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海外と日本、それぞれの文化を知っているから活かせるスキルは?|メルカリUSチーム“海外大学出身”先輩&後輩対談

2018-2-9

海外と日本、それぞれの文化を知っているから活かせるスキルは?|メルカリUSチーム“海外大学出身”先輩&後輩対談

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メルカリの大きな特徴の1つに、新卒・既卒を問わない通年採用があります。そのため、今では日本の大学だけでなく、海外大学出身者などさまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まっています。

では、海外での大学生活を経験したメンバーは今、メルカリでどのようなスキルを活かし、活躍しているのでしょうか。

そこで今回のメルカンでは「海外大学出身者」の共通点を持つ先輩・後輩対談として、メルカリUSチームの片岡さん(@shinya)と上原さん(@jackchuka)が登場。アメリカでの生活を経て日本で働くことを選んだ2人がそれぞれ感じたことを話しました。

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片岡慎也(Shinya Kataoka、@shinya)※写真右

メルカリUSチームのプロダクトマネージャー。オハイオ州立大学を卒業後、コンサルタントとして従事。アスクル株式会社、GREE株式会社、株式会社フリークアクト・ホールディングスを経て、2014年7月にメルカリにジョインする。


上原優典(Masanori Uehara、@jackchuka)※写真左

メルカリUSチームのサーバーサイドエンジニア。カリフォルニア州立大学アーバイン校を卒業後、2017年4月にメルカリへ新卒入社。入社後はJPチームを経て、現在はUSチームでプロダクトを築き上げている。

海外生活を経て感じた、日本人としてのアイデンティティ

@shinya:私はアメリカでサプライチェーン・マネジメントという、モノやサービスが生まれてから地に還るまでの全体のプロセスを最適化するようなとても範囲の広い学問を勉強していたけれど。@jackchukaはコンピューターサイエンスを勉強していたんですよね?

@jackchuka:そうですね。日本で言うと、情報工学的なものですね。おもにソフトウェアやプログラミング、アルゴリズムを勉強していました。

@shinya:そして世代は違えど、私たちはそれぞれ海外での大学生活を経て日本のベンチャーに就職しているわけですが。そもそも、日本以外で就職する選択肢もありましたよね? @jackchukaは日本のベンチャー、それもメルカリを選んだ理由はなんだったんですか?

@jackchuka:僕の場合は、エンジニアなので技術力が高い会社を志望していました。だから、日本にあるIT企業のテックブログはチェックしていたんです。そこで、メルカリのエンジニアが書いたものをよく見ていました。そんな中、キャリアフォーラムでメルカリの中の人に会う機会があり、そこから新卒入社に至ったんです。

@shinyaさんは、メルカリ以前にいくつかメガベンチャーを経験されていますよね? なぜ日本のベンチャーに?

@shinya:これは@jackchukaもそうだったと思うんだけど、海外へ1人で飛び出してみて初めて「自分のアイデンティティは日本に根強くあるんだな」と感じたんですよね。

@jackchuka:愛国心が強まるパターン、海外大学出身や留学経験者あるあるですね。僕、最後の方は日本に帰りたくて仕方なかったんです。もちろん、ホームシックという意味ではなく(笑)。日本の文化に触れて、そこで何ができるかを考えるようになっていった気がします。

@shinya:海外に出ると、当然ながら現地の文化や習慣に触れることになります。そこで自分の中にある日本人としての要素が浮き彫りになる。私の場合は、アメリカに4年ほど住んでみて、改めて自分が生まれ育った日本を好きな気持が強まり、良さを広めたいと思ったんです。そこで「日本発グローバル」で成功を目指す立場で関わりたいと思って、日本の企業を選びました。

@jackchuka:ベンチャーを志望した理由は?

@shinya:私がベンチャーを選んだのは、やはり若くして裁量権や責任ある仕事を任せてもらえそうだと思ったからです。

私自身、大学を卒業したのは26歳。だから、同年代に比べてスタートが遅く、それがコンプレックスだったんです。早く経験を積みたかったし、成長したかった。それもあって、責任ある仕事を早い段階で経験できるベンチャーを選びました。

この半年でさらに強まった「USでの成功」に対する意識

@jackchuka:@shinyaさんは2014年入社ですよね。当時のメルカリを振り返ってみてどうですか?

@shinya:当時は(山田)進太郎さんが自ら仕様書を書いていたような時代でしたからね(笑)。

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でも、当時すでにUSオフィスがあり、そこでサービスを始める寸前でした。このときは現地の人とやりとりはあったものの、開発は100%、日本でやっていたんです。でも今は、現地にもエンジニアが多く在籍していて、PMからの細かい指示がなくても自ら考えて動いてる。引き続き日本でも開発をしていますが、USでもできるようになり、開発スピードがグッと上がりましたね。

@jackchuka:僕は2017年4月に新卒として入ったので、まだそれほど大きな変化を感じられていませんが。でも最近、印象的だったのはUSチームのSlackで「今日から英語でやりとりしよう!」という話になり、その瞬間からみんなのやりとりがパッと英語に切り替わったことです。

あと、海外出身のエンジニアと英語でコミュニケーションする機会もより増えてきました。メルカリではアメリカだけでなく、インドやアジアのメンバー採用も進んでいるので、このままいくと来年には社内文化がさらにガラッと変わるんじゃないかと思ったりしましたね。

