こんにちは!メルペイHRのはなです。
5月21日に「日本のお金をアップデートする。#01 -お金の価値はどう変わる?」が開催されました。hey佐藤さん、BANK光本さん、メルペイ青柳が登壇し、抽選倍率20倍以上の人気イベントとなりました。
今日のメルペイなうはそのイベントレポートです!3人がお話されたことを各トピックごとに簡単にまとめていきます。
fintechのキーワードになる「信用」「既存の金融に対してのアプローチ」などの考えやスタンスが正反対だったり、逆に「デザイン」に関しては同じ意見を持っていたりと非常に興味深いセッションでした。
heyの佐藤さん、BANKの光本さん、メルペイ青柳が登壇
今の”お金”に関して不便に思うこととは?
まず、これからのお金を考えるにあたって、今のお金に対しての不満や不便に思うことが話されました。それぞれのサービスや、経験に関連した具体的なお金に対して思う不便さを聞くことを通して、それを本気で変えていくという思いを感じるセッションでした。
光本さん
- 少額でもお金を増やしたいというニーズはあるのに、簡単にアクセスできるチャネルがない
佐藤さん
- 今のお金ってポケットに貝殻入れてたのが多少薄くなったくらい
- 個人に支払い能力があるか、信用があるのか、勝手に判断してほしい。Amazon Goは会員IDとお店にある大量のカメラで個人認証し続けている。今は、その判断を(既存のほとんどの)お店ができていない。
青柳
- お金に関するサービスにアクセスするまでがなめらかじゃない。例えば、あらゆる金融商品を買うまでのプロセスがなめらかじゃない。保険にしても、証券にしても、毎回、それぞれの口座を作らなければいけない。
信用を無視して!?なめらかな社会をつくる
3人があげていたようなお金の不便さを解決するキーワードとして、必ずでてくるのが”信用”です。
まずは青柳がメルペイのミッション“信用を創造して、なめらかな社会を創る”の中にも入っている “信用” について話しました。メルペイ独自のデータに基づく信用の話です。
一方で、光本さんは“信用を無視して”なめらかな社会を創っていきたいと話されていました。全く逆の意見が大変興味深いトピックでした…!
青柳
- メルペイが目指すのは新たな信用を創造していくこと
- 今まで、クレジットカードを作成するには、過去の支払い/未払いデータや就業状態などの入力情報を信用としていた
- メルカリにあるデータを使うと、メルカリで購入したアクションが信用になり得る。なぜかというと、購入した商品のリセールバリューが分かっているため。そこから、その人の支払い能力がわかって信用となる。
光本さん
- メルペイはデータを持ってるから信用を作っているが、メルペイと全く逆のところに興味があってチャレンジしたいと思っている。それが 信用を無視してなめらかな社会を創ること。
- 信用や疑うことはコストだと思っている。信用を無視して、成り立てばそれで良いと思っている。それがCASHのビジネス。
- 1000人のうち、990人良い人で10人悪い人ならば、その10人だけのために信用を考えるのはコストなのではないか?
- 信用を無視するからできることもあるのではないか、と思っている。
お金を変えるテクノロジーは最新のテクノロジーとは限らない
次のトピックとなったのが“お金と生活を変えるテクノロジー”。しかし、3人に興味のあるテクノロジーを聞いたところ、これに関しては3人ともが共通して “UX”や”デザイン”の大切さを話しました。
佐藤さん
- “今ある技術とデザインノウハウでちゃんとした人が作り直すこと” “既存の金融サービスは満たしてなかったことを満たすこと”によって、金融をモダンにしていくこと(がfintech)
光本さん
- (最新の)技術というよりも表現
- 最新のテクノロジーでなくUXやインターフェースが大切、アプローチが違う
青柳
- 日本の金融サービスを作るために持ち込まれていないのがUXやデザインの部分
- 中国の昔からある保険会社のピンアンは、スタートアップを買収していって、tech出身の人たちによって変わった。
- メルペイはデザイン組織に対する投資を継続的にしていく。そして、プロダクト開発の過程でユーザービリティテストも何度もしている。
どんなエンジニアに仲間になってほしいか
最後に、3人がどんなエンジニアに仲間になってほしいか話しました。この記事では、青柳が語った仲間になってほしいエンジニア像をご紹介します。
- 想像力がある人。ミッションの達成に向けて、どんなサービスを創っていきたいか考えることができたり、考えてワクワクする人。
- コミュニティに関与しながら作っていける人も良い。超社交的である必要はないけど、ポジティブにエンジニアリングコミュニティにでていって盛り上げる人が良いと思う。またそれを持ち帰ってきて、メルペイでの実装にもつなげていってほしい。
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