ソウゾウに所属するエンジニアたちがインタビュアーを引き継ぎながら、ソウゾウにまつわるさまざまなことについてざっくばらんに話す連載「Souzoh Engineering Cafe」。第6回のインタビュアーを務めるのは、QAチームでマネージャーを務める@matsuです。
ゲストとして登場するのは、ソフトウェアエンジニアの@sottar。一度はメルカリグループを退職し、ソウゾウメンバーとして再ジョインした経緯をを持つ@sottar。再ジョインしてでもやりたいと思えたことは、いったい何だったのでしょうか?@matsuが話を聞きました。
この記事に登場する人
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松山晃大(Kodai Matsuyama、@matsu)2017年1月にメルカリへ入社。QAエンジニアとしてUS@TokyoへJOINし、US独自ソースへの移行案件などを担当。その後メルカリのプロダクト開発チームへ移籍し、カスタマーサポート(CS)向けツール開発のほか即時買取サービス「メルカリNOW」などに携わる。メルペイではQAチームの立ち上げメンバーとして決済処理、銀行接続、KYC、認証基盤、クーポンなど幅広く担当。2021年3月よりソウゾウにてQAマネージャーとしてQA組織の立ち上げに従事。 -
大原壯太(Sota Ohara、@sottar)2017年9月にメルカリへ入社。旧ソウゾウへJOINし、即時買取サービス「メルカリNOW」の立ち上げを担当。その後、Tech Lead として CMS ツールの開発を牽引。2020年2月に CADDiへ転職し複数のサービスの立ち上げを行ったのち、2021年7月よりソウゾウへ再JOIN。現在はソフトウェアエンジニアとして従事。
過去にもソウゾウに所属していた2人の思い出話
@matsu:@sottarさんとは4年くらい前に一緒に働いていた時期がありましたよね
@sottar:たしか、メルカリNOW(2018年8月20日にてサービス終了)のときですよね。
@matsu:あと、CSツールチームのときも。
@sottar:そうだ、そうだ。
@matsu:あの頃って、お互いに20代だったじゃないですか。
@sottar:僕はまだ20代ですよ?(笑)
大原壯太(@sottar)
@matsu:あれ?僕は30代になってしまいました(笑)。でも、年齢の近い人が周りにいなかったので、勝手に親近感を抱いていたんですよね。当時、覚えていることはありますか?
@sottar:入社して間もない時期だったんですよね。しかもCSツールチームには2週間くらいしかいなかったんですよ。「新たに取り組むことがあるからそっちを手伝ってほしい」と言われて、担当したのがメルカリNOWでした。
@matsu:では、メルカリNOWのほうが印象強い?
@sottar:そうですね。リリースするまでがけっこう大変でしたし。今までのメルカリ人生のなかで一番忙しかったと思います。休日出勤しないといけないときもありましたね。
でも、@matsuさんも忙しかったんじゃないですか?
@matsu:いや、僕は忙しそうだからヘルプに向かったくらい(笑)。だから、わりと気楽でした。あの頃と比べて、今のソウゾウはどうですか?
松山広大(@matsu)
@sottar:落ち着いた気がしますね。当時は人数も少ないうえに組織も事業も立ち上げフェーズだったこともあって、みんなで集まってガッとやることも多かったです。だから、良い意味で今のソウゾウはすごく会社っぽくなったというか(笑)。しかも、当時のメンバーが半分くらい所属しているので働きやすいです。
@sottarさんがメルカリグループに戻ってきたのはどうして?
@matsu:@sottarさんは、メルカリグループを一度辞めているじゃないですか。どうして戻ってこようと思ったんですか?
@sottar:メルカリNOWをつくっていた時期がすごく楽しかったんですよ。みんなで理想のプロダクトの話をしながらわいわい働く感じが好きでした。だから、そもそも当時の居心地が悪かったら、戻ってきていなかったはず。
@matsu:僕も楽しそうだなと思ってソウゾウに入ったので、その気持ちはわかります。
@sottar:その後、もっと幅広いことに挑戦したくて、メルカリよりも小さな規模の会社へ転職しました。でも、想定していたような働き方ができなくて。どうしようか悩んでいた時期に@mazeさん(ソウゾウ代表取締役CEO、石川佑樹)から声をかけてもらったんです。話を聞いてみたら、いろんなことができそうだったのでソウゾウに入社しました。実際、今はバックエンド業務も担えているなど、自分の理想に近い働き方ができていると思います。
@matsu:ソウゾウはいろんなスキルを求められるので、@sottarさんの理想に近いかもしれないですね。将来的にはフルスタックエンジニアを目指しているんですか?
