こんにちは。メルカリの新卒採用ブランディングを担当しているomiyuです。
2023年12月6日〜8日の3日間、エンジニア・PM(Product Manager)志望の学生を対象とした「Mercoin Hackathon」が、メルカリ東京オフィスでオフライン開催されました!
総勢42名の学生参加者の皆さんをお迎えし、3日間に渡って白熱した議論が繰り広げられた結果、最優秀賞・優秀賞・審査員特別賞はどのチームの手に渡ったのでしょうか?
会場の雰囲気が伝わる写真にも注目しながら、ぜひご覧ください!
久しぶりのオフライン開催!賑やかな会場に、高まる期待感
1日目の朝、いよいよ受付を開始!少し緊張した面持ちの参加者の皆さんが、メルカリ東京オフィスのイベントスペースに続々と集合しました。受付で、3日間をともにするチーム割りが伝えられ、参加者の皆さんはA~Jまでの10チームに振り分けられました。
また、今回のハッカソンでは、ノベルティとして
● イベントオリジナルTシャツ
● メルカリロゴ入り靴下
● メルカリロゴ入りコースター
をご用意しました。
「プログラムの内容だけではなく、働く場所としてのメルカリの魅力も知っていただけるように」と想いを込めて用意したノベルティ。参加者の皆さんが喜んでくれている様子を見て、運営メンバーもとても嬉しい気持ちになりました!
そして、10時からいよいよハッカソンイベントの初日が開幕。運営代表の新卒採用チームマネージャーmaashiの挨拶から始まり、参加者の皆さんをサポートするメンター6名と、運営メンバーの自己紹介を行いました。
参加者の皆さんにとっては、実際に現場で活躍する社員と交流できる機会ということもあって、興味津々で話を聞いていた姿が印象的でした。
その後、その日初対面のチームメンバー同士で、チームビルディングの時間が設けられました。参加者の約半数が、首都圏外からの参加ということもあり「どこから来たんですか?」「大学ではどんな勉強をしているんですか?」など、会話が弾んでいました。各テーブルにメンターも合流し、始終和やかな雰囲気。
これから3日間を共にする仲間たちと交流を深めることで、会場のボルテージが一気に上がったのを感じました!
1日目の夜は、懇親会も開催しました
初日の集合写真
チーム一丸となり、新たなプロダクト企画・開発をスタート!
今回のメルコインハッカソンのテーマは「価値交換の新しい未来を作るプロダクト/機能を開発せよ」。例えば暗号資産やNFT(Non-Fungible Token)など、これまでのモノ・お金に限らず、サービスやデジタルコンテンツといったあらゆる価値を誰もが簡単に交換できる、新しい取引の形の創出を目指したプロダクトや機能のアイデアを、チームで考えていただきました。
また、今回のハッカソンでは、エンジニアだけでなくPMも同時に募集し、合同チームとしてテーマに取り組んでいただきました。ハッカソンはエンジニアが対象ということが多いですが、個々の強み・才能がもっとも見えてくるのは、ビジネス側の視点も含め、ひとつのチームで何かをつくりあげる過程や様々な職種経験を通してだと考えた結果、このような形で実施することになりました。
ディスカッションの中では、学生ならではの目線で、「推し活」「若者の夢を応援する」など、想いや熱量を循環させる企画が出たり、暗号資産やNFTの特性を活かしたテクニカルなアイデアが出たり…。チームメンバー同士が、互いのスキルや着想に頼り合いながら1つのアウトプットを出すべく切磋琢磨していました。
各チーム、プロダクト・機能を構想する中での疑問点や、より深い議論が必要な部分に関しては、1日2回のメンターとのQAセッションを通して解消していました。メンターに質問をぶつけて一緒に考えながら、もらったフィードバックを元に企画をブラッシュアップしていく姿は、まさにビジネスパートナーのよう。実践に近い形で、濃い時間を過ごしていました。
迎えた最終プレゼン。最優秀賞はどのチームの手に?
最終日の16時から、いよいよハッカソンの大目玉となる最終プレゼンテーションがスタート!各チーム念入りに準備を重ねて挑んでいるだけあって、みんな心なしか緊張した面持ちで自分のチームの出番を待っていました。
今回審査員を務めたのはメルコインCEOの中村奎太(@keita0q)とメルコインHead of Engineering・Director大和屋貴仁(@pooh)の2名。
各チーム、5分という限られた持ち時間の中で、ビジネスアイデアから実装画面・デモの紹介まで、盛りだくさんのプレゼンを披露していました。発表の後には、質疑応答の時間が設けられ、審査員2名から、さまざまな視点・角度での質問が投げかけられるシーンも。緊張感の中でも、堂々と受け答えをしている姿がとても印象的でした。
緊張の一瞬。いよいよ結果発表!