@shinya:グローバル目線での変化で言うと、個人的には特にこの半年間でUS事業に関わるメンバーの「USでの成功」に対する意識も変わった気がしています。

きっかけは、やはりUSのCEOとしてジョン(・ラーゲリン)の参画です。それ以降、USのマーケットでも非常に高い能力の人材がすごいスピードで集まり、よりハイレベルな組織になるための基盤ができつつあります。

私は、今のメンバーとともに努力を欠かさず続けていけば、USで必ず成功できるとより強く思っているんです。最近は、この成功を私のような古参ではないメンバーも強く信じ始めている。私のチームはUSへ定期的に出張し、滞在して、現地の雰囲気やモノづくりを体験できているからというのもあると思いますが、そういった気持ちの変化をここ半年で感じましたね。

2つの文化を知っているからできる仕事

@shinya:@jackchukaって、どれくらいアメリカにいたんですか?

@jackchuka:8年くらいですね。

@shinya:そんなにいたの? だからそんなに英語がうまいんだ!

@jackchuka:いやいやいや(笑)。

@shinya:でも、@jackchukaはエンジニアとしての技術力はもちろん、言語能力もすごく高い。だから、海外のパートナーと関わる仕事や、日本語を話せない人と関わるときにアサインしたくなりますね。

これは言葉のニュアンスの問題で、日本語で言うと少し角が立つけど、英語だとそう感じない表現がある。@jackchukaは英語にも日本語にも慣れっこで、さらに2つの文化を肌で感じていて免疫もあるから平然として仕事ができるところがすごくいいと思っているんです。

@jackchuka:僕からすると、@shinyaさんは常にチームをスムーズに進める努力をされていると感じますね。メンバーへの配慮の中からも、相手のことをゼロから学ぼうとしているように感じます。だから、どんなメンバーが来ても適応力が高いんです。

@shinya:そもそもメルカリには、海外大学出身者や留学生だけでなく、現地で事業をしていたメンバーもたくさんいます。だから英語に慣れている人は多いし、異文化を受け入れる力が備わっている人も多い。出る杭は打たれない文化と言うか、各メンバーが力を出せる環境がありますね。

海外大学出身者、留学経験者の強みはアンラーニング

@jackchuka:僕、最初にアメリカへ行ったときはまだ自分の中に日本人的な感覚が強く残っていて、周りの人と目を合わせられなかったり、もぞもぞしてレジ係の人と話せなかったりしました(笑)。でも、周りで楽しそうに話す人を身振り手振りで真似してみたら、案外うまくいったという記憶があるんです。

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国によって文化は異なりますが、それに合わせるとコミュニケーションが円滑になる。これを日本とアメリカの両方で経験することで適応力が上がった気がしています。そうすると、物事をスムーズに捉えられるようになるんですよね。

@shinya:私は、海外の大学へ行ったり留学したりした人たちはみんな一度はアンラーニングの経験があると思っているんです。なぜなら、海外に出ていろいろな人種や文化に触れると、これまでの自分では考えられなかったことに出会うから。そして、いったん目の前の異文化を受け入れることになる。

新しい考え方を受け入れるということは、それに合わせて自分も変化させていくことも必要です。海外で生き残ってきた人は、みんなそうやってアンラーニングして自分の考えや感覚を変化させてきた人たちだったりします。これはダーウィンの「適者生存」の話にもつながるくらい、生き残るために必要な自然の摂理だと思っているんですよね。

変化してきたからこそ生き残れた。違う言い方をすると、変化を受け入れないと生き残れない。

海外に一度出た人には、こういった変化に合わせて自分を進化させていく力が強い人が多いです。だから、海外の大学や留学経験がある人たちは、スタート時点ですでに環境に対応して生き残る基盤を備わっているように思いますね。

メルカリに合うのは「激しい変化を楽しめる人」

@jackchuka:@shinyaさんの話に通じるかもしれませんが、僕はメルカリに入社してすぐJPチームに配属されました。そして3ヶ月後にはUSチームに変わったりして(笑)。振り返ってみると、そこでの切り替わりでは自分自身の変化も求められた気がしますね。

@shinya:チームが変わるということは、内容はもちろん、マネジメントも大きく変わります。私はほかのPMに比べてエンジニアリング以外でのリーダーシップもお願いしたり、わりと背伸びしなきゃいけないことをメンバーに求めたりするタイプだったりしますし(笑)。

@jackchuka:この激流のような変化を楽しめる人がメルカリに合っているかもしれませんね。

@shinya:そうですね、柔軟性と適応力があるかどうかに尽きるかもしれない。

メルカリのミッションは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」です。すでにサービスとしては生活の習慣の一部になりつつあり、これが何十年も続くと文化になります。そういったサービスに関われることは一生に一度あるかないかだと私は思っています。

見る人によっては、メルカリの中で起きる変化は激流かもしれない。でも、常に変化を受け入れなきゃいけない環境だからこそ、能力もスキルもすごいスピードで成長していく。

この感覚って、どこか新しい国へ1人で行く感覚に近いですよね。その土地ごとの感覚に合わせる。そういった適応力で、物事をスムーズに捉えられる人がメルカリに合っている気がします。

※メルカリは、2月17日〜18日に開催されるサンフランシスコキャリアフォーラムに出展します。ぜひチェックしてください!

careerforum.net

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