こんにちは、Learning&Development Teamの@anzuです。
私たちのチームは、組織内での成長支援やキャリア開発、そして入社する際のオンボーディング設計と支援を担当しています。現在、メルカリではYOUR CHOICE(個人と組織のパフォーマンスおよびバリューがもっとも発揮しやすいワークスタイルを自ら選択できる制度)に合わせて、入社オリエンテーションは全てオンラインで実施をしています。
2016年から新卒採用を実施していたメルカリですが、中途採用とはあえて垣根を設けない形で採用を進めていたため、今まで新卒の方向けの内定式は開催していませんでした。今回は新卒入社を控える内定者の方に対し、内定式をはじめて実施しましたので、その様子をお届けします。
メルカリ初の内定式、Day Zero@Mercari
メルカリに新卒で入社する人の多くは、数ヶ月の就業型インターンを経由します。
長くインターンを経験する人もいれば、短期間のみインターンを経験する人もいたり、一人ひとり違った背景を持ちメルカリに対する知識や理解もバラバラです。コロナ禍になってさらに入社イメージを膨らますことが難しくなり、内定者同士のつながりを作るきっかけがなくなった今こそイベントの企画が必要だと感じ、内定式を企画をしました。
メルカリらしさを伝えるためにまずは名前からこだわり、「Day Zero@Mercari」と名づけました。この名前には、学生から社会人へ踏み出す第一歩であり、メルカリの一員となる第一歩(=Day One)を踏み出す、そのプロローグという意味がDay Zeroには込められています。
内定式のコンテンツもメルカリ“らしさ”にこだわり、カルチャーとバリューへの共感を深めるとともに、入社までの期間をワクワクして過ごすことができるようフォーカスをしました。
肌で感じるものを伝えたい!コンテンツもメルカリ“らしさ”にこだわりました
Day Zero@Mercariのプログラムは3時間にわたって実施しました。
YOUR CHOICEが導入されてから、入社する人の居住地も日本国内様々になりました。中途採用方への入社オリエンテーションと同様に、今回は全てオンラインで実施しました。
当日はCHROの@tatsuoさんからのメッセージとパネルトークに始まり、メルカリのカルチャーとバリューについて社内の先輩社員から生の声を伝えました。今回の目的でもある、メルカリらしさを伝える・感じるという点についてはオンラインで達成することの難しさも正直感じていました。しかし、コロナ禍との付き合いもすでに3年。自分がこれまでリモートワークで経験したことを見つめ直し、工夫を凝らしました。
こちらの写真は、セッションの最後にそれぞれが「今1番心に刺さったメルカリのバリュー」をバーチャル背景にして記念撮影をした1枚です。
「参加してよかった!」のカギは交流
どうでしょうか…?一般的にイメージする内定式とは、少し違う雰囲気が伝わるのではないかと思います!
イベントの締めはもちろん、懇親会です!内定者同士の繋がりはもちろん、社内からもCHROをはじめ、採用担当、育成担当、インターン先の先輩やマネージャーなど、多くのメンバーが参加しました。オンラインでの交流に少し物足りなさや名残惜しさを感じる部分もありましたが、それは入社してからのお楽しみ。時間もあっという間に過ぎ、大盛り上がりで終了しました。
オンラインでも伝わる気持ち
Day Zero@Mercariは無事に終わり、内定者からも嬉しい声がたくさん届きました。
「本当に楽しかった、入社するという実感が持てました!」
「内定をもらってからイベントがないと接点がなく不安になるので、イベントがあるのは嬉しかったです!」
「同期との交流で近くに住んでいることがわかり、今度会う約束ができました!」
全てオンラインでの実施となったものの、感情のこもったセッション・お互いを知る機会に繋がったと思います。
合わせて、企画に関わったメンバーからのコメントも紹介したいと思います。
メルカリはカルチャー・バリューを大切にしている組織。ただ、ある種感覚的なことを文章や研修だけで伝えるのは難しい。少しでも入社前に自分の肌で感じて、入社までを不安なく期待を持って過ごしてほしいと思い、企画を進めました(@anzu)
コロナ禍で対面でのコミュニケーションの機会が減ってしまったことで、「入社後に学生から社会人への気持ちのシフトが難しい」という声を何度か耳にし、社会人になる前に何か節目となるイベントを企画できたらと思っていました。今後も入社時期まで私たちの大事にしているミッション、バリュー、カルチャーを深く理解してもらえるよう、内定者同志の横のつながりを作れる機会を作っていきたいです!(@rika)
内定式を一方通行かつ形式的な場にするのではなく、カルチャーへの理解を相互に深める場にしたいとオーナーの@anzuさんから話があり、Day One(4月)に向かうための一歩手前のスタートラインに立つという意味を込め、「Day Zero」という名称を提案しました。当日は私も組織開発チームの@kisshiさんと「Mercari value session」に登壇し、メルカリのカルチャーをシェアするのと同時に、内定者の皆さんからさまざまなインプットをいただきました。既にインターンを経験されているので、バリューにまつわるエピソードが豊富で、私たち側も改めて身が引き締まりました。お互いにとって良いセッションになったのではないかと思います。来年の4月に、新入社員となった皆さんに会えることが楽しみです!(@saimaru)
また1歩、これからをワクワク描けるように
Day Zero@Mercariが無事に終わった一方で、気軽に交流できない寂しさやオンライン環境下で一歩を自ら踏み出す難しさはまだあると感じました。これは働き方がニューノーマルに切り替わり、慣れた今でも変わらない課題です。
だからこそ私たち採用に関わるチームは、引き続きメルカリと内定者の繋がりのサポート、同期の繋がりのサポートをしていきたいと思います!
入社まであと数ヶ月。そして入社してからメルカリでの新生活を期待を膨らませて過ごせるよう引き続き伴走をしていきたいと思います。
以上、@anzuでした!