向を見ているとわかったこと。というのも、転職活動で決めていたことの1つに「同じゴールを目指して働ける仲間がいる」ということがありました。メルペイには共通したミッションやバリューがあり、一体感があっていいなぁと思いました。
@miisan:私自身、一体感をもって進んでいるという実感はありますね。おそらく私は当時から採用面接に出ていたので、そう言ってもらえると嬉しいです!
お互いの第一印象は…
@miisan:ちょっと聞いてみたかったのですが…、@kimQAさんから見た私の第一印象はどんな感じでしたか?
@kimQA:えっ、それは正直に言っていいんですか?@miisanさんは冷たかった!(笑)
@miisan:(笑)。
@kimQA:補足すると、QAチーム内でもあまり話す機会がなかったんですよね。それに、@miisanさんは真面目な人なので、いつも真剣な顔をして仕事に向き合っていて…カジュアルに話しかけるのは難しいのかなと思っていました。
@miisan:確かに。@kimQAさんが入社された当時、私はいつもいっぱいいっぱい仕事をしていて、余裕もなくて(笑)。しかも業務でも一緒に動くことはそんなにありませんでしたね。
@miisan
@kimQA:そうなんですよね。でも、いろいろ話すようになってから印象は変わりましたね。カジュアルに話せるし、やさしい。でも、真面目な人というイメージは変わりませんでした。
@miisan:私から見た@kimQAさんは、おもしろおかしく話してくれるムードメーカーでした。横とのつながりを大事にする人なんだなぁと思っていたんですよね。私は、コミュニケーションがタスクベースなんです。でも、@kimQAさんはプライベートも大事にするスタイルですよね?
@kimQA:そうですね。1日のなかで仕事をしている時間が一番長い。だから、なるべく楽しく仕事したほうがいいと思っています。仕事ばかりじゃつまらないですし。
@miisan:@kimQAさんが仕事を楽しくするために意識していることはあるんですか?
@kimQA:@miisanさんも話してくれていたように、メンバー同士で話しやすい雰囲気をつくることです。そうすれば、人間関係でのストレスも少しは避けられるんじゃないかと思っています。
@miisan:@kimQAさんの明るさ、見習いたい…。
@kimQA:いやいや、全員同じタイプだと面白くないです。いろいろな人が居ていいんですよ!
サービス基盤のQAで工夫しているのは「コミュニケーション」
@miisan:改めて@kimQAさんは、メルペイでどんな仕事をしているんですか?
@kimQA:バックエンド開発のQAをメインで担当しています。前職ではUIテストがメインだったのですが、今ではAPIが機能しているかどうかをテストすることのほうが多いです。
@miisan:前職とは違う領域ですが、担当することになったときはどう思いましたか?
@kimQA:そんなに不安を感じていたわけではないです。バックエンドもフロントエンドも、QAを続けているなかでいつか関わるんじゃないかと思っていたくらいだったので。
@miisan:今@kimQAさんが担当しているのは決済基盤を担っているPayment PlatformチームのQAです。つまりメルペイのサービス基盤とも言える部分ですが、難しさを感じることはありますか?
@kimQA:最初は、わからないことが多くて大変でしたね。あと、前職ではチームでQAテストを実施していましたが、メルペイでは基本的に1人です。サービス基盤ということでテスト範囲も広いところは、プレッシャーがあります。
だからこそ、より他メンバーとのコミュニケーションを大事にしています。わからないことがあればすぐに聞いたり相談したり。そういう意味では、もともとメルペイで働くメンバーはすぐに話を聞いてくれるので、やりやすかったです。Payment Platformチームのエンジニアリングマネージャーはよくチームビルディングを目的としたランチもしてくれました。おかげで、人間関係での難しさは感じませんでした。
@miisan:ランチは最初から積極的にやっていたんですか?
@kimQA:Payment Platformチームには英語話者がいます。僕が入社したときにも日本語を話せないメンバーがいました。そんなメンバーともやりとりできるように、ある時期から週に1回、英語でMTGするようになったんです。その後、雑談を英語でできるようにランチが増え…という流れでしたね。
@miisan:では少しずつ時間をかけて、多様性のあるメンバーがお互いに歩み寄り、今の良いチームを作っていったんですね。
メルペイQAで、バリューある働き方に挑んでみたい
@miisan:@kimQAさんが今後メルペイでやりたいことは?
@kimQA:チーム内では自動化が進んでいます。一方で、そのために必要なメンテナンスがちゃんと継続できるかどうかや、他メンバーでも使える状態かどうかはまだ不安なところも多く…。そういった課題を解消するための工夫をしているところです。
そして、僕はチームみんなと一緒に働きたいと思っています。例えば、大きなプロジェクトにQAのみんなで挑むなど。今はまだ個々人でタスクを持つことが多いので、他機能や施策とのつながりが弱いところがあるんです。チーム全体で動くことが増えれば、自然とつながりも強くなるんじゃないかと思っています。
@miisan:それが、@kimQAさん的なメルペイQAで目指したい未来?
@kimQA:そうです。そういった状態を目指して、チャレンジしたいです。とは言え、これは僕だけが考えていることかもしれないので、まずは他のQAメンバーにも意見をもらわなければならないのですが(笑)。メルペイの魅力は、自分以外のメンバーもミッションという同じ目標に向かっていることです。一人ひとりが高いスキルを持ち、仕事に向き合っている。なので、もっとバリューある働き方にも挑めるはずです。
@miisan:新しいかたちを、みんなで探っていけたらいいですよね。そういう意味では、QAチームは新しいフェーズへ進んでいくタイミングなのかもしれません。@kimQAさんが常に意識していると話していた「なんでも話せる状態」はより大事になりそうです。
@kimQA:単純に、僕がおしゃべり好きということもありますけれど!今のQAチームは少しチームビルディングが弱い気がするので、僕みたいなタイプはもう1人いてもいいかもしれません。壁をつくらず、人に対しても仕事に対しても領域を超えてチャレンジできる人と、一緒に働きたいですね。
メルペイQAチームのイベント開催予定です!
2022年1月12日に「merpay QA Talk 〜メルペイQAのリアル vol.3〜」を開催します。
コロナ禍におけるフルリモート環境で選考を受け入社したメンバーを中心に、オンボーディングやキャッチアップについて、日々どんな取り組みをしているのかリアルな声をお届けします。