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メルカリ・メルペイを経てソウゾウで初めてマネジメントに挑戦しているQAエンジニアの話 #SouzohEngineeringCafe

2021-12-23

メルカリ・メルペイを経てソウゾウで初めてマネジメントに挑戦しているQAエンジニアの話 #SouzohEngineeringCafe

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ソウゾウに所属するエンジニアたちがインタビュアーを引き継ぎながら、ソウゾウにまつわるさまざまなことについてざっくばらんに話す連載「Souzoh Engineering Cafe」。第5回のインタビュアーを務めるのは、ソフトウェアエンジニアの@naoprです。

ゲストとして登場するのは、QAチームでマネージャーを務める@matsu。過去にメルカリで一緒に仕事をしていたという二人。当時、@naoprの目に@matsuはQAのスペシャリストとして映っていたそうです。どのようなきっかけがあってマネージャーになったのでしょうか。旧知の仲である@naoprが@matsuに直撃します!

この記事に登場する人


  • 佐藤直人(Naoto Sato、@naopr)

    ソフトウェアエンジニア。2011年にDeNAに入社、ソーシャルゲームのBackend開発をメインにiOS/Android開発やチーム全体の開発効率化、新卒採用に従事。2017年にメルカリに入社し社内CS(Customer Service)向けツールやお客さまのセキュリティにかかわる機能開発に従事。Tech Lead、Engineerging Managerを経て2021年4月からソウゾウに異動し、主に社内CS向けツールや配送機能の開発を担当している。


  • 松山晃大(Kodai Matsuyama、@matsu)

    2017年1月メルカリに入社。QAエンジニアとしてUSチームにJOINしUS独自ソースへの移行案件などを担当。その後JPチームに移籍し、Customer Support向けのツール開発、メルカリNOWなどに携わる。メルペイではQAチームの立ち上げメンバーとして決済処理、銀行接続、KYC、認証基盤、クーポンなど幅広く担当。2021年3月よりソウゾウにてQAマネージャーとしてQA組織の立ち上げに従事。


あるQAエンジニアの家での過ごし方

@naopr:@matsuさんは最近、仕事以外の時間はどんなことをして過ごしているんですか?

@matsu:僕、けっこうインドアなので、家から出ないで楽しめる趣味を増やそうと思っていろいろ試しています。ポーカーだったり、料理だったり。

@naopr:少し前にUber Eatsを頼みまくっているという話を聞いたことがあるのですが、今はご自身で料理もしているんですね。どういうきっかけがあって料理を?

@matsu:まさにUber Eatsに飽きたからです(笑)。

@naopr:ははは(笑)。どんな料理を作っているんですか?

@matsu:なんだろう…。冷しゃぶとか?

松山広大(@matsu)

@naopr:意外なところにいきましたね。

@matsu:簡単だし、おいしいので。

@naopr:今まで作ったなかで一番料理はなんですか?

@matsu:えっと…ないですね…。男飯ばかりです。

@naopr:じゃあ、リピート率が高いのは?

@matsu:やっぱり冷しゃぶですね(笑)。どうせ食べるなら少しでもヘルシーなもののほうがいいじゃないですか。脂っこいものはUber Eatsでたくさん食べましたから。

@naopr:これ以上深堀りするとヤバそうなので本題に入りましょう(笑)。

@matsu:そうですね(笑)。

ソウゾウへの異動と同時に初のマネージャーへ。今どうですか?

@naopr:そもそも@matsuさんはどういう経緯でソウゾウへ異動してきたんですか?

佐藤直人(@naopr)

@matsu:理由は2つあります。ソウゾウに異動する前はメルペイの立ち上げに携わっていました。3年ほど経ってチームも落ち着いてきたので、新しいことにチャレンジしようと思っていたんですよね。ちょうどそのタイミングで社内公募が始まった受けてみようと考えました。

もうひとつは、@mazeさん(ソウゾウ代表取締役CEO、石川佑樹)の存在ですね。かつてメルカリNOWというサービスを一緒に取り組んでいて、すごく熱い人だと知っていました。だから、何か面白いことができるんじゃないかなと思ったんです。どちらかというと、後者の理由のほうが大きいかもしれません。

@naopr:実は僕と@matsuさんは4年くらい前にメルカリで一緒に働いていたことがあり、そのときはQAのスペシャリストとして働いている印象がありました。でも、ソウゾウに来てからはマネージャーとしてQAチームを束ねていたり、スクラムマスターをやったり、どちらかというと組織全体を見渡して仕事をしている気がしています。意識的にマインドを変えたんですか?

@matsu:@naoprさんと一緒に働いていた頃は「自分のスキルを伸ばさないといけない」という気持ちが強くて、マネージャーになろうとは微塵も考えていなかったんですね。でも、メルペイの立ち上げに携わって、マネージャーと一緒に組織をつくりあげていくなかで段々とマネジメントに興味が湧いていきました。ソウゾウではきちんと役割として組織づくりに貢献したいと考えていたんです。もちろん、今でも自分のスキルを伸ばしたい気持ちはあるので、時間ができたら勉強しているんですけどね。

@naopr:ソウゾウに異動してきて急にマネージャーになったわけではなく、メルペイにいた頃からマネージャー的なマインドを持って働いていたわけですね。

@matsu:そうです。でも、いざマネジメントを始めてみたら、自分の取り組んでいることに違和感が強まるばかりでした。そもそもマネジメントに興味があるわけではなかったから、すぐにうまくいかなかったし、辛かったです。正直な話、メンバーに強くあたってしまうこともありました。そういう過去を経て、今がある感じですね。

@naopr:とはいえ、ソウゾウに異動してマネージャーという役割になったわけじゃないですか。実際にどうですか?

