
こんにちは!メルカリサロン運営チームの@mikittyです。
メルカリには今、「メルカリサロン」という、お客さまとメルカリが一緒になってサービスの未来を創っていくための「お客さまコミュニティ」があるのをご存知でしょうか。
「メルカリは便利だけど、少し不安」——。日々サービスを運営する中で、私たちのもとには、偽物や不正利用に関する報道やSNSなどを通じて、そうしたお客さまの声が届くことがあります。
もちろんメルカリとしても、これまで「本人確認の強化」や「補償サポートの見直し」など、安心・安全のための改善を重ねてきました。しかし、企業からの一方的な情報発信だけでは、お客さまの不安を本当に払拭し、心からの信頼をいただくには限界があるのではないか。
その「伝達のギャップ」を埋め、お客さまとメルカリが手を取り合ってサービスの未来を創っていく「共創パートナー」となるために、2025年の夏、「メルカリサロン」は再始動しました。
今回は、このメルカリサロンがどのような取り組みなのか、そしてこれまでの歩みと、先日ついにオフラインで開催された 《Meet up! Vol.3》の熱気あふれる様子をまとめてレポートします!
メルカリサロンとは? 2つの「共創軸」
メルカリサロンが目指すのは、単なる交流の場ではありません。お客さまと共にメルカリをより良くしていくため、私たちは活動の軸として2つの「共創」を掲げました。
- 課題共創 ― 安心して使えるメルカリへ
メルカリが向き合うべき「課題」をサロンメンバーの皆さんと共有し、リアルな視点から改善策やアイデアを一緒に考えていきます。 - 価値共創 ― 楽しさ・つながりを広げる
メルカリの「楽しさ」や、モノを通じた「つながり」の価値を、どうすればもっと広げていけるか。新しい企画やイベントなどを一緒に創り上げていきます。
この2軸のもと、ブログ、YouTube、Instagramなど、さまざまなメディアでメルカリの魅力を発信してくださっている個性豊かな12名のメンバーと共に、メルカリサロンは再始動しました。
今回の記事では、過去3回のイベントの様子を振り返ります!
【Vol.1】再始動:「経営陣と本音で語る」キックオフ
記念すべき第1回は、2025年8月1日に開催。「なぜ今、メルカリサロンなのか?」という私たちの想いを共有するキックオフから始まりました。
イベントには、執行役SVPの @shuji(河野 秀治)も登壇。「お客さまの声をもっと深く知り、サービスに直接反映させたい」「課題やアイデアをお客さまと同じ目線で共有し、一緒に形にしていく“共創”の場をつくりたい」という、サロンの再始動に込めた想いを熱く語りました。
Q&Aセッションでは、「フリマ事業以外のサービス(『メルコイン』『メルカリ モバイル』など)を増やす目的は?」「ライブコマース機能は復活しないの?」といったサロンメンバーからの鋭い質問に対し、@shuji が一つひとつ本音で答えていきました。
経営陣と直接対話し、リアルな声を届け合うことで、「メルカリがもっと好きになった」「誠実さを感じた」といった嬉しい感想もいただき、まさに「共創」の第一歩を踏み出した日となりました。

【Vol.2】加速:「しくじり体験」から生まれた企画会議
第2回は、2025年9月26日に開催。さらに議論が加速し、最初のセッション『語り尽くそう!私たちのメルカリライフ』では、サロンメンバーのリアルな体験談が飛び交いました。
特に盛り上がったのが、【やっちまった・・しくじり体験】と【返品やクレーム対応】のテーマ。
「商品を入れ違いで誤発送したけど、奇跡的に双方に喜んでもらえた」
「クレームに関わりたくなくて、いっそ『差し上げます!』と伝えてしまった」
など、「あるある!」と頷けるものから「そんな奇跡あるの!?」と驚くものまで、リアルなエピソードが続出。こうした失敗談の共有が「自分だけじゃなかった」という安心感を生み、サロンの一体感は一気に高まりました。
後半は、Vol.1で出たアイデアを形にする『メルカリ共創プロジェクト企画会議』を実施。「初心者向け公式ムック本」や、リアルフリマとサステナブル教室などを併設した「メルカリファンフェス」など、Vol.1で設定した2軸を体現する具体的な企画案が生まれました。


【Vol.3】初のオフライン開催と「安心安全」への議論
そして、2025年10月24日。
オンラインで熱を高めてきた私たちは、ついにメルカリオフィスで《メルカリサロン Meet up! Vol.3》を初のオフラインで開催しました!



オンラインの画面越しでは伝わりきらなかった「熱気」と「本気」がぶつかり合う、濃密な1日。Vol.3の目的は、以下の3つです。
- メルカリに”リアルな声”を届けよう!
- メルカリの「安心安全」を一緒に考えよう!
- メルカリへの理解が深まる時間にしよう!
メインセッションは、90分をかけた『タウンホール』。テーマは、Vol.1の「課題共創」でも軸に据えた、メルカリの根幹ともいえる「安心安全」です。
メルカリは先日(10月9日)、「マーケットプレイスの基本原則」という、メルカリがどのような場でありたいか、お客さまに何をお約束するかを明文化したものを新しく公開しました。


タウンホールでは、CS/TnS、VoC、PR、Employer Brandingチームから社員が参加し、この原則やメルカリの安心安全についてサロンメンバーの皆さんから率直なフィードバックをいただくとともに、「どうすれば、この想いをより多くのお客さまに“自分ごと”として共感してもらえるか?」という「伝え方」まで、本気で議論しました。

サロンメンバーの方からは以下のようなコメントをいただきました。
- メルカリ社員が細部にわたって仕組みづくりや改善を行っていることを知ることができました。ただ、そういった裏側の努力が一般には知られていないことが、「もったいない・悔しい」と感じました。
- CS対応や社内の姿勢について貴重な話を聞けて、とても有意義な時間でした。
- 直接社員さんと話ができたことで、メルカリへの愛着がより深まりました。SNSを通じて、もっとメルカリの魅力や安心安全を伝えたいというモチベーションが高まりました。

さらに午後の『ワークショップ』では、「メルカリのブランドイメージに関するアンケート」の結果をサロンメンバーの皆さんにも公開。その結果を踏まえて、メルカリサロンのコンセプトについて一緒に考え、今後のサロン活動や個人活動に繋げるためのアイディアをグループディスカッションで共有し合い、全員でメルカリサロンの今後に想いを馳せました。



- 自分には思いつかない発想を聞けてワクワクしました。もっとメルカリが良くなる未来しか見えませんでした。
- 実際に手を動かして議論をしていくことで、自分にはない視点の意見が聞けたり、新たなアイディアが生まれ楽しかったです。
- 自分の考える「安心安全」の広め方と、サロンメンバーが考える広め方に違いがあり、発信や取り組みに対する視野が広くなりました。


未来のメルカリを「共創」するために
ビジョンの共有から始まったVol.1、具体的な企画が生まれたVol.2、そしてリアルな場で「安心安全」という最も重要なテーマに本気で向き合ったVol.3。
メルカリサロンは、一歩ずつ着実に「共創」のステップを進んでいます。サロンメンバーの皆さんがご自身の体験を元に、愛を持ってメルカリの未来を考えてくださる姿に、運営チーム一同、毎回胸が熱くなっています。この日生まれた熱量を、必ず次の具体的なアクションに繋げていきますので、今後のメルカリサロンの活動にも、ぜひご期待ください!







