メルカリは2016年4月に初めての新卒メンバー6人を迎え入れ、17/18年度の新卒採用及びインターンの受け入れを積極的に進めています。
このたび、mercan(メルカン)の開設にあわせ、メルカリ代表の山田進太郎に【伸びる新卒、20代若手社員】をテーマにインタビューしてみました。(聞き手:HRグループ・松尾)
伸びる若手メンバーに共通するのは好奇心の強さ
― メルカリは今年はじめて新卒メンバーを採用しました。進太郎さんからみた「伸びる新卒」の共通点ってありますか?
前の会社では新卒採用の経験があるのですが、好奇心の旺盛さが重要かなと思います。常に新しいことに首を突っ込んだりする人。
というのも、新しいことに手を出すとだいたい失敗する。失敗すると悔しいからなぜだろうと必死で考える。好奇心が新しい機会(=チャンス)を生んで、失敗の積み重ねとそこからの学びが成長につながる。これは職種に限らず言えることだと思います。
― 一方で「あれもこれも手を出して何も残らないよりは、まずは一つに集中してスキルを高めるべき」みたいな話もあると思うのですが。
若い時から一つのことに集中することが100%ナシってワケじゃないけど、なにかに固執しすぎるのはリスキー。だって20代までって、世の中にどんな仕事があって自分に何が向いているかとかまだ分からないだろうから。
だからいろいろと手を出してみて、向き不向き、自分の好みを知っていくのが大事。
たとえば自分では向いていないと思っていたことでも、ほかの人と同じ労力で高い成果が出せたり、やってみると楽しくてのめり込んじゃうことを見つけられたりすることもあるし。
成長している会社こそ、伸びる環境の大前提
― だからこそ自らそれに出会う好奇心が大事だと。
そうですね。知ってることは自力で出会えるけど、人からのアドバイスとか仕事を振られて初めて気づくこともある。
だから知らないことに出会わせてもらえたり、アサインされる環境があることも大切。そういうチャンスを受け入れる素直さや吸収力も「伸びる」メンバーに共通してると思いますね。
― 伸びるベクトルを見つける機会をどれだけ得られるかってことですね。
方向性を定めることは非常に重要で、結局そこが間違っていると成果も出ないし、よって結果としても伸びない。自分に合った方向性を見つけることが重要。これは人だけではなく事業にも当てはまる。
― 事業の話が出ましたが、若い人にとって所属する会社や携わる事業が伸びていることって、その人の成長に大きく影響するものだと思いますか?
間違いなく影響しますね。会社や事業が急成長していれば、新しいチャンスがどんどんでてきて、いい仕事、優秀な人材に出会える確率は飛躍的に高まるので。
間違えてはいけないのは「少人数の会社なら、若い時からなんでもできる」と勘違いすることですね。重要なのは会社や事業が成長していることで、小さいままだといつまでたっても同じような仕事をすることになる。よって成長することも難しい。周りが成長していれば自分も成長することができるということですね。
スケールすること、大きな成功を目指すこと
― スキルや志向面の話も聞かせてください。プログラミング能力ってエンジニア以外でも必要ですか?
今、インターネット、特にモバイルのサービスを作るには、プログラミング(=いかに作るか)と、UIやUX(=いかに体験させるか)の2つが大きな要素になりますが、武器は多いに越したことはないし、急がばまわれで身につけるに越したことはないと思います。逆にデザインの勉強するのもいいと思います。
― 「起業意欲」について進太郎さんはどうお考えですか?
正直、起業意欲の有無はどっちでもいいかな。どちらかと言えば、「よりスケールの大きなこと」を選択できるか、志向しているかが伸びる伸びないかを左右するんじゃないかと。
メルカリがベストな環境だと断言できる
― メルカリは課題型インターンもしくはGitHub採用を中心に17/18年の新卒採用を行なっています。どうしてこのような採用フローを踏むのでしょうか?
まず最初のハードルをシンプルかつ高く設定することで、それを乗り越えようという気概のある人に応募して欲しいからですね。
たとえば課題型インターンでは、学生自らメルカリでのインターン中に取り組む課題を設定します。
この課題についてメルカリ側のメンターやメンバーがサジェスト、フィードバック、ヘルプをします。どの職種であっても業界トップクラスのひとがいるのですごくいい環境であることは自信を持っているし、学生にはそれを体験したうえでメルカリを選んで欲しいと思ってます。
ー「学生に選んで欲しい」というと?
職場の雰囲気やカルチャーを体験した上で入社してもらえば、「想像と違った」といったお互いが不幸になるミスマッチも防げます。
ー 学生に向けてのメッセージはありますか?
メルカリはどうしても「完成されている」と思われがちなところがありますが、実際のところはまだできて3年の会社で、まだまだ未完成で成長を続けているし、誰もやったことのないチャレンジを続けて大きな成功を目指している。
例えば、メルカリはアメリカを本気で攻略しようと思っているし、EU圏への展開も準備中。もちろん国内でもソウゾウが手掛けている「メルカリ アッテ」みたいにどんどん新しいプロダクトも作っていきたい。本当にやりたいこと、できることがたくさんあって、機会はいくらでもある。
メルカリが、いま最も機会を提供できる会社であることを若い人たちにこそ知ってほしいし、興味を持ってもらえたらぜひ応募して欲しいと思います。
― ぜひ多くの人たちにメルカリで働くことに興味を持ってもらいたいですね。ありがとうございました。