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〈前編〉新卒によるアイデアソン「未現会議」。“Back to Startup”実現に向けた道のり

2025-1-14

〈前編〉新卒によるアイデアソン「未現会議」。“Back to Startup”実現に向けた道のり

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メルカリでは、社内の有志を募るかたちでアイデアソンを実施しています。
今回ご紹介するのは、過去の「ぐげん会議」「よげん会議」の流れを汲んだ「未現(みげん)会議」。

前編である今回は「未現会議」の概要と、2024年12月までに進行した一次審査、チーム発表までの様子をご紹介します。

未現会議とは

冒頭でも触れたとおり、未現会議は過去のアイデアソンの流れを汲んだ「実にはない、楽しくて新しいもの」を考えようという主旨の、いわゆる“社内ビジコン”です。

過去に実施された2019年の「よげん会議」では、Mercoin(暗号資産事業)のもとになるアイデアが提案され、その後新規事業として発展していった実例もあるほど。

このように有志のメンバーから生まれたアイデアが新たな事業になっていくような“Back to Startup”の体現を目指し、新卒1年目の三反田 祥哉(@santa)が発起人となって開催。インターンを含む新卒メンバーが主催する初めてのアイデアソンとして運営しています。

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運営は新卒2年目までのメンバーに加え、インターンメンバーとして@yurinoも参加。

審査方法

応募要件は、「新卒2年目までであること」のみ。
寄せられたアイデアは以下の審査によって判断されます。

一次審査

  • アイデアを1ページのドキュメントで提出
  • Executive 5名による審査
  • アイデアはいくつでも提出可

最終審査 on 発表イベント

  • 各チームによる発表15分、質疑応答10分
  • プレゼンスライドは必須、それ以外のデモ等は自由
  • Executive 5名による審査
  • 誰でも見学可能

審査スケジュールは以下のとおり。

採点基準

採点の基準になる項目は主に3つ。
優先度&インパクト、メルカリグループ貢献度、実現性によって評価され、それぞれを合計したポイントによって審査の結果が決まります。

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実際の様子

続いて、2024年11月上旬から現在に至るまでの流れを時系列に沿ってご紹介します。

募集期間中

プロジェクトが動きはじめると、運営メンバーが周囲に呼びかけ、募集開始。
応募者は以下の項目を踏まえたうえで、一枚のドキュメントを作成します。

  • タイトル
  • 概要
  • 提案背景
  • ターゲット
  • インパクト
  • メルカリが行うべき理由

これらを踏まえるとなると、一項目に割けるのは多くて300文字ほど。端的に、かつ明快に企画書を作成する能力も問われます。

さらに、募集期間中にはオンラインとオフライン交えたLunch & Learnも実施。
まだアイデアが形になっていない人でも、運営メンバーと壁打ちしながら詳細を詰めたり、その場に集まったメンバー同士で近い切り口があることが分かると、共通する課題について解決策を話し合ったりと、応募するアイデアの精度を上げるいい機会に。

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▲実際のLunch & Learnの様子

応募締め切り

11月30日に応募が締め切られると、いよいよ審査へ。

寄せられた応募総数は、計49点。中には一人で最大13個ものアイデアを提出した人も(!)。

寄せられた企画は事業の種になるため、詳細をお伝えすることはできませんが、アプリケーションの改善提案にまつわるものから、マーケットプレイスを拡大するビジネスプラン、さらには全くの新規事業までとバラエティ豊かなものでした。

一次審査

いよいよ一次審査当日。
当日は12名のExecutiveが集まり、一人あたり1分の持ち時間でプレゼンを行いますが、タイマーが鳴ったら即終了。厳しい時間制限のなか、応募者はそれぞれ何を中心に伝え、どのような懸念にどう対処するかなど可能なかぎり伝える緊張感のある時間に。

▲一次審査会場の様子


それぞれのアイデアへの質疑応答の時間には「これをメルカリが取り組む意味はどこにありますか?」「トラブルが起きたときの補償はどのように考えていますか?」など、実際に事業化する前提の質問が寄せられ、応募者はこれに応えました。(新卒2年目のメンバーに対しても気を抜かないアイデアソン、非常に緊張感があります)

審査員は審査シートに点数とコメントを記入し評価。どのアイデアに紐づいたコメントかお見せすることはできませんが、以下にコメントを一部抜粋して紹介します。

  • 「同じようなのを新卒2日目で提案したなと思って懐かしくなりました」
  • 「 ずっと前から試したい可能性ではあります」
  • 「実装コストは大きいが、少ない投資で大きいインパクトを与えられるのでROIは良さそう」

というポジティブなコメントもあれば…。

  • 「発想は好きですがこの評価軸だとこうなりました」
  • 「おもしろいと思うが、もう少しユーザーストーリーがほしい」
  • 「あえてメルカリがやることで生まれるメリットが強調できるといい」

など、アイデアの弱点を的確に突いたコメントも。これほど審査員の方々もシビアに判断していることが伺えます。

チーム発表

その後審議を経て一次審査の結果が発表。
6組のチームが選ばれました。


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チームリーダーが一人、メンバーは個々で集めてチームが組成され、アイデアのブラッシュアップに寄り添うスポンサーも決定。いよいよ最終審査に向けた道のりがスタートしました。

この記事でお届けできるのはここまで。

予想以上の応募を集め、審査にも難航するほど良質なアイデアがたくさん集まったことで、大変熱の入った一次審査が終わりました。

ここまでの振り返り

立ち上げから運営チームのチームアップなど、未現会議を主導した@santaがこれまでを振り返ります。

このプロジェクトを始める前は、正直、一体どれくらい応募が集まるだろう…と不安に思っていた部分もありました。ですが、運営メンバーの皆が積極的に呼びかけてくれたこともあり、一次審査発表のスケジュールを後ろ倒ししなければならないほど集まり、ワクワクするようなアイデアが数多く寄せられ安心しました。

熱量がある新卒メンバーのモチベーションをどうにかExecutiveに直接届ける機会が作れたら、と思って始めたプロジェクトなので、同じ思いの方々が集まってくれたことも、とても嬉しいです。

運営としては改善すべき点も見えましたし、このプロジェクトをメルカリの文化として毎年開催していく素地は作れたように思います。

とはいえ、まだ一次審査を終えたところ、応募者の皆さんが積極的に周囲のメンバーを巻き込んで、クオリティの高い最終審査になることを楽しみにしています!

―@santa

そして、最終審査へ

怒涛の勢いで進むこのアイデアソンも、最終審査が間近になってきました。これからは、それぞれのチームが1月30日の最終プレゼンに向けて、アイデアの精度を上げていく時間。

次回、後編は2月上旬に最終審査の様子、そして参加者の声をお届けします。

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