@matsu:マネージャーになって半年経つので慣れてきましたが、引き続き難しいなと思います。それこそ、マネージャーになりたての頃はメンバーとのコミュニケーションにかなり注意を払っていました。一度でも信頼を失ってしまうと、回復するのがなかなか難しくなってしまうから。悩んだときはメルカリやメルペイのQAマネージャーによく相談していましたね。

@naopr:@matsuさんはどんなマネージャーになりたいんですか?

@matsu:僕の理想とするマネージャー像は「相談しやすい人」なんですよね。具体的に言うと、問題を解決するときに一緒に考えて道筋を示してくれる人など。これはメルカリ特有なのかもしれないのですが、自分で物事を決めて動きたいメンバーが多い気がするんですよ。誰かの指示に従って動きたくないというか。

@naopr:マイクロマネジメントされたくない、みたいな?

@matsu:まさに。僕もそうなんですけど(笑)。だから、僕自身もチームメンバーをマイクロマネジメントしないように心がけています。

大きく変化しているQAエンジニアの役割

@naopr:QAエンジニアの役割って、ここ数年でものすごく変化していますよね?

@matsu:明らかに変化したと思います。かつてはQAエンジニアがマニュアルテストを担当するのがスタンダードでした。しかし今は、ソフトウェアエンジニアがマニュアルテストをすることも当たり前になっていますし、E2Eテストのような自動テストの重要性がより高くなっています。おそらくスクラム開発が定着してきたことが理由としてあると思っています。

@naopr:自分のスキルが活かせなくなるんじゃないかという不安はないですか?

@matsu:ないとは言い切れないですが、今までやってきたことが無駄になるわけではないと思うんですよね。たとえば、僕がスクラムマスターを率先してやっているのも、開発サイクル全体を見通してプロダクトの品質向上を行うことがQAエンジニアにとって必要なスキルだと考えているからです。今取り組んでいることを続けていけば、未来は拓かれていくはず。10年後にまた考えないといけないかもしれないですが(笑)。

@naopr:それはソフトウェアエンジニアも同じだと思います。僕自身、このままの状況で10年後も生きていけるとは思っていません。なんなら、何も勉強しなかったら1年後には時代遅れになってしまいます。だからこそ、開発の潮流みたいなものを捉えつつ、自分の専門性を少しずつ高めていかないといけないなと思っています。

@matsu:わかります。僕がマネージャーをしているのも、未来につながるスキルを身につけたいからなので。

ソウゾウのQAチームがこれから実現したいこと

@naopr:ソウゾウのQAチームのこれからについて、何か考えていることはありますか?

@matsu:実は今、僕を含めたQAエンジニア3人が隔週で集まり、ミッションの策定に取り組んでいるところなんです。まだ決まっていないことばかりなんですけど、2時間で企画して、次の2時間で開発して、1時間でQAしてリリースできる組織をQAチーム主導でつくりたいよねっていう話をしていますその実現に向けて、まさに今、具体的なことを揉んでいる最中です。

@naopr:いいですね。どういう流れでそういう話になったんですか?

@matsu:今ってまだ人数も少ないから、お互いの考えていることがある程度はわかる状態です。でも、これから入ってくるメンバーには、その温度感は伝わらないじゃないですか。だから、今のうちにきちんと自分たちが考えていることを明文化しておく必要があると思ったんです。それをミッション化すれば、ソウゾウのQAチームのやりたいことが外から見ても理解できるようになるはず。

@naopr:ちなみに、現段階で現実とのギャップが大きいのはどのフェーズなんですか?

@matsu:企画ですかね。今はリファインメント(企画内容を開発できるレベルまで詳細化したり開発にかかる時間を見積もること)に時間がかかっているので。

@naopr:だとすると、ひとつずつのリリースの粒度が大きいのがネックなんですかね?

@matsu:そうですね。現状では大きな機能をまとめてリリースすることが多いですが、もっと細かな粒度でリリースすることに価値があることがあると思っています。そこはQAチームとして挑戦していきたいですね。

@naopr:QAチームのミッションを実現するために、今後どんなメンバーと一緒に働きたいかなどの願望はありますか?

@matsu: QAは領域が広いので、得意なことが偏りやすい。だからこそ、自分が得意なことに自信を持って動ける人が多いかなと思います。自動テストが得意な人もいれば、探索テストに強い人もいるし、開発プロセスの鬼みたいな人もいます。同じように得意領域に関しては責任を持って働ける人だったら楽しく働けるはず。苦手なことは誰かがフォローしてくれるので、そこは安心してもらっていいかと思います。

@naopr:個人的に感じているんですが、メルカリに在籍しているQAエンジニアって職人気質な人が多くないですか?

@matsu:仕事の内容的にも細かなことに気づけるメンバー多いかもしれないですね。でも、僕はけっこう大雑把なので、人によるかもしれないですね(笑)。

@naopr:なるほど(笑)。まだまだ話したいことは山ほどあるのですが、そろそろ時間ということで締めたいと思います。今日は@matsuさんのことをいろいろ知れてよかったです。

@matsu:こちらこそ、ありがとうございました。

@naopr:次回は2022年1月!年明けになりますが、次のインタビュアーよろしくお願いします。

@matsu:次回、頑張ります!

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