こんにちは! メルペイ データサイエンティストの dama_yu です。
先日、「merpay Creditscore×Tech Meetup #2」 を開催しました。今回の #メルペイなう はそのイベントレポートです!
各セッションごとに、簡単にまとめていきたいと思います。
中国における信用スコアとは?
メルペイは中国に注目をしています。まずは、我々がなぜ中国を研究するのか、から話はスタート。その後、中国で最も普及している信用スコアのZhima 信用についての説明がされました。
スピーカーは、メルペイ マーケティンググループ兼中国インターネット研究所所長の家田 @IedaShogoです。メルペイでは、全社員に上海出張が推奨されていますが、家田自身は中国に数ヶ月間駐在し、調査活動を行っていました。
Zhima 信用について
Zhima 信用は、Alipay や Mybank を運営する Ant Financial が提供している、
決済情報などのビッグデータ解析による信用スコアで、
中国で最も普及している信用スコアです。
Zhima 信用は以下のような用途で利用されています。
- シェアバイクのデポジットの免除
- 消費者金融の年利の優遇
- ビザ申請の簡易化
また、Zhima 信用は次の5つの要素から構成されているようです。
- 身分特徴
- 信用履歴
- 消費行動の偏向
- 約束履行能力
- 人間関係
セッションでは他にも、Zhima 信用の、
APIの利用による従量課金方式のビジネスモデルについて紹介がありました。
詳しくは当日のスライドを一部公開しているので是非ご覧ください。
日本での信用スコア、どう作る?
続いて、プロダクトマネージャー山本、プリンシパルエンジニアのkazegusuri、家田の3人で会場からの質問にお答えするかたちで信用スコアについてお話しました。特に盛り上がったトピックをピックアップして、サマリでご紹介します。
Q: 日本で信用スコアを普及させるために障壁となるところは?
A:
- 国民性の違いが最も障壁になる
- 中国では情報をどんどん渡してもOK
- 日本では中国よりも情報管理に関してセンシティブ
Q: 日本での信用スコアは、一つの信用スコアが普及するのがよいのか、複数の信用スコアが共存するのか、どういうイメージを持っているか?
A:
- 多すぎず少なすぎず、数社くらいのスコアが共存するのがよいと考えている
- 1社のみに依存すると、スコアが悪くなった場合の逃げ道がない
- 逆にスコアの種類がたくさんありすぎると、混乱する
他にも、日本で信用スコアをつくる場合にはどういったデータを活用すればいいか、
など非常に議論が白熱したディスカッションとなりました。
最後は、メルペイでの信用スコア開発に携わっているメンバーを含む、多種なメルペイメンバーが懇親会に参加し、自由に情報交換を行いました。
merpay Creditscore×Tech Meetup は近日また開催予定ですので、
今回参加できなかった方は次回是非ご参加ください!
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