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〈後編〉結果発表!新卒によるアイデアソン「未現会議」。チャンピオンに輝いたのは?

2025-2-19

〈後編〉結果発表!新卒によるアイデアソン「未現会議」。チャンピオンに輝いたのは?

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2024年11月に発足し、同年のうちに一次審査まで終えた「未現会議」。
前編では、49アイデアの応募の中から選りすぐられ、6チームに分かれたところまでを紹介しました。

その後、月日はあっという間に流れ最終審査を行う1月30日に。
この記事では、チャンピオンが決まるまでの当日の様子をお届けします。


未現会議とは

まずは、当イベントの概要を大まかに振り返ります。

未現会議は過去のアイデアソンの流れを汲んだ「実にはない、楽しくて新しいもの」を考えようという主旨の、いわゆる“社内ビジコン”です。

過去に実施された2019年の「よげん会議」では、Mercoin(暗号資産事業)のもとになるアイデアが提案され、その後新規事業として発展していった実例もあるほど。

有志のメンバーから生まれたアイデアが新たな事業になっていくような“Back to Startup”の体現を目指し、新卒1年目の三反田 祥哉(@santa)が発起人となって開催。インターンを含む新卒メンバーが主催する初めてのアイデアソンとして運営しています。

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当日の様子

スケジュールと審査基準

それでは早速、最終審査の模様を紹介します。
各チームの発表時間は10分。その後、10分の質疑応答を経て審査されます。

採点基準は以下の通り。優先度&インパクト、メルカリグループ貢献度、実現性によってそれぞれポイントが算出され、合計したポイントによって審査の結果が決まります。

参加チーム

プレゼンを行うのは全6チーム。

全てが新規事業のアイデアの種でもあるため、この記事ではそれぞれを 具体的に紹介することはできませんが、ここではタイトルだけお見せします!

プレゼン

人が集まり始めた14時過ぎ。

3名の審査員が並ぶといよいよ発表本番へ。

▲開始早々盛り上がるSlack

緊張の面持ちで壇上に上がり、早速プレゼン開始。

長いようで短い10分という制限時間の中で、各者アイデアを現実的なものだと伝えるべく、熱い発表を続けます。

事業の具体的な工夫に加え、スポンサーと壁打ちして試算した数字を入れたり、類似サービスの実績を参照したりと、実際に事業として立ち上げた場合に懸念されるような点も含め、資料に盛り込んでいる姿が印象に残りました。

審査員からのコメント

これらの発表に対し、審査員もより具体的に問いかけます。

  • ROI(投資収益率)が伴っているか
  • 類似するサービスとの住み分けはどう考えているか
  • 営業のオペレーションはどれほど具体的に想定しているか
  • 法上の制限はどう把握しているか
  • アプリを作る場合、どのようなUXを目指そうとしているか

現実的なアイデアとしてを見据えているため、中にはシビアな質問も。一次審査からブラッシュアップされた点、未だ残されている懸念を明確にするため、質疑応答の丁々発止が会場を盛り上げます。

そして…

結果発表

全6チームが発表を終え、評価時間へ。

ドキドキのブレイクを終えると、ついに結果発表。

まだまだプレゼンの熱冷めやらぬ会場に緊張が走ります。

初開催の未現会議の優勝は…

優勝は、@earlgrayと@furuponのチーム!!
スポンサーは執行役員 VP of Platform Engineeringを務める木村 俊也(@kimuras)です。

▲喜びと安堵感で笑みが溢れる優勝チーム

早速優勝コメントへ。

実は僕とfuruponは一次審査の段階でやりたいアイデアがごく近いところにあって。ただ、会話を重ねる中で大きく一つ衝突し合うポイントがあり、2、3日議論しあっていました。でもそのおかげでこうしたアイデアに行き着くことができたので、furuponには感謝しています。

渡邊 時覇(@earlgray

散々反対していました(笑)。何時間も議論した部分ではありますが、いかに心に響くかという点に重きをおいて話し合って、最終的には『面白そう』と思える方に行き着いたと思います。最後まで自分のアイデアを突き通してくれたおかげでこの結果もあるので、皆さんに感謝しています!

