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「Trust and Opennessはメルペイ開発組織における大事な要素」iOSエンジニア@ Celiaインタビュー #WeMakeMercari

2020-8-5

「Trust and Opennessはメルペイ開発組織における大事な要素」iOSエンジニア@ Celiaインタビュー #WeMakeMercari

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メルカリでは「世界的なマーケットプレイスを創る」というミッションのもと、約40カ国から集まったメンバーが勤務しています。
英語版メルカンで連載している#WeMakeMercariシリーズでは、社内の注目すべきメンバーを紹介。今回はメルペイのiOSエンジニア、Celiaにインタビュー。彼女がメルペイに入社した理由や現在取り組んでいる課題、そしてエンジニアリングカルチャーについて聞きました。

※本インタビューはオンラインで実施しました。新型コロナウイルスに関する弊社CEOの声明に記載されている通り、現在メルカリの社員は全員在宅勤務を行っています。

この記事に登場する人


  • Yunjie Li(@Celia)

    メルペイのiOSエンジニア。2013年から、ソーシャルミディア、教育、モバイル決済、健康に関わるさまざまなプロジェクトにおいて、iOSアプリ開発に携わる。中国語、英語、日本語、韓国語を話すことができる。Swiftコードを書いたり、fastlane、GitHub actions、CircleCIを活用してチームの生産性向上に取り組むことが好き。GithubやSlack APIを使ってチーム連携のためのツール開発も行う。現在は、空いた時間にiPadとApple Pencilをを使いながら、Procreateでイラストレーションを学んでいる。


現実問題の解決を目指したプロダクト開発に共感

ーこれまでのキャリアについて教えてください!

大学卒業後、医療系WEBサイトを運営する企業に入社しました。当時は特にやりたいことがなく、周りの多くがWEB開発の道に進んでいたので、あえて私はiOS開発を選んでいたんです。iOS開発のスキルは、独学と並行してスタンフォード大学のオンラインコースで学びました。その後、決済サービスを提供する企業で働いたのち、大学で習得した日本語力を活かしながら新たなチャレンジをするために日本へ来ました。

ーメルペイへの入社を決めた理由は何だったのでしょうか?

実を言うと、そこまで積極的に転職を考えていたわけではありませんでした。しかし、すでに働いていたメンバー数人と話しているうちに、メルペイが今後どう成長していくかを見てみたくなったんです。私の出身国である中国では、携帯電話さえ持っていればどこに行っても困ることはありません。しかし、日本では現金を持っていないと不便に感じる場面が多々あります。

最初にメルペイの話を聞いたときは、プロダクトはまだローンチされていませんでした。だからこそ、ゼロからプロダクトづくりに関わり、それが社会や人々にどのような良い影響を与えるかを見たいと思いました。もちろん、ゼロからプロダクトづくりに取り組むなかで課題に直面したこともありましたが、プロダクトリリースをチームメンバーとお祝いできたことは、私のキャリアのなかで最も喜びを感じた瞬間でした。

また、役立つものをつくり、お客さまの生活をより便利にするというメルペイのビジョンにも共感しました。

メルペイの原点は、フリマアプリ「メルカリ」で得た売上金をアプリ内だけに留めるのではなく、全国の実店舗で使用するための、決済システムをつくることでした。決済サービスのアイディア自体は、お客さま第一のアプローチから生まれました。私は偏ったビジョンで何かをつくるのではなく、現実の問題を解決するためのプロダクトをつくり、それを有機的に成長させるというビジョンを強く信じています。中国でも、このようなアプローチで急速に成長したプロダクトを数多く見てきました。

「メルペイのエンジニアリングカルチャーは、メンバーが自律的に働き、積極的にオーナーシップを持つことを大切にしています」

ーCeliaさんは今、メルペイでどんな仕事をしているのですか?

私は現在、eKYCプロジェクトのiOSテックリードを務めています。メルペイのeKYC機能は、お客さまがペイメントサービスを利用するためのアカウント開設に必要なもの。なぜなら、お客さまはアカウントを作成する際、身分証明書と自分の顔を撮影。その後、機械学習を活用してカメラに写っている顔と身分証明書の顔が一致しているかどうか確認します。銀行口座を開設するときに行う本人確認と似ています。eKYCを使うことで、アプリ内のプロセスをすべて電子化できるだけでなく、審査にかかる時間も数週間から数日まで短縮できます。

ーiOSチームのテックリード(TL)ということですが、おもな役割は?

TLの役割は、iOSチームメンバーのために開発タスクのアサインメント調整や、予定通りに開発を進めるために、プロダクトマネージャーやデザイナーとコミュニケーションをとることです。その他にも、お客さま体験を向上させるために、エンジニアの視点からプロダクトデザインに対してフィードバックを提供しています。

ツール開発やくり返し作業を自動化するためのスクリプトを書くなど、iOSチームの生産性向上にも取り組んでいます。

最近で言えば、メルペイiOSの最新コードを、フリマアプリ「メルカリ」のコードベースに統合するためのSlackbotを開発するプロジェクトを牽引しました。従来の手法より10倍速いだけでなく、完全に自動化されているので、エンジニアは手動で作業を行う必要がなくなったんです。詳細が知りたい方は、私のテックブログをぜひ読んでください!

ーメルペイで直面した最も大きな課題は何ですか?

メルペイのエンジニアリングカルチャーは、メンバーが自律的に働き、積極的にオーナーシップを持ちながら課題解決に取り組むことを大切にしています。

例えば、先ほど話した自動化プロジェクトに取り組んだときのこと。私たちに与えれた課題は、エンジニアリングの生産性を向上させることでした。プロジェクトに取り組むうえで、エンジニアリングプロセスの課題やデザインソリューションの自分自身で特定し、解決策に取り組みながら、新しい技術を学ぶ必要がありました。

また、メルペイiOSチームのメンバーはバックグランドも多種多様。英語を好むメンバーもいれば、日本語を好むメンバーもいます。プロダクトマネージャー、デザイナー、エンジニアなど、役割の異なるメンバー間のコミュニケーションギャップを感じたときには、それぞれの立場に立って問題を特定し、全員が理解できるように説明しなければならない。在宅勤務に移行してから意思疎通が難しくなりましたが、それでも上手く進めるために今でも試行錯誤しています。役割の異なるメンバーの考えた方を学ぶ良い機会に恵まれていることは、TLとして最も魅力的なことの一つですね。

ーメルペイのエンジニアリングカルチャーについて教えてください。

私たちのエンジニアリングカルチャーでも、「Trust and Openness」を非常に大切にしていて、メルペイ自体も「性善説」が前提にあると感じています。会社も人の基本的な善良さを信じています。だからこそ、エンジニアに厳しいルールや細かい規則が設けられておらず、自由に仕事が仕事ができているんです。

チームメンバーは全員モチベーションが高く、積極的に動いてくれます。なので、TLとしてメンバーが予定通りに仕事をしているかどうか心配する必要が一切ないです。「Trust and Openness」が確立しているからこそ、成り立っているワークスタイルだと思います。

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