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メルペイ・メルコインFrontendチームにある「品質」への考え方は? #今メルペイが一緒に働きたい仲間

2021-9-7

メルペイ・メルコインFrontendチームにある「品質」への考え方は? #今メルペイが一緒に働きたい仲間

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求人情報には必須要件・歓迎要件・求める人物像などが記載されていますが…それって、もう少しくわしく言うとどんな人?

そこで誕生したのが、採用メンバーが“仲間募集中”なチームのマネージャーに根掘り葉掘り質問していくシリーズ企画「#今メルペイが一緒に働きたい仲間」!今回は、メルペイFrontendチームのエンジニアリングマネージャーである田中佑太郎(@tanawa)と、メルコインのフロントエンドエンジニアとして働くMargaux Flores(@margaux)が登場します。

Frontendチームのおもな業務内容やそれぞれのキャリア、金融・決済系サービスを開発する上で求められるスキルを明かしました。聞き手は、メルペイHRBPの松家百花(@momoka)です。

この記事に登場する人


  • 田中佑太郎(Yutaro Tanaka、@tanawa)

    2018年8月にフロントエンドエンジニアとしてメルペイにジョインし、TL として加盟店審査効率化やマイクロサービス分割、テスト自動化などを担当。2020年10月からはエンジニアリングマネージャー。

  • Margaux Flores(マルゴ フロレス、@margaux)

    2021年6月にメルコインにジョイン。現在は、メルコインの新プロダクトでのフロントエンド開発担当している。


Frontendチームは本人の「やりたいこと」を重視

──まずはメルペイとメルコイン、それぞれのFrontendチームの主な業務内容について教えてください。

@tanawa:メルペイFrontendチームはWebに関わる部分の開発をしています。一般的にはフロントエンドエンジニアと聞くと、ネイティブアプリの開発をイメージする人もいるかもしれませんが、IOS・Androidのネイティブアプリを開発するチームは別にあって、メルペイFrontendチームはWebに関わる部分の開発をしています。その中でチームはおもに3種類のプロダクトを開発しています。

@tanawa:具体的にはお客さま向けのプロダクト、加盟店さま向けのプロダクト、社内向けのプロダクトの3つです。お客さま向けのプロダクトに関してはキャンペーンページやクーポンページ。加盟店さま向けのプロダクトに関しては手続きに必要な登録フォーム、登録後の売上を管理するためのダッシュボードを開発しています。

また、社内向けシステムはメルペイを利用するお客さまをサポートするためのカスタマーサポートツール、加盟店さまをサポートするマーチャントサポートツールの開発に取り組んでいます。

田中佑太郎(@tanawa)

@margaux:私が所属するメルコインは、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うことを目的に、メルカリのグループ会社として2021年4月に立ち上がりました。

そしてメルコインFrontendチームでは現在、暗号資産やブロックチェーンに関するお客さま向けサービスや社内の業務支援ツールの新規開発に取り組んでいます。

メルペイとの大きな違いは、暗号資産やブロックチェーンに関わるかどうかです。メルコインは、まだ世間的には馴染みが薄い暗号資産やブロックチェーンを、どうすれば一般のお客さまがなめらかに使えるようになるかを追求し、さまざまなプロジェクトを検討しています。

Margaux Flores(@margaux)

──それぞれのチームにおいて、プロジェクトへのアサインはどのように決まるのでしょうか?

@tanawa:メルペイとメルコインにはさまざまなプロジェクトがあり、時期によってプロジェクトの優先度は変わってきます。そのなかでプロジェクトへのアサインを考える際に一番重視しているのが、メンバーの“やりたいこと”に繋がるかどうかです。

一言でエンジニアといっても、それぞれ得意な領域や苦手な領域、そして今後伸ばしていきたいと思っている領域は異なります。プロジェクトごとに経験できる領域は違うので、なるべく本人がやりたいと思っていることが経験できるプロジェクトに優先してアサインすることを心がけています。

@margaux:@tanawaさんが話していたとおり、やりたいことを踏まえながら、どの仕事に取り組むかを決められるのは、メルカリグループ全体のエンジニアチームの良いポイントだと思います。なぜなら、自分のやりたいことを選択できれば、キャリアパスもデザインできますし、目標実現の近道にもなる。それはいいことです。

外国籍メンバーも安心して働ける環境を用意

──エンジニアリングマネージャーの視点から見た、メルペイ・メルコインFrontendチームの雰囲気についても教えてください。

@tanawa:手前味噌で恐縮ですが、雰囲気はとてもオープンです。今はリモートワーク中心なので直接口頭で話しづらい環境ではあるのですが、それでもお互いが困っていることを素直に話し合うことで、課題を解決できている環境だと思います。