いよいよ結果発表の時がやってきました。
どのチームも素晴らしく、甲乙つけがたかったがゆえに、審査は難航…。予定を大幅に超えた白熱した議論の結果、最優秀賞・優秀賞・審査員特別賞が決定しました。まずは、審査員特別賞から発表します!
審査員特別賞
チームD:夢をかなえたい若者の『熱意』とその夢を応援したい人の『気持ち』を繋ぐ「ユメルカリ」
審査員・中村のコメント
サービスの思想がとても素敵でした!数字にはダイレクトに響かないものの事業展開も十分にありえると思います。Z世代など、より若い世代へのアプローチが重要なメルカリにおいて、「夢を応援する」という部分がフィットすると思いますし、サービス構造自体もわかりやすく、全体として作り込まれていました。
優秀賞
チームG:オンチェーンアクティビティの選択的データ開示
審査員・大和屋のコメント
ブロックチェーンを踏まえた技術的な裏付けがあり、プレゼンを聞いていた社員の中でも、特にブロックチェーンエンジニアがざわついていたほど、高い技術力を発揮していたのが印象的でした。また、与信に着目したアイデアは、すでに社員と近しい発想を持っているなと思いました。
最優秀賞
チームI:“人との繋がり”を創出するメルカリへ「mergift」「merpass」
審査員・中村のコメント
何よりもまず、メルカリのことをめちゃくちゃ考えてくれたことが伝わりました!事業的なポテンシャルがあることはもちろん、エコシステムや価値の循環という部分に愚直に向き合ってくれたなと感じたので、一番高いポイントをつけました。
受賞チームの皆さん、改めておめでとうございます!また、惜しくも受賞を逃したチームの皆さんも、審査員が頭を悩ませるほどハイクオリティなアウトプットを出していました。これからもぜひ、チャレンジを続けていただきたいです。
中村からの総評
皆さんお疲れさまでした!全体として信じられないくらいのクオリティの高さで、点数が拮抗したがゆえに、受賞チームを決めるのに予定を大幅に超過して1時間近くかかってしまいました(笑)。
僕は、もともとインターンを経由してメルカリに新卒入社したのですが、新卒入社する前に、さまざまなハッカソンやイベントに参加していました。そこで出会った仲間たちに刺激され、そこでの気付きや学びが今の価値観にも紐づいています。今回のメルコインハッカソンが、皆さんにとってその第一歩になると嬉しいです。
ハッカソンという形式上、勝ち負けはありますが、本気で戦うからこそ生まれるものがありますし、それぞれのチームの良さが出ていたと思います。今回得た仲間を大事に、次の機会に活かして欲しいです!
また、皆さんが3日間を通して、本当にメルカリ・メルコインのことを深く考えてくれたので、ぜひぜひ選考を受けていただきたいです。一緒に働ける日を楽しみにしています!
結果発表の後は、再び懇親会が行われました。
参加者の皆さんがメンター・審査員と交流する中、受賞チームが喜びの表情を見せる一方で、受賞を逃したチームが悔しさを滲ませる場面も。
今回のハッカソンで得た学びを今後の糧にして、テック業界の未来を担う存在になっていただくことを、運営一同期待しています!
最終日の夜、やり切った表情の参加者たち。お疲れさまでした!
参加者の声
今回、ハッカソンにご参加いただいた皆さんから、たくさんの嬉しいお声をいただきました!今回は、3名の参加者の方から寄せられた感想を抜粋してご紹介します。
エンジニアである自分の可能性を広げたいと思い、PMという立場に挑戦しました。初めてのPMは、思い通りにいかないことが多々あり、悔しい思いを経験しました。その一方で、自分の強みが発揮できる瞬間もあり、プロダクトを作っていく楽しさを体験でき、今後もPMという職業で、おもしろいものを沢山作っていきたいと感じるようになりました。
チームでプロダクトについて考える時間はもちろんのこと、社員さんや他のチームの思考プロセスを聞き、自分たちの足りなかった点を考えることで成長の機会を得ることができました。エンジニアの方と密にコミュニケーションを取る機会も得れて、ビジネスとは全く違った観点で物事を考えていることが勉強になりました。
エンジニアだけでなく、PMの役割にも挑戦できたことと、似た境遇の方や全く違う境遇の方ともお話をすることができて、良い刺激を受けました。
おわりに
今回は、「Mercoin Hackathon 2023」の3日間の模様を紹介しました。現場の熱気を少しでも感じていただけたら嬉しいです。
メルカリグループは、事業・組織ともに大きく飛躍していくためには、経験豊富なシニア層に限らず、次世代タレントを積極的に仲間として迎えていく必要があると考えており、新卒採用に力を入れています。これからも、多様な人材が活躍できる会社を目指して邁進してまいりますので、新着情報にぜひご注目ください!