こんにちは。
Business Support Teamで障がい者採用や障がい者雇用に関するPRを担当している伊藤樹未(shigemin)です。
Business Support Teamは様々な障がいと共に働くメンバーを中心に構成されていて、業務ごとに複数のUnitに分かれ、Leadがマネジメントしながらサポート業務を請け対応しています。ですが今、社内のニーズに応じて業務範囲を拡大したり、新たなUnitの設立を行ったりと、新しいメンバーが必要な局面を迎えています。
まずは私たちの仕事の実態を広く知ってもらうため、Business Support Teamの障がいを持つLeadの@oguoguと@Zaki-sanの二人に働き方を聞きました。
この記事に登場する人
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小倉翔太(Shota Ogura @oguogu)
2020年12月メルカリ入社。Business Support Team / Product/Annotation UnitのLeadとしてメンバー4名を束ねる。サーフィンやジム通いが趣味
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神崎仁(Hitoshi Kanzaki @Zaki-san)
2023年10月メルカリ入社。Business Support Team / Payroll Unit, Accounting Unit, Relocation UnitのLeadとしてメンバーを束ねる。ファッション、美術やギャラリー巡りなどが趣味
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伊藤樹未(Shigemi Ito @shigemin)
2024年2月メルカリ入社。Business Support Team / Payroll Unit,Talent Acquisition Unit兼務、社内外の障がい者雇用に関するPR担当。カフェ巡りや旅行が趣味
ーまず入社することになったきっかけや、決め手について教えてください
@Zaki-san:前職では特例子会社のリーダーをしていて、よりステップアップを目指していた時にメルカリで働く友人から紹介を受け、転職を決意しました。ミッションである「あらゆる人の可能性を広げる」という言葉に共感したのが決め手です。
@shigemin:元々育児と両立したくて転職活動を行っていました。障がい者雇用だとどうしても業務の範囲が狭まるのですが、メルカリは「やれるところまでやってみる」という雰囲気があり、子育てが落ち着いたときにキャリアアップできる環境に惹かれ入社しました。
ー皆さん、キャリアアップの可能性があることなどに関心を寄せていたということですね。では実際に、たとえば他の企業で働いていたときと比べて、具体的にどのような違いを感じていますか?
@oguogu:キャリア成長において、様々な業務を経験していく中で、必ず失敗と遭遇すると思います。メルカリは常に挑戦を後押ししてくれる会社なので、他の企業で働いていたときと比べて、失敗を恐れずに学びとして活かして次へ繋げられるうえ、上司や周囲にもフォローしてもらえるので、キャリア成長がしやすいと思っています。それこそが、メルカリの魅力だなと感じました。
▲当日は手話と筆談を交えてインタビューを進行しました
@Zaki-san:リーダーという立場は前職と同じですが、メルカリの場合、業務の依頼元も同じメルカリのミッションのために働いている、そして企業文化、風土として一般的な企業以上に関係性がフラットなこともあって一緒に課題解決する意識が強いと感じています。そのため、指示されるような仕事の受け方をするだけではなく、業務のワークフロー改善をこちらから積極的に提案したり、Business Support Teamでできそう、やったほうがよさそうなことを提案・実施できる環境があることが大きな違いだと思います。また社会一般的な障がい者雇用チームではあまり担当していないアサインや契約、採用・評価などに関わったりとLeadの役割は限りなく広いと感じていますね。
ー実際に働いてみて、どのような点がいいと感じていますか?仕事面、生活面の両方から教えてください。