また、メルカリグループ全体で多様なバックグラウンドを持ったエンジニアが働ける環境づくりにも力を入れています。ちなみにメルカリでは現在、エンジニアの約40%が外国籍のメンバーです。メルペイでも外国籍のエンジニアを増やしていきたいと思っていて、Frontendチームもこの1年半は受け入れ体制をつくることに注力してきました。

現在はフロントエンドエンジニア14名のうち3名が外国籍のエンジニアです。日本国籍メンバーは英語を勉強したり、外国籍メンバーは日本語を勉強したり。みんながコミュニケーションをとるために努力しながら、開発をしている状況です。

@margaux:Frontendチームで働く外国籍メンバーの中には、まだ日本語がうまく話せない人もいます。日本国籍メンバーが英語で頑張ってディスカッションしてくれるのはすごく良い点だと思います。また、私は2021年6月にメルコインにジョインしたばかりで…まだわからないことも多くあります。それでもオープンな環境があるので、わからないことは、チームメンバーにいつでも聞ける環境があり安心しています。

──メルペイ、メルコインに入ってギャップに感じたことはありますか?

@margaux:入社してみて、フロントエンドエンジニアの多さに驚きました。今まで、私は社内唯一のフロントエンドエンジニアとして働くことが多かったので、入社してみて「人数が多くない?」と(笑)。あとは、入社前に想像していたイメージよりも自由があります。他の日本の会社と比較しても、そこは驚きました。

@tanawa:僕が入社したのは3年前なのですが、エンジニア以外でもすごく優秀なメンバーが集まっているのは良い意味で驚きでした。メルカリグループは“テックカンパニー”としてエンジニアが強いイメージはあり、それは入社してからもギャップはなかったですね。

あとは、組織規模も大きく、だいぶ成熟している会社なのかなと思っていたのですが、まだまだ発展途上なんだと思いました。人数の規模は確かに大きいのですが、全然大企業っぽくはない。そこは良い意味でも悪い意味でもギャップがありました。

──フロントエンドエンジニアとして、メルペイ・メルコインに入社した後のキャリアパスはどうですか?

松家百花(@momoka)

@tanawa:フロントエンドに限った話ではなく、エンジニア全体のキャリアパスは大きく分けて3つあります。それがIC(Individual Contributor)とTL(テックリード)、EM(エンジニアリングマネージャー)です。ICは現場でコードを書き、エンジニアとしてスペシャリストを目指すキャリアをイメージするとわかりやすいです。

TLは、How(どうやって)とWhat(何を)とWhen(いつまでに)に関して責任を持つポジョンです。プロダクトマネージャーと一緒に、どんなプロダクトをいつまでに、どうやって作るかを考える役割。もちろんコードを書く機会もあるのですが、それと同時にプロジェクトを円滑に進めるための働きも求められます。

EMは、おもにWho(誰)とWhere(どこ)とHow(どうやって)に責任を持つポジションです。例えば、先ほど話したプロジェクトへのアサインもそうですが、誰がどこで働くかなど、人について考えることが求められます。

基本的にエンジニアには、この3つのキャリアパスが用意されていて、本人の意思をもとにどのキャリアを歩むかが決められます。それとは別に、メルペイにはジョブローテーションの仕組みもあり、FrontendからBackendにメインのロールを変えることができます。実際、過去にはiOSからBackendエンジニアにキャリアを変えたメンバーもいます。

Engineering Ladderでは、求められているスキルや行動を明文化。キャリア設計の一つの指標として活用されています。

メルペイ、メルコインが重視する「品質」への考え方

──金融・決済系サービスを開発する上での難しさはありますか?また開発するにあたって求められるスキルもあれば教えてください。

@tanawa:金融・決済系サービスだからと言って、決済・金融に関する知識が絶対になければいけないわけではありません。もちろん、サービスを考えるにあたって、金融サービス独自の仕様は入ってくる。それは都度キャッチアップしながら開発しています。

一般的なサービスの違いは、品質の維持と向上に力を入れている点があります。

金融・決済は“お金”に関わるサービスなので、お客さまが安心して使えるようにするためには高い品質を維持する必要がある。たくさんバグがある決済サービスは誰も使いたくないと思うので、Frontendチームだけでなく、メルペイ全体で品質の維持・向上に力を入れています。

@margaux:メルペイ・メルコインともに、何よりも大事にしているのはセキュリティです。金融・決済系のサービスにとってバグは、セキュリティリスクになる。Frontendチームではさまざまなテストをして、セキュリティリスクを減らすことを心がけています。