@sottar:そこはまだ悩んでいるところではあるんですけど。いずれにせよ、フロントエンドもバックエンドもできるようになりたいと思っています。あと、プロダクトオーナーも経験したいですね。
ソウゾウはみんなで考えることが多い
@matsu:ソウゾウに入社する前後でギャップはなかったんですか?
@sottar:ギャップはあまりないんですけど、良くも悪くもいろいろ揃っていないなと思いました。例えば QA などを行うための stg 環境も整っていなかったですね。スタートアップ感があるというか(笑)。
@matsu:ソウゾウへ入社してすぐに、匿名配送・全国一律料金の配送に対応した「らくらくメルカリ便」の開発に携わっていましたもんね。あれってけっこう大きなプロジェクトだったと思うんですけど、どうでした?
@sottar:大変でしたね(笑)。人的リソースが足りないにもかかわらず、ステークホルダーの関係もあって納期を遅らせられない状況でした。でも、実装より、誰にボールがあるのかわからないことのほうが大変だったんです。プロジェクトが立ち上がるタイミングで誰が参加するのか、どうやって実装するかがきちんと決まっていなくて…落ちるボールが増えてしまったのかなと思います。
@matsu:反省点が多かったんですね。@sottarさんは今、僕と同じスクラムチームで動いていますよね。こちらはどうですか?
@sottar:いい感じです。スクラムのイベントも毎週開催できていますし、リファインメントをみんなでやっているところもすごくいい。普通だったら、スクラムマスターとプロダクトオーナーとテックリードくらいしか参加しないじゃないですか?
@matsu:確かに。僕が過去に参加したチームでも、スクラムマスターやテックリードが仕様を決めることがほとんどでした。今はどちらかというと、みんなで方針を固めていく感じですよね。この体制になってから仕事がやりやすくなった気がします。
@sottar:そうですね。オンライン環境だからこそ、意思決定をみんなでしていくのはいいと思います。もしかしたら、ちょっとウェットかもしれないですけど。
@matsu:オフラインで会う機会が少ないからこそ、オンラインは多少ウェットな感じがいいのかもしれないですね。ちなみに、4年前と現在で@sottarさん自身はどんな変化があると感じますか?
@sottar:チーム全体で生産性を高めるためにどうすればいいのか、みたいなことを考えられるようになりました。4年前は自分の仕事でいっぱいいっぱいだったので。
@matsu:ソウゾウは経験値が高いエンジニアが多いから、意識せずともチームのために動く感じになっていますよね。
@sottar:あと、みんなチャレンジ精神が旺盛です。自分の職域を超えて仕事をする人が多いんですよね。バックエンドエンジニアがフロントエンドのコードを書いたり、PMがコードを書いたりみたいな状況が増えています。
@matsu:会社もそういう状況を後押ししていますもんね。@sottarさん自身は、なにかチャレンジしていることはありますか?
@sottar:先ほど話したように、僕もバックエンドのコードを書いています。それに加えて、企画にも挑戦しようとしているんです。会社としても新しい施策をみんなで考える場を設けているじゃないですか。そういった機会を通じて新しいことに挑んでいこうと考えています。
ソウゾウのフロントエンドチームはどんな感じ?
@matsu:最後になりますが、ソウゾウのフロントエンドチームってどんな感じなんですか?
@sottar:フロントエンドチームには、僕を含めて3人のエンジニアがいます。それぞれプロジェクトごとに分かれているので一緒に動くことはほとんどないんですよね。だから、フロントエンドシンクという週1回の定例会で進捗報告や課題の共有などをしています。
@matsu:はたからは仲が良さそうに見えます。
@sottar:そうですね。みんな年齢が近いこともあって楽しく働いていると思います。技術力が高いので勉強にもなることも多いですし。
@matsu:ありがとうございます。さて、本日はここまでなのですが、次回は@sottarさんがインタビュアーです。フロントエンドチームの@sueさんがゲストに来るそうなので、まさに今回僕と@sottarさんが話していたことの詳細がわかると思います。sottarさん、次回よろしくお願いします!
@sottar:頑張ります。本日はありがとうございました。
@matsu:ありがとうございました!