はじめまして、メルカリ ハロでQAエンジニアリングマネージャーをしている福田里奈(@____rina____)です。
私は福岡の地場企業でテストエンジニアとして従事した後、2018年に福岡にメルカリの開発拠点が立ち上がるタイミングにQAエンジニアとして入社しました。ふだんは福岡でフルリモートで仕事をしており、時々東京に行くこともあります。初めて東京出張をした際の六本木ヒルズのキラキラ感や、英語話者の同期に囲まれて仕事をした体験は強烈な思い出でした。当時感じた印象は今でも鮮明に覚えています。
この記事に登場する人
-
福田里奈(Rina Fukuda)メルカリ Workチーム QAエンジニアリングマネージャー。ソフトウェア開発企業でプログラマーとしてキャリアをスタート。その後、テストエンジニアに転向。2018年にメルカリにQAエンジニアとして入社。福岡開発拠点の立ち上げ、お問い合わせ対応のCSツールの開発に携わる。2021年4月よりソウゾウに異動し、メルカリShopsの立ち上げに従事。2023年7月よりメルカリWorkチームに異動しメルカリ ハロの立ち上げに従事。2024年3月よりエンジニアリングマネージャー。お花とお茶が好き。X(Twitter)はこちら。
「職種関係なく、同じ目標に向かって全力で走っている組織」で働いてみたかった
実は、福岡の開発拠点ができるずっと前から、メルカリで働きたいと感じていました。当時、メルカンの記事から見るメルカリは、職種関係なく、同じ目標に向かって全力で走っている組織に見えて、私もそういう環境で働いてみたかったのです。
入社後は、「出品画像10枚化プロジェクト」や、CSの画面開発に携わるなど、QAエンジニアとして横断的な活動をしました。2021年はソウゾウに異動し、QAエンジニアとスクラムマスターを兼任し、『メルカリShops』の立ち上げに関わりました。2023年からWorkチームに異動。『メルカリ ハロ』の立ち上げに携わり、現在はエンジニアリングマネージャーとして働いています。
メルカリでのキャリアを振り返ると、福岡開発拠点の初期メンバーの一員としての立ち上げ、ソウゾウでのメルカリShopsの立ち上げ、Workチームでのメルカリ ハロの立ち上げと、2〜3年に一度のペースで、新たなプロジェクトの「立ち上げ」に関わっています。これらの異動は、自ら希望して実現できています。
私自身は、「立ち上げ」にこだわっているわけではないのですが、2〜3年すると新しい環境に身を置きたくなるようで、すでに6年目になりまが、一時として同じ状況にならずに、常に新しい挑戦ができています。大変といえば大変です(笑)。
品質だけではなく、開発体験も牽引するQAであるために
私が所属しているWork QA チームは、正社員、ベンダー社員、そして業務委託からなる多様な雇用形態のメンバーで構成されています。チームメンバーは日本の各地に住んでいるため、私たちのコミュニケーションは、ほぼオンラインで行われています。
Work QA チームはメルカリ ハロにおける品質を保証するための様々な活動をしています。Work QA「チーム」としていますが、実際には「開発に携わるメンバーの一人として、QAの活動をする」というスタンスです。
直近は、メルカリ ハロのサービスローンチに向けて、プロダクトの品質はもちろんのこと、いかに安心して開発を進め、サービスを早く出せるか、という観点でプロジェクトを牽引してきました。Workチームの開発ダッシュボードを作成したり、テスト実行の依頼が一気に集中しないように仕組みの工夫もしました。また、Workチーム全員が参加するプロダクトのフィードバック会をWork QA チームが主導して定期開催しました。これにより、チーム全員が一致団結してサービスの構築に取り組むことができました。
この数ヶ月、Work QA チームとしては、まずは「メルカリ ハロ」サービスローンチまで駆け抜けてきた状態でしたので、これからは定常的に・早く・安心して機能提供ができる状態をつくっていきたいです。
今後は、開発の方針も改善する必要もありますし、QAとして、UI E2EやAPIなどの自動テストの導入の必要も感じています。また、開発以外の人が困っている場面にも入っていき、Workチームのみんなが、プロダクトの品質を高められるように牽引できるQAチームをつくる必要があります。それこそが私のミッションでもあります。
メルカリでの6年間は変化の毎日。常に新しい環境と挑戦を求める理由
ここからは少し私個人のキャリアのお話を。
今回、メルカン編集部から執筆の依頼をいただき、前のめりに取り組んでみることにしたのは、どこかの誰かの参考になるのかもしれないと考えたからです。というのも、私自身マイノリティの要素が多いのかなと思っていたからです。
例えば、女性エンジニアはまだまだIT業界においてもマイノリティと言えますし、QAエンジニアも市場には母数が少ない職種です。他にも、フルリモートで地方から働いている点などもそうですね。ソフトウェアテストに関する社外活動を続けていることも、なにかしら参考になればという思いからです。
また、私は昔からキャリアプランを計画することが苦手です。現在もあまりそれは変わっていないのですが、ひとつだけ目標があります。それは「世界中どこででもリモートワークができるようになること」、そのために必要なのは「英語ができるようになること」です。
私には娘がいるのですが、彼女が大学生になる頃に、金銭面を気にせずに留学という選択肢を持たせてあげたい、そして、留学先に私もついていけるくらい身軽に仕事がしたいという思いがずっとあったからです。最近、この目標に対して少しずつ近づいていると実感しています。今のところの私の課題としては、英語学習がまだまだ必要なことと、娘にとってはそのタイミングが来たらきっと一人暮らしがしたいだろうとも思い、考えを改め直しました。
2018年にメルカリに入って5年が過ぎましたが、先ほども書いたように一時として同じような状況はありませんでした。数年ごとに異動をしたからというのもありますが、常に挑戦と成長の毎日です。正直なところ、もともと「キャリアアップ」や「成長」といったことにあまり興味はありませんでした。それでも毎日が楽しく、わくわくする仕事に就けたことは本当にラッキーで、これからもわくわくできる仕事を続けていきたいと思っています。
メルカリ ハロのQAエンジニアを募集しています!
最後に、メルカリ ハロのQAエンジニアを募集中です!
WorkチームでのQAエンジニアは担当エリアが広く、それぞれのQAエンジニアとしての得意領域を活かしながら、品質に貢献・牽引していける人を探しています。
ご自身のスキルを活かして、みんながもっと開発しやすく・早く・安全に・楽しく、開発していける環境作りに強いWillがある方は、ぜひカジュアルにお話しましょう!Work QAチームはまだまだドライブしていけると信じています!