@tanawa:品質は定義が広い言葉なのですが、その中でもFrontendチームは4つにフォーカスを当てて取り組んでいます。それがアクセシビリティとテスト、ウェブパフォーマンス、セキュリティです。これらの品質を維持したり、継続的に改善したりするための仕組みづくりにも取り組んできました。

具体的には、これら4つの品質を数字で見れるような基盤づくりです。ウェブアプリケーションのパフォーマンスを「Looker」というダッシュボードで可視化しました。

@tanawa:可視化された情報をもとに、「ここは数字が悪いから改善しましょう」といったコミュニケーションがとれる基盤をつくったんです。品質改善は一回で終わるものではなく、継続的にやっていかないといけないものなので。

──メルペイとメルコインで求められるスキルセットの違いはありますか?

@tanawa:基本的にはありません。メルコインは暗号資産やブロックチェーンに関わるサービスを開発する会社ですが、フロントエンドエンジニアが直接ブロックチェーンの技術を触る機会は現状あまりないです。とはいえ、暗号資産やブロックチェーンやへの興味・関心がある人の方が好ましいと思います。

@margaux:キャッシュレス領域と比較して、暗号資産やブロックチェーンはまだ一般には普及していない領域だと思います。それらをどうやってお客さまの日常生活に適応させるか。そこへの興味を持つことが大事です。なので、スキルセットに関して大きな違いはほぼないですね。

「Focus on the Customer」の考えが重要

──メルペイ・メルコインFrontendチームと相性がいい人は?

@margaux:共通して言えるのは、いつも新しいチャレンジを探している人ですね。暗号資産やブロックチェーンに限らず、今後も新しいテクノロジーはどんどん出てきます。新しいチャレンジをしたい人であれば、メルペイとメルコインにはマッチすると思います。

また、メルペイ・メルコインFrontendチームは多様性のある環境なので、自分の意見を言える人にはとても良い場所だと思います。お互いの意見が違うこともありますが、それも良い学びの機会になります。あとは改善に興味がある人ですね。今つくっているプロダクトを「どう改善するか」を常に考えられる人にはオススメです。

@tanawa:自ら何が必要かを考えて、能動的に動ける人ですね。メルペイ・メルコインでは誰かから「これをやっておいてください」と言われることはほとんどありません。自分がやりたいことは何かを考え、そこに向かって動いていく力は大事になります。

──Frontendチームは採用面接で、どういった点を重視していますか?

@tanawa:一番重視しているのはミッション、バリューへの共感です。エンジニアなので技術力、専門性は重要なのですが、それ以上に「信用を創造して、なめらかな社会を創る」というミッション、そして「Go Bold」「All for One」「Be a Pro」というバリューへの共感が大事になります。

メルカリグループはバリューがすごく浸透している会社なので、コミュニケーションの中でもバリューが飛び交っています。評価もバリューをもとに決められますしね。ミッション、バリューへの共感がないと、技術力があっても能力を発揮しづらい可能性があるんです。

@margaux:個人的には「良いプロダクトをつくりたい」と思っているエンジニアと一緒に働きたいですね。お客さま側の視点に立って、良いプロダクトかどうかを考えられるエンジニアであれば、コードの品質も上がるようになると思います。

@tanawaEngineering Ladderの中に「Focus on the Customer」という項目があります。自分が開発しているサービス、機能がお客さまにどういう影響を与えるかが重要だと書かれているんです。単に機能を開発するだけでなく、お客さまのことを考えて機能開発できているかは、とても重要なスキルセットです。

それぞれのフェーズに対して「WILL」を持ってくれている方はぜひ!

──現在のメルペイ・メルコインのFrontendチームはどのようなフェーズなのでしょうか?

@tanawaメルペイはサービスをリリースしてから3年弱が経ちました。現在は、どちらかといえば運用への基盤を固めていくフェーズです。先ほど言った品質の維持や改善がより一層必要になってくると思っています。

@margaux:メルコインは立ち上がったばかりの会社なので、新規開発に集中しています。特に運用はありません。新規開発しながらも将来的な品質の維持、改善の戦略は考えているところです。

──最後に、採用候補者の方々へメッセージがあれば!

@tanawa:品質の維持、改善に取り組みたい人にはぜひ来ていただきたいです!この1年弱、品質維持の基盤づくりには取り組んできたのですが、改善に関してはこれから。改善とはいえチャレンジングなことが多いです。興味がある方はカジュアルに話だけでもぜひ!

@margaux:メルコインは暗号資産やブロックチェーンに関心があり、新規開発に取り組みたい人にはとても良い環境だと思います。ただ、同時に品質の維持、改善もやっていくので、興味ある方は気軽に声をかけてください!

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