こんにちは!メルカリのカルチャー浸透や組織開発を担っているOrganization & Talent Development(以下OTD) / HRBPチームのyuminchoです。
2024年2月1日にメルカリは創立11周年を迎えました!メルカリでは創立イベントを社員同士のコミュニケーションの機会として大事にしており、毎年会社全体でお祝いをしています。
今年は、自社の事業への原点回帰を促すことを目的に、社員同士で不要品や個人の持つスキルを売買し合う「リアルフリーマーケット(以下、リアルフリマ)」をオフィスで初めて開催しました。
OTD / HRBPチームとCreativeチームが協力し、作り上げた今回のイベント。リアルフリマ実施に至るまでのプロジェクト事務局の奮闘と当日のイベントの様子をお届けします!
対面でのコミュニケーションを通して、人やモノとの出会いをリアルに体感
「メルカリ」というフリマアプリをつくっている会社が、なぜ今“リアル”な空間でフリマを実施するのか?と思われる方もいるかもしれません。まずは、今回の企画に込めた事務局の思いをお伝えします。
メルカリの事業の原点は「フリーマーケット」です。スマートフォンから誰でも簡単に不要品を出品・購入できるのがメルカリアプリの特徴ですが、対面で売買を行う「リアルフリマ」を体験したことのないメンバーもいます。改めて、対面でのコミュニケーションを通して、人やモノと出会えるフリーマーケットの楽しさを体感することで、メンバーが「メルカリってやっぱり面白い!」と原点に立ち返ることのできるイベントにしたいという思いから、リアルフリマの開催を決めました。
というわけで、創立11周年イベントのコンセプトはこちらになりました!
もっともっとリアルな「メルカリ」に触れよう〜創立記念だ!フリマだ!!フェスだ!!!〜
リアルフリマを社内で実施するのは今回が初めてです。ゼロから企画をスタートするにあたって様々なチャレンジがありました。
(1)決済プロセス
リアルフリマを行ううえで一番のポイントは決済です。今回のイベントでは自社サービスの活用も大事にしていたので、決済はメルカリアプリを使うことにしました。イベント当日に混乱が起きないように、事前に懸念点を細かく洗い出し、メルペイの開発チームや税務チームにも相談しながら、売買に関するガイドラインを作成しました。また、当日はお店ごとにQRコードを用意し、そこから決済に進んでもらうプロセスを作りました。
(2)メルカリ寄付機能の活用
メルカリには、出品して得た商品の売上金を寄付できる機能があります。今回のイベントでは、アプリ上の体験と同じように、出店者がリアルフリマで得た売上金を寄付できる仕組みを取り入れました。
(3)オフィスの活用
執務スペースのさまざまなエリアを活用して、回遊できるような導線をつくりました。出店者それぞれが工夫を凝らし、床にレジャーシートを敷いて雑貨を並べたり、ハンガーラックにおしゃれな衣類をディスプレイしたり、「これぞリアルフリマ!」といった楽しげな雰囲気にオフィスがつつまれました。
(4)ノベルティは最小限に
当初はエコバックや出店者向けのノベルティ制作など様々なアイデアが出ていましたが、メルカリのファンデーションの一つにもなっている「サステナビリティ」の考えに沿って、新しくモノを作るのではなく、レンタル用品を使うなど、今あるものを上手く活用することになりました。
(5)キービジュアルでわくわく感を醸成
イベント当日に向けてわくわく感を醸成できるように、Creativeチームの協力のもと、キービジュアルを制作。イベントで使用するスライドやフロアマップなどあらゆるところに掲載しました。その他にも「リアルフリマの買い方説明動画」なども制作し、当日に向けて盛り上げていきました。
スナックから角打ちスペースまで… モノだけでなく、個性豊かなスキルを活かした出店エリアも登場!
ここからは、2月1日のイベント当日の様子をご紹介します!