@oguogu:メルカリならではのコミュニケーションの一つとして取り組んでいるのは、マネージャーやメンバーとの1on1を実施しており、いつでもコミュニケーションが取れることです。メンバーとは、週1回半期ごとに行う目標設定、キャリアに関する相談はもちろん、それ以外でも自由に話が聞けるところが良い点だと感じています。メンバーの成長をどのようにサポートしていけばいいのか、挑戦をどのように後押しすればいいのかをクリアにできるし、サポートする私自身にとっても良い勉強になっています。
また、私もメンバーも実務に入ってるので、同じ目線に立ちながら議論を行い、いつでも相談できる体制をとっているのでLeadとしてフォローができることもありがたいです。さらに、上長にあたるマネージャーとの1on1も定期的に行うだけではなく、困った時にいつでも相談でき、またフィードバックももらえるのでLeadとして成長しやすいのも良い点だと感じました。
@Zaki-san:さまざまな経験やバックグラウンドがあるメンバーが入社してくるので、1on1で認識をすり合わせたり時には関係のない話をしたりなど、メンバーそれぞれを知ることって大事だなと思いますね。自分もそれで任せてもらえる仕事が増えたりするのが実感できます。
@shigemin:自分の裁量である程度業務を調整したり、メンバーへのフォローができるのはとても良いですよね。
@oguogu:Leadになると、カウンターパートと調整する機会が増えてくるので、ある意味鍛えられることも良い点だと思ってます(笑)。
@Zaki-san:わかります。業務課題とメンバーの特性をいかに融合させるか、毎日悩むことも多いですけど、その分達成感はありますね。
私も仕事面で良かった点は2つあって、ひとつは業務領域に上限がないこと・マネジメントや専門性を持ったメンバーとして上を目指すことができること。もう一つはその仕事に対してきちんとした評価制度が整っている点です。業務設計をほとんどゼロから任せてもらえて、Unit立ち上げや業務移管を経験することが出来ました。カウンターパートと一緒になってメンバーやチームの特性にあわせた最大限にチャレンジできる業務を作ることができるのは良い経験です。
@oguogu:評価制度については、自分のやったことが透明性を持ってフィードバックしてもらえるので、とても気に入っています。また、評価制度やValuesを発揮する行動も分かりやすい仕組みになっていて、それも自分にフィットしていると感じます。
@shigemin:制度の面では障がいの特性によっては通院が必要なこともあるので、ハイブリッドワークスタイルやフルフレックス勤務という制度は私生活との両立がしやすくなりますよね。
@oguogu:確かに、shigeminがいうように、通院が必要なメンバーにとって助かる制度だと思います。そのため、障がいのことをあまり深く考えずに思う存分に働けるのも魅力ですよね。
@shigemin:一緒に働くメンバーも調子の良い時と悪い時が一定のサイクルでやってきており、Leadやマネージャーに共有して調子が良い時はアクセルを踏みすぎず、かといってある程度頑張らせてくれる環境であり、やりがいと無理ない働き方のバランスが取れていると言っていましたね。
また自分の体調不調のみではなく子供の体調にも合わせて休みを取れたり、中抜けや早退できたりするのはありがたいし、自分で時間調整できれば終わらせるべき仕事は進められるので、日中いないことで評価が下がるということはないのもありがたいという声も聞きます。逆に言うと管理できていないと厳しい(笑)。
ー制度を活用している例を教えてください。もしその制度がなければ、働き方や私生活はどのように変わっていますか?
@shigemin:sick leave、フルフレックスという制度をフル活用しています。我が家は保育園に入れず幼稚園になってしまったので、仕事の合間を縫って用事を済ませられる制度はありがたいです。小学校に入ってからも意外と行事があったりするので、時間の調整がききやすいのもメルカリならではと思っています。
また産育休を経て復帰したメンバーもおり、merci boxの制度をかなり活用していると聞いております。障害者雇用だけでなくメルカリ全体として自分の体調をケアしつつも育児などができる働き方の制度が整っている印象があります。
ー今のチームはどのようなチームだといえますか?
