こんにちは、2019年2月に発足されたDiversity&Inclusion(以下、D&I)チームで、インターンをしているHazukiです。
突然ですが、メルカリには、国籍や言語、宗教など、多様なバックグラウンドを持つメンバーが多く働いています。D&Iは、そんなメンバーがポテンシャルを最大限発揮できるよう、さまざまなサポートを行っているチームです。
発足して間もないD&Iチームですが、先日、プロノイアグループが主催するイベント「進化するジャングル組織〜思考のダイバーシティが導く経営戦略の未来〜」にゲストとして招かれ、チームを代表してHironaさんが登壇。
本日の「メルカンの日々」では、その模様をお届けします。
多様性について考えることは、周りの誰かのアイデンティティと向き合うこと
幼少期にベルギーで過ごしていた頃、自分と異なるバックグラウンドを持つ人と、どのように関係構築するべきかについて考えはじめたと話すHironaさん。自分とは何者なのか、周りとどのようなコミュニケーションを取ればいいのか。そんなことを考えながら、幼少期を過ごしたと言います。そんなHironaさんはメルカリに入社後、D&Iについてより考えるようになったのだとか。
Hirona:メルカリには世界中からさまざまな分野のプロフェッショナルが集まってきていますが、「〇〇(国籍)人」だからとグルーピングするのではなく、個人のアイデンティティと向き合うことが非常に大切です。多種多様なバックグラウンドを持つ人が集まれば、イノベーションが生まれやすくなります。それと同時に、コミュニケーションの取り方、仕事の進め方、想いの伝え方も人それぞれなので、その分だけ問題が複雑化するのも事実です。
Hirona:またD&Iとは「誰か担当者が特定の誰かのために、心地良い環境を整える」ということではありません。さまざまなバックグラウンドを持つ立場の人が「ともに参画できる場所」を自分たちの手でつくること。そして、一人ひとりが互いのバックグラウンド、考え方、価値観を理解し、認め合うとする姿勢が大切だと思います。
会場からも「Diversityというのは自分のなかにある意識を変えること」といった意見が出るなど、とても活発な意見が交わされていたのが印象的でした。
自分のアイデンティティを隠すことなく、自分らしく働くことができる、そんな職場へ
D&Iチームは、発足してちょうど1ヶ月。発足当初は、チームのミッションやバリュー、そしてそれらを実現するアクションなどについて話し合う日々を過ごしていたと、Hironaさんは話します。
Hirona:高いスキルを持っている人たちが、どうしたらアイデンティティを隠すことなく、最大限のポテンシャルを発揮し、自分らしく気持ちよく働くことができるのか、そんなことをチームとして考えてきました。自分のスキルや強み、そして弱み、そのすべてをいかした働き方ができるように、制度だけでなくコミュニティが生まれていく過程もサポートしていきたいと思います。マイノリティの声を拾い上げていくことで、すべての人にとって働きやすい環境づくりを目指していきたいですね。
なぜD&Iを推進していく必要性があるのか。その意義を考えること、そして自分ではない「誰か」の体験や気持ちに思いを馳せること自体が社会変革の一部だと語っていたHironaさん。
「Diversity」 そして「Inclusion」。そのどちらも尊重した環境を、みんなで一緒につくっていきたい。私自身も、強い問題意識が芽生えた良い時間となりましました。今後もメルカンではD&Iに関する取り組みを発信していきます。ぜひ、ご注目ください。
それではまた、明日の #メルカリな日々で。