▼15:00-16:00 出店準備スタート
リアルフリマの出店者が準備を始めました。「メルカリ教室(メルカリの使い方を学ぶことができるお客さま向けの無料講座)」で実際に使われている赤いエプロンと青いバッジを身につけて、お揃いのコーディネートに。“それっぽい”雰囲気がオフィスに漂い始めます。
▼17:00- ライブ演奏 / リアルフリマ スタート
社内部活の「z-musician(音楽部)」と、有志のメンバーがライブ演奏を披露してくれました!イベントスペースに人工芝を敷いていたので、床に座りながら体を揺らすオーディエンスもいて、本物のフェスさながらの光景が広がっていました。
ライブのスタートと同時に、リアルフリマも開店!会場には、子ども服やおもちゃ、高級ガジェット、インド雑貨など個性豊かな商品が並べられ、どこから見ようか迷ってしまうほどでした。
今回のリアルフリマでは、能登半島地震の被災地の復興を支援するため、富山出身のメンバーが地元のお酒を出品。売上金はすべて富山の酒造メーカーに寄付されることになっており、名酒を買い求めるたくさんのメンバーで賑わいました。
オフィス内には富山の名酒を楽しめる角打ちスペースも設置されました!
リアルフリマのアイテムは、モノだけにとどまりません。個性豊かなメンバーがそれぞれのスキルを活かした出店エリアも登場!一夜限りのスナックでは、ママに紛して仕事のことからプライベートのことまで色んな相談に乗ってくれました。
また、今回のリアルフリマでは、「メルカリの歴史を忘れないうちに記録しておきたい」という思いから、進太郎さん(取締役 兼 代表執行役 CEO 山田進太郎)の個人プロジェクトとして制作されたメルカリの社史を読めるBookコーナーもオープンしました。真剣な表情で社史を読み込むメンバーもいれば、進太郎さんと思い出話に花を咲かせているメンバーもいました。
リアルフリマが終わったらみんなで乾杯して歓談タイムに。出店者へのインタビューなども行われ、大盛り上がりの1日となりました。楽しんでもらえて本当によかった(涙)!
イベントを通して、自社サービスの魅力や改善点に改めて気づくきっかけに
ゼロから企画をスタートさせた今回の「リアルフリマ」。事務局の想像を超える大盛り上がりで、楽しいイベントとなりました!
リアルフリマの取引実績はこちら。なんと、100万円を超える寄付が集まりました!すごい!
▼フリマ出店数:38件
▼フリマ取引数:308件
▼フリマ取引金額:998,059円
▼出店者からの寄付金額:1,221,322円
事後アンケートでは、参加者や出店者から「知っている人が自分の服を買ってくれるというのが楽しかった」「普段なかなか話す機会の少ない経営陣と会え、色々なコミュニケーションの機会が生まれてすごく良かった」というコメントをたくさんもらうことができました。
今回のイベントでは、経営陣もメンバーもポジションや所属チームに関係なく、誰もがフラットに出店者・購入者として参加し、自然とコミュニケーションが生まれていました。また、実際にリアルフリマを体験することで、メルカリアプリの魅力や「もっとこうしたら良くなるかも?」という改善点に改めて気づくきっかけになったのではないかと感じています。
最後に事務局メンバーで記念撮影
前例のないことに大胆にチャレンジし、全員で思いっきり楽しむのがメルカリ流
OTD / HRBPチームとCreativeチームの連携プレー、バンドメンバー、出店してくれたメンバー、そして何より楽しんで参加してくれたメンバー全員の協力で実現できた、今回のリアルフリマ。
改善ポイントももちろんありますが、前例のないことに大胆にチャレンジし、そして心から楽しむのがメルカリらしさだと改めて感じるイベントとなりました。進太郎さんからも「次回もやろう!」とのコメントをもらったので、来年はさらにパワーアップした「第2回 リアルフリマ」が実現するかも?ぜひご期待ください!
以上、11周年イベントレポートでした。