@shigemin:色々なメンバーがいるので「お互い様」という空気があり、助け合いが自然と出来上がっています。強制ではなく自発というところが私たちのチームのとても良いところです。
メンバーにも聞いてみたのですが、特性(例えば双極性障害など)について、当事者として知識がある方がいるので、1から困りごとを伝えなくても理解してもらえたり、また体調に波があるときは「今日はスローペースで稼働します」など伝えておくなどお互いにフォローしたりと働きやすい環境と話してくれました。
Business Support Teamでは自己紹介スライドを作って1on1で最初にお互いの自己紹介をするのですが、配慮事項や特性に関することも記入しています。特性の種類や診断名というよりは、どんな特性、配慮が必要なのかという視点でどうフォローしたら良いのかお互い共有するようにしています。
またメンター制度がとても充実しており、例えば、Business Support Team独自のカリキュラムを設けていて、全員が同じタイミングで良いスタートを切れるようにサポートするなどチームとしてよくしていこうという動きがあります。
あらためて、入ってみてすごい面白い会社だと思っているので、失敗してもどんどん挑戦して行けるのもメルカリだからできると思っています。「配慮」するけど「遠慮」はしない雰囲気がとても気に入っています。
ー今後、どのようなチームにしていきたいと思いますか?
@oguogu:課題としては、Leadが不足しています。現在Business Support Teamに所属しているメンバーの方々は非常に優秀であることを認識しています。その可能性を見出して、新しいLeadの方を迎えて、一緒に働いてより良いチームにしていきたいと思います。
また、Leadとして挑戦したい、マネジメントを経験したいと考えている方がいるとすれば、メルカリは本当にその挑戦を後押ししてくれて、自分自身も他のメンバーもチームも成長していけるような環境が整っている会社なので、ぜひメルカリを受けてみてほしいと思います。
@shigemin:これには私も同感です。向上心があり、パッションを持って働いているメンバーを身近で見て自分も頑張ろうという気持ちになります!自分だけでなく周囲の成長を後押しできるようなチームになると更に最強になりますね!
@Zaki-san:これまで会社の事情や社会的な事情でマネジメントにチャレンジする機会がなかった方にもメルカリがチャレンジできる場であり続けたいですよね。
長期的なところでは、社内外でBusiness Support Teamやメンバーの特性などへの理解をもっと深めたいと考えています。先日のファミリーデーでは全社のイベントに手話通訳士さんを派遣するなど、様々な個人レベルの活動を始めているメンバーが居るのでこれを後押ししたいです。この記事もその一歩になってほしいですね。
@shigemin:それぞれ理想とするチームの形はありますが、メルカリではたくさんの成長の機会を与えてくれる環境であるのでそれを活かしてあのチーム(Business Support Team)なら!という認知を高めていきたいです。
@oguogu:社外へ発信して理解を深めたい気持ちは、とても共感します。社内では認知度が前より高くなりつつあると実感できますが、社外ではまだ充分ではない。そのため、私たちの活動はメルカンなどを通して、さらに発信していきたいですね。
ーLeadにはどのような人が向いていると感じますか?
@oguogu:失敗をしてもめげずに、メンバーを全力でサポートしていこうというマインドを持っている人は向いてるのではないかと思います。業務の効率化を検討しているメンバーにアドバイスをしたり、体制を構築したりするのが好きな方にも向いてると感じます。
Leadに挑戦したいけど特性がどうしても気になる…と懸念している方もいると思いますが、特性上「苦手なところを直す」ではなく「特性を活かす」という考え方で挑戦したいのであれば、その人も向いてると思います。
@shigemin:メルカリ自体が、できるところまでやってみようというカルチャーなので、向上心のある方にはぜひ来ていただきたいですよね。
@Zaki-san:メルカリで働くメンバーの一員としては、ミッションとValuesに共感していること、それを体現できることが大前提です。スキル以上にこのカルチャーにフィットして自ら体現できる人が求められていると思います。普段からミッションやValuesを意識できているかが行動や成果にやはり出てくるので、そこのフィットが高い方はやはり強いのではと思います。
@oguogu:Zaki-sanは常に“メンバーの成長につながるためにはどうしたら良いのか”に重点をおいて、日頃メンバーの成長について意見を語っていたので勉強になっています!
@Zaki-san:うまくいえないけど、せっかく一緒に仕事をするんだからメンバーも楽しんでほしいし、会社の枠にとらわれずに過去よりももっと活躍できる人になってほしいんですよ。
この記事に関連する求人情報
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