こんにちは。Business Supportチームでmercari Athletes(障がい者アスリート)の担当をしている@Kota & @Irisです。
この度、2023年下半期に各mercari Athletesが活躍した大会を取り上げ、多くの人にmercari Athletesの存在を知ってもらいたいという想いで、本記事を執筆しました。
史上初の皇后杯8連覇達成!
1人目のmercari Athletesは、関西を拠点とするチーム「カクテル」に所属する車いすバスケットボールの代表選手である清水千浪選手(以下、清水選手)です。
清水選手は昨年の8月に行われた皇后杯で、チームが史上初の8連覇を達成し、ご自身もベスト5を獲得されました!
また昨年10月に行われた杭州 2022 アジアパラ競技大会でも2位になりました。大会の中でチームの流れを変えるなど存在感を発揮し、年々進化し続ける清水選手の活躍に今後も目が離せません。
清水選手ご本人からのコメント
今年は「パリパラリンピックで金メダルを獲得する」というチームで最大の目標を達成する挑戦の年でワクワクしています。私自身は11年前にかかった病気がきっかけで、障がい者になりましたが、メルカリと同じ年月を障がい者として過ごしていることに縁を感じ、メルカリアスリートとしての素晴らしい環境に大変感謝しています。パラスポーツは無限の可能性を感じていただける絶好の機会です。講演会や体験会などたくさん企画しようと思っています。その際は是非、一緒に楽しみましょう!!
デフ水泳世界選手権3部門で3位入賞!
2人目のmercari Athletesは、デフ水泳の世界大会で活躍している金持 義和選手(以下、金持選手)です。
昨年の8月に開催されたデフスイミング世界選手権のアルゼンチン大会にて、3部門(50メートル&100メートル背泳ぎ、ミックスメドレーリレー)で3位入賞を果たしました。幼い頃から、水泳一筋で競技に専念されてきた金持選手は、得意の背泳ぎで今もなお成果を発揮し続けています。
現在は、今年3月に予定されているアジア大会の選考会に向けてコンディションを調整中で、日々の練習に励んでいます。今年の活躍も楽しみです!
金持選手ご本人からのコメント
今年の10月にイラン・テヘランでアジア大会があります!3月の選考会でアジア大会の派遣標準を突破して、金メダルを獲得します!応援よろしくお願いします!
デフサッカーW杯での準優勝、初の快挙に大躍進!
3人目のmercari Athletesは、昨年9月下旬〜10月上旬にかけてマレーシアにて開催されたデフサッカーW杯で準優勝を成し遂げたデフサッカーの林 滉大選手(以下、林選手)です。
19チーム中の準優勝ということで、これは日本のデフサッカー史上初のベスト8、ベスト4入りの快挙で、今までにない大躍進を果たしました。林選手自身、準決勝のエジプト戦では後半から出場し、劣勢だったにも関わらず、日本チームの逆転勝利に大きく貢献しました。
また、昨年7月に開催されたDCL(欧州デフチャンピオンズリーグ2023)でも、準優勝を果たし、個人としても欧州ベストイレブンにも選出され、アジア人初の快挙を遂げました。昨年までドイツを拠点に活動され、長らく海外で経験を積み、多くの大会に出場してきた林選手の今シーズンの活躍も期待されます。
林選手ご本人からのコメント
昨年のデフサッカーワールドカップでは、序盤は苦しい試合でしたが、決勝トーナメントからは破竹の勢いで決勝進出し、日本デフサッカー史上初の世界大会で銀メダルを獲得することができました。個人的には、メルカリに2018年夏から入社後、開催地の情勢悪化や新型コロナウィルスの影響で国際大会が開催できない状況の連続で非常に苦しい時を過ごしました。入社5年目でメルカリアスリートとして初めて日の丸を背負って戦った国際大会で銀メダルを獲得、応援して下さっている皆さんに誇りを持って報告でき、大変嬉しく思っています。まずは今年10月のアジア選手権でしっかり優勝し、来年11月の東京デフリンピックでは開催国かつアジア王者として挑めるように精進してまいります。応援よろしくお願いいたします!!
全日本女子選手権で初優勝!初の日本一の称号を獲得!
4人目は、ろう者でありながらクレー射撃の世界で成果を出し続けている宮坂七海選手(以下、宮坂選手)です。
宮坂選手は、昨年10月に開催された全日本女子選手権にて念願の初優勝を果たし、文字通り日本一に輝きました。
また、最近では一般の方も参加できるクレー射撃の体験イベントなども開催され、mercari Athletesの代表として日本のクレー射撃の普及向上に向けて貢献されており、今後のPR活動にもより一層力が入ります。
宮坂選手ご本人からのコメント
今年の目標は、全日本女子選手権で2連覇を達成することです。また、ろう者として聴者の世界で挑戦するという自分の信念を貫くことで、「耳が聞こえないのにできる」ではなく「耳が聞こえないからこそできる」という新たな価値の創出に邁進していきたいと思っています。
昨年開催された2つの世界選手権で準優勝&3位入賞を果たす
最後のmercari Athletesは、以前メルカリ社員へ向けて登壇イベントを開催してくれた柔術とテコンドーを含む格闘技全般で活躍されている重水浩次選手(以下、重水選手)です。
昨年7月に開催されたアジア柔術選手権では見事準優勝(銀メダル獲得)を果たし、8月末〜9月頭に開催された世界マスター選手権では3位入賞を果たしました。重水選手は左腕に障がいがありながらも、健常者の世界選手権でも優勝を目指すという「Go Bold(大胆にやろう)」な目標を掲げて奮闘している類まれな選手です。その良き例として、昨年11月には健常者が集まるK-1の大会にも出場し、右腕だけで戦い勝利を収めるという偉業を成し遂げました。
また、社内では#z-jujutsuという部活チャンネルを立ち上げ、社員の皆さんが気軽にトレーニングできるような簡単な動画を定期的にアップしてくれているので、メンバーのみなさんはそちらも是非チェックしてみて下さい!
重水選手ご本人からのコメント
2023年は、”パラの枠”そして”障害者の枠”から飛び出して、健常者のブラジリアン柔術の世界大会出場や、格闘技の究極系『K-1』では、ボクシンググローブを着けて片腕で健常者と殴り合って勝利したりと「Go Bold」を貫いた一年でした。2024年は、もっともっと自分自身のPotentialをUnleashして、柔術、テコンドー、K-1のすべてで世界王者を目指します。応援よろしくお願い致します。
終わりに
本記事では、分野の違う5名のmercari Athletesをクローズアップし、それぞれの切り口からストーリーを紹介してきました。
今年の8月〜9月にはパリパラリンピックが控えています。現時点で出場が決まっているアスリートはまだいないですが、各メルカリアスリートともパリパラリンピックへの出場枠をかけて、様々な大会で戦績を残せるよう奮闘中です。
私たちは、日々進化し続けるmercari Athletesに多大なる力と勇気をもらっています。そんなmercari Athletesから、パラリンピックの舞台で優勝するようなアスリートを輩出し、社内外でのmercari Athletesの認知度がさらに向上するよう、今後も全力でイベントの企画やPRを続けていきます!
少しでもパラアスリートに興味を持っていただく機会に繋がればと思っています。今後もmercari Athletesへの熱い応援をよろしくお願いします。