こんにちは、ソウゾウHRの@matsumoeです。
2022年1月28日、メルカリShopsを手掛けるソウゾウが設立1周年を迎えます!
そしてそして!そんな記念すべき日に合わせて、ソウゾウのミッションと、メルカリShopsのプロダクトビジョンを公開しました〜!
ソウゾウのミッション
メルカリShopsのプロダクトビジョン
ソウゾウはメルカリグループの中でも特異な新規事業会社です。この意志を受け継ぎ、残すために、ソウゾウの会社としてのミッションとメルカリShopsのプロダクトビジョンは分けて作りました。
この記事では、ソウゾウメンバーのさまざまな想いを反映しながら、会社として意志をもってミッション&プロダクトビジョンを決めた過程をご紹介。そこに込めた”ソウゾウらしさ”をお伝えします。
この記事に登場する人
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@matsumoe外資系コンサルから人材ベンチャーを経て、2018年3月からDeNAで中途採用。
2020年4月に新会社Mobility Technologiesに転籍し、このときからエンジニア採用を専門としている。2021年11月から現職。ソウゾウではエンジニア採用をメインにいろいろ手を出している。 -
@xiangling2013年中国上海の復旦大学経済学部卒業後に来日。日系中小企業のマーケ、アクセンチュアの経営コンサルタント、AmazonのSeller Experience Benchmarkingを経て、2019年10月メルカリに入社し、Customer Service戦略企画を担当。2021年1月より、ソウゾウへ異動し、CS立ち上げやサービス・ポリシー設計を担当。 -
@unryu-inフリーランスのWebディレクターを経て、2012年にグリー株式会社入社。2014年に株式会社ビズリーチへ入社し、転職メディア「キャリトレ」を立ち上げる。2017年9月に株式会社メルカリ入社。Director/Head of CREを務め2020年4月より株式会社メルペイへ異動。アライアンスプロジェクトの責任者を経て2021年1月に株式会社ソウゾウを設立。現在はHead of ProductとしてPM/BD/CS/QAを管掌。
ミッション&プロダクトビジョンができる過程は…?
<2021年5月(8ヶ月前)>
・ ミッション議論のはじまり
・ みんなの色んな意見を発散・収束させながら、第一アウトプットを生み出す
まず、どんなやりとりからスタートしたのかを改めて探ってみます。ソウゾウのミッションに関する議事録で最も古いものは2021年5月17日。8ヶ月以上前でした。
ここでは、「ソウゾウが誰のために何をしようとしているか」を書き出していました。
書き出した意見の一部
・ みんなの「したい」を今すぐ叶える
・ 何かをしたい人の可能性を広げる
・ ワクワク・ドキドキの買い物体験を提供できるマーケットプレイス
・ Anyoneが価値交換ができるようにする
次に書かれていたのは「お客さま/世の中がどう変わっているか」「お客さま/世の中へのベネフィットは何か」について。
書き出した意見の一部
・ ビジネスを通じた自己実現
・ 専門的な知識がなくても、やりたかったことに挑戦できる
・ 生き方の選択肢が広がる
・ 売買を通じた新しいつながりから価値を生み出す
この日の最終アウトプットはこちら。
「あらゆる人の可能性/選択肢を広げることで、人生/生き方が変わる/広がる/彩る世界を創り出す。」
最終案につながるエッセンスも感じますが、けっこう印象は違いますね。このときファシリテーションをしていたCS Managerの@xianglingさんからコメントをもらいました。
<2021年7月(6ヶ月前)>
・ 8月30日のオープンドアにむけての話し合い
さらに何度か議論され、“ソウゾウする”という印象的なワードが加わった有力案ができました。
「新たな選択肢と可能性をソウゾウし、世界中の人に驚きと感動を届ける。」
<2021年8月(5ヶ月前)>
・ 全員参加のオープンドア開催!
2021年8月30日にミッションの議論を広く行うために、全員参加のオープンドアを開催。その時点での有力案に対して様々な意見が出ました。
・ “ソウゾウらしさ”が足りず、他のスタートアップが掲げていても違和感がない
・ 抽象的で、目指す世界が伝わりにくい
なかなか手厳しい意見が並んでいますね…(汗)。
具体的でわかりやすいミッションにするために、「メルカリShopsを意識した方がよいのでは」という意見も出ていました。ここでソウゾウとしてのミッションなのか、それともメルカリShopsとしてのミッションなのかを議論し始めたのです。
<2021年9月(4ヶ月前)>
・ ほぼ毎週会議を実施!
2021年9月にはオープンドアをさらに2回開催し、10月からは毎週、任意参加の会議を実施しました。ここで、数え切れないほどの素案が生み出されました。こうした話し合いを通じて、「そもそもソウゾウでは、メルカリShopsを通して何を実現したいのか」に対する、みんなの認識も揃えていきます。
<2021年11月(2ヶ月前)>
・ ソウゾウらしいミッションに最終化
・ 会社としての意志を持って決める
全員での議論が尽くされた2021年11月、CEOの@mazeさんとCTO @suguruさん、Head of Productの@unryu-inさんが最終化へと進めます。そこで決められた大きな方向性が、ソウゾウのミッションと、メルカリShopsのプロダクトビジョンを分けることでした。
ソウゾウのミッションについて議論したホワイトボードはこちら。
ホワイトボードを見てみると「はやく」というワードが登場しています。これはソウゾウ独自のバリューである「Move Fast」の要素を取り入れた結果です。これによりソウゾウらしいミッションに近づきました。
<2021年11月(2ヶ月前)>
・ ミッション・プロダクトビジョンの社内発表
・ ミッション・プロダクトビジョンを受けたワークショップ
2021年11月25日のソウゾウ オフサイト合宿in湯河原にて、全社にミッション・プロダクトビジョンの最終案を発表しました。
その場で発表されたミッション・プロダクトビジョンをふまえて、今後どんなプロダクトにしていきたいかを話し合うワークショップも実施。ミッションについての感想や、今後のプロダクトについてのたくさんの意見が出て盛り上がりました。
<2022年1月(0ヶ月!)>
・ ミッション完成!
こうした過程を経て、みんなの想いが詰まった、そして会社の意志を込めたソウゾウらしいミッションと、メルカリShopsのプロダクトビジョンが完成しました。
ミッション議論の初期から関わったHead of Productの@unryu-inさん、CS Managerの@xianglingさんからコメントをもらいました。
また、グループ全体のミッションとの差別化が難しかったのですが、ソウゾウ独自のバリューである「Move Fast」文脈を足すことでソウゾウらしさを創出しました。ソウゾウらしい表現を突き詰めた結果、とてもソウゾウらしい、あえて違和感のある日本語表現になったので、英語化には苦戦しましたね。
また、表現が具体的だとスコープが狭くなり、高みを目指すと抽象度が高くジェネラルな、ありきたりな言葉になってしまうので響かない。ソウゾウ独自の響く表現になるよう、数ヶ月かけて磨き込みました。
このように、まだまだ作るものがたくさんあるソウゾウでは、一緒にソウゾウとメルカリShopsを立ち上げ、グロースさせていく仲間を募集中です!
ソウゾウについてもっと詳しく知りたい方は、会社紹介資料をご覧ください。現在のメルカリShopsやソウゾウでのチームの価値観やメンバー、カルチャー、働き方などを紹介しています。
「できるを、つくる。ソウゾウした未来を、はやく」を実現したい方、ご応募お待ちしています!
2回の発散と収束の繰り返して生み出した、この日の最終アウトプットのエッセンスが最終版にも生きていると思います。