古田 大稀(@furupon


執行役 SVP of Management Strategyの河野 秀治 (@shuji)からコメントが寄せられました。

メルカリのミッションに対して違和感のない、一貫性を持った事業アイデアだと思います。すごく素直にミッションを理解して、昇華してくれたなと思います。実際どれほど使われるのか?という部分はありますが、日本の社会課題へのソリューションにもなりますし、すごく可能性を感じるアイデアでした。おめでとうございます!

執行役 SVP of Management Strategy
河野 秀治(@shuji)

総評

続いて、審査員3名による未現会議の総評に。

新しい事業を始めるときは他社との違い、メルカリがやる理由はすごく大事かなと思っています。優勝チームが最終的にGo Boldな判断を出来たのは数字ではない、パッションで決めたところもあるように思って。
よげん会議で@keita0qが『やらせてください!お願いします!』って言い放ったような、そういう熱い思いが結局違いを生み出すし、成功を生み出すのかなと思います。
ほかのチームも、我々がテックカンパニーであるということを踏まえてまだ社会にはないサービスを提案している姿が垣間見えて、そういうアイデアには得点をつけました。
皆さん忙しい時期に、ありがとうございました!

執行役 SVP of Japan Region 兼 CEO Marketplace 兼 メルペイ取締役 兼 メルコイン取締役
山本 真人(@mark)

審査の時、やっぱり僕もBoldさは大事にしたいなと思いました。新卒二年目なので荒削りでいいと思うし、パワフルさで突き進んでほしい。
今回参加してくれた皆さんは、今後自身の領域の中で提案をしていくときも一歩踏み込んだ意見だったり、他人には考えられないような主張をしてみたり、続けて意識してやっていくといいのかなと思います。
それがメルカリの拡大にも繋がると信じているので、ぜひこれからも頑張ってください。

執行役員 CPO Japan Region 兼 メルコイン 代表取締役 CEO
中村 奎太(@keita0q)

プレゼン資料に盛り込まれたプロダクトの画像もすごく綺麗に作っていて、すごいなと思ったチームもありました。それとあらためて、このイベントも絶対続けた方がいいなと思いました。僕らも楽しいし、考える材料をもらえる機会なので、とてもいい刺激になりました。
あと、付け加えるならもっとぶっ飛んだアイデアがあってもいいとも思います。『そんなアイデアがあったか』みたいな切り口がもっと生まれるとより面白くなるように思いますね。それはもしかすると未現会議のプログラムの設定の仕方とかで工夫できるところだと思うので、この後も楽しみにしています。

執行役 SVP of Management Strategy
河野 秀治(@shuji)

今回を振り返って

あらためて、主宰の@santaが後半を通してイベント全体を振り返ります。

後半を振り返ると、とにかく参加した新卒の方々が楽しんでくれるようなものになってよかったなと感じています。「Back to Startup」を新卒で体現する目的で始めたイベントでしたが、Executiveの3名の時間を割いてまで実施した意義は果たせたのかなと。
アイデアを考える過程でメルカリのことを深く考えたり、熱心に資料作成に打ち込んでくれたりと、受け身ではないクリエイティブな仕事への取り組み方ができるきっかけが出来たと思うので、新卒メンバーと私自身ともに、コトに熱狂できる体験ができてよかったなと思っています。

その後も参加したチームから「このアイデアを事業にするにはどう進めたらいい?」と相談がされたりしているので、このイベントは今後も会社の文化のひとつとして続いていくようにしたいですね。前のめりになって泥臭くやりきって、その結果成長していく。僕としてはそんな会社になることこそ「Back to Startup」の体現になるとと思っているので、次は25年4月に入社する新卒にバトンを渡しながらも、続けていきたいと思います!

三反田 祥哉@santa

2024年に新たに始まったこの「未現会議」が今後どのような展開を迎えるのか。
mercanは今後も動向を追い続けます。

次回開催もぜひお楽しみに!

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