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新卒プロデューサーがID連携プロジェクトに携わって学んだこと

2016-10-14

新卒プロデューサーがID連携プロジェクトに携わって学んだこと

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自己紹介

初めまして、メルカリに新卒で入社したプロデューサーの家田です。学生時代は、上海で営業のインターンや、中国スタートアップのリサーチのバイトをしていました。

大学卒業後は、中国で起業するか迷いましたが、将来海外で事業をすることを考えると、スタートアップの中でも海外に積極的に展開しているメルカリで経験を積もうと思い、入社しました。

プロデューサーは企画を立てることが全て??

入社後、メルカリとソウゾウの手掛ける メルカリ アッテのID連携を推進するチームにプロデューサーとしてアサインされました。

チームメンバーは、プロジェクト・オーナー1名とエンジニア8名、QA2名、プロデューサー1名の合計12名です。マネジメント経験者も多く、エンジニアだけでなく、マネージャーとしても一流の方たちが集うチームです。

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プロジェクト・オーナーのメンター(左)と

プロデューサーとしての具体的な業務は以下のものです。

  • ID連携の仕様策定
  • 他チームへの影響範囲の確認と調整
  • イレギュラーケースのお問合わせのフローの作成

入社後半年間は、ID連携を行うための仕様をまとめたり、ID連携に伴う影響が無いかを他チームと調整したりしました。

また、ID連携上発生し得るエラーをカスタマーサポート(CS)の方と協働して仕様を作成し、どういうエラー文言を設定するとCSは迅速にお客さまに対応できるかを考えたりしました。

表にはなかなか見えない、裏側の実装の仕組みやイレギュラーケースの対応、CSのオペレーションをどう作るかという業務がほとんどで、企画っぽい企画はほとんど作りませんでした。

半年裏側の仕様を作って気づいたこと

入社前はアプリのプロデューサー=最新アプリのデザインを反映させたり、他のアプリの施策を取り込んだりするのが仕事であると思っていました

しかし、この半年で行ったのは、ほとんど目に見えない機能の仕様の作成や調整の数々。

そんな中、メルカリ全体に関わる、ID連携の大規模なプロジェクトに関わることで得られた気づきは、アプリを支える裏側の基盤やCSの仕組みを作ることもプロデューサーに求められる重要な要素の1つということです。

アプリの運営は、CSのオペレーションを作ったりと表からは見えない様々な業務の上に成り立っています。

プロデューサーがアプリを作るだけではなぜだめか

メルカリの急成長を語る時には、どうしても表面的な所に目がいきがちな気がします。

しかし、お客さまからのお問い合わせに早く、そして正確に対応できるCS体制を築いてきたことなども、短期間でメルカリが大きくなることができた要素です。

アプリの開発だけでなく、CS組織の課題解決やあるべき姿などをプロデュースしてきたからこそ、今のメルカリがあるのだと思います。

それを突き詰めれば、どういう職場やチーム編成だと働きやすいか、社員がより活躍できるかを考えることに繋がります。

良いプロダクトを作って、多くの人に使ってもらうのがゴールとするなら、アプリ開発以外の部分もプロデュースできて初めて一人前になることができると感じました。

視点を変えれば学びは創ることができる

アプリ開発のプロデューサー=企画という思い込みのまま仕事をしていたら、思い込み以上の学びは無かったでしょう。

しかし視点を変えることで、どのようなオペレーションだとCSにとって良いのかなども考えるようになり、学びとして得ることができました。

これからも色々な仕事をやっていくと思いますが、その仕事がどうしてあるのか、誰の役に立っているのかを考えることで、自分が得られなかった視点を身につけることができると思います。

メルカリに入って良かったのは、スタートアップの急成長と、ID連携など大規模なプロジェクトを同時に経験できたことです。

この半年で得た学びを活かして、良いプロダクト作りに貢献していきたいです。

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