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さよなら属人化。AI活用で業務やプロジェクトを整理整頓!

2025-11-7

さよなら属人化。AI活用で業務やプロジェクトを整理整頓!

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「いきなりリーダーに任命された」「業務が属人化して改善の糸口が見えない」…そんな悩みを抱える方へ

こんにちは、HR System&Data Management Teamのyokosです。今年4月に約1年間の産育休から復職したのですが、休んでいる間に世はまさにAI戦国時代に。社内のAI活用熱の高まりを受け、私も早速プロジェクトマネジメントにその力を取り入れています。

人事の傍ら、整理収納アドバイザーとしても約9年間仕事をしている私は、AIの進化を目の当たりにしてある手法を試しています。それは、一見すると無関係な「片付け」「プロジェクトマネジメント」「AI」の3つを掛け合わせ、カオスな業務をスッキリ整理整頓することです。

あなたのプロジェクトは、「開かずのクローゼット」になっていませんか? 期限不明のタスク、目的の曖昧な会議、秘伝のタレ化した業務フロー…。情報が散乱し、誰も全体像を把握できていない状態は、モノで溢れたクローゼットそのものです。

このカオスを解決する鍵は、驚くほどシンプルな「お片付け」の手順にあります。

  • STEP1:全部出す(全体像の把握)
  • STEP2:手放す(不要なものの除去)
  • STEP3:収納する(必要なものの再配置)

この手順はプロジェクトマネジメントに応用できますが、独力では多大な労力がかかります。しかし、新しい相棒である「AI」と壁打ちすれば、この各ステップを驚くほどの速さで、かつ客観的に進めることができるかも。


STEP 1: 【全部出す】まずはAIとカオスの中心へ、ダイブ!

片付けのプロは、まず部屋のものを「全部出す」ことから始めます。同じように、プロジェクトもまず今ある情報をAIにぶつけることから始めてみました。

大事なのは、頭の中のごちゃごちゃ、議事録の断片、ヒアリングメモといったカオスな情報を、整理しないまま丸ごとAIに投げ込んでみること。 これぞ、AI時代の「全部出し」作業。(投入するデータに機密情報や個人情報が含まれていないか要確認です!)

あーでもない、こーでもないと、私が実際に試しているプロンプトがこちらです。絶対にもっとよい書き方があるはずなので、これからもブラッシュアップしていきます。

# 1. 役割設定(ペルソナ)

あなたは、HR領域の業務プロセス改善に卓越した知見を持つ、超一流のプロジェクトマネージャーです。鋭い分析力で複雑に絡み合ったオペレーションを構造化し、実践的な計画を策定するのが得意です。特に、多様なステークホルダーとの合意形成を円滑に進めるための視点も兼ね備えています。

# 2. プロジェクトの全体方針

これから、HR System&Data teamの `[xx業務]` の効率化プロジェクトを推進します。

プロジェクトは以下の3つのステップで進行します。今回は、プロジェクトを成功に導くための最初の重要なステップである **STEP1** を実行してください。

* **STEP1:現状把握と計画策定**(←今回のタスク)

* **STEP2:改善策の実行と効果測定**

* **STEP3:新プロセスの定着と評価**

# 3. 思考プロセスとアウトプットの指示

以下の思考プロセスに厳密に従い、ステップバイステップで分析と提案を行ってください。最終的に、下記の【生成してほしいアウトプット】にリストされた8つの項目をすべて生成してください。

### 思考プロセス

1.  **インプット情報の整理:** まず、与えられた【インプット情報】を構造的に要約し、もし情報が不足している場合や、分析を進める上で確認すべき点があれば指摘してください。

2.  **As-Is / To-Be / Gap分析:** 現状(As-Is)、あるべき姿(To-Be)、そしてその間にあるギャップを明確に言語化してください。

3.  **根本原因分析:** 特定された課題に対し、「なぜなぜ分析(5 Whys)」などのフレームワークを用いて、表面的な問題の裏にある根本原因を3つ以上特定してください。

4.  **解決策の多角的評価:** 根本原因を解消するための具体的な解決策のアイデアを、**アプローチの異なるものを最低3案**提案してください。各案について「期待される効果」「想定されるリスクや反発」「実現難易度(高/中/低)」「インパクト(高/中/低)」の観点から比較評価テーブルを作成してください。

5.  **関係者分析:** 関係者リストに基づき、各ステークホルダーの「現在の役割」「プロジェクトへの期待」「考えうる懸念」「影響度(高/中/低)」を整理し、初期のコミュニケーションで特に配慮すべき点を指摘してください。

6.  **計画策定:** 上記の分析結果を踏まえ、現実的かつ達成可能なマイルストーンとWBSを策定してください。

### 【生成してほしいアウトプット】

1.  **インプット情報の要約と確認事項**

2.  **As-Is(現状)/ To-Be(あるべき姿)/ Gap(ギャップ)分析**

3.  **根本原因分析(3つ以上)**

4.  **解決策の比較評価テーブル**

5.  **ステークホルダー分析**

6.  **推奨されるアクションプランの概要**:上記分析を踏まえ、どの解決策の組み合わせで進めるべきか、あなたの推奨案とその理由を簡潔に述べてください。

7.  **マイルストーン計画**:各マイルストーンの主要な成果物と成功の定義を明確にしてください。

8.  **WBS(Work Breakdown Structure)**:以下のカラムを持つMarkdownテーブル形式で出力してください。

    | No. | 大項目 | 中項目 | タスク詳細 | 優先度 | 先行タスクNo. | 主な担当部署/担当者案 | 想定工数(h) | 開始予定日 | 終了予定日 |

    |—|—|—|—|—|—|—|—|—|—|

# 4. インプット情報

### プロジェクトのゴール

* [例:xx業務のプロセスを可視化し、非効率な点を特定・改善することで、作業時間を現状から30%削減し、ミス発生率を90%削減する。]

### 現状の詳細

* [例:手作業によるデータ入力と転記が多く、ミスが頻発している。業務プロセスが特定の担当者の経験と勘に依存しており、その担当者が不在だと業務が滞る。]

### 明確になっている課題

* [例:人的コストが高い状態にある。ミス発生時のリカバリーに多大な工数がかかり、チームで対応できない。関係部署からの問い合わせに対し、担当者によって回答が異なり、従業員体験を損ねている。]

### 制約条件・前提条件

* [例:使用できるツールは既存の契約範囲内に限る。2025年12月末までに新プロセスへ移行完了する必要がある。]

### 主な関係者リスト

* [例:X部署 aさん(業務依頼元)、Y部署 bさん(現行プロセス担当者)、Z部署 cさん(システム管理者)、上司 dさん(意思決定者)、メンバー eさん(新プロセス担当者候補)など]

### 関連資料(議事録、メール、チャット履歴など)

[ここに関連資料のテキストをすべて貼り付ける *個人情報/機微情報は念の為除外]* 議事録を読み込んだ上で、このプロジェクトのボトルネックや重要な論点を特定し、特に注目すべき発言を5つ、発言者と合わせて引用し、その発言がなぜ重要なのかを解説に含めてください。

これだけで、手作業で全て書き出すよりは時間を短縮できます。まるで、自分では気づかないうちに散らかっていた部屋を、「ここにモノが多いのは動線がよくないからかもしれませんね」と教えてくれる整理収納アドバイザーのよう。

もちろん、AIが返してきた分析結果にもっともらしい嘘(ハルシネーション)がないか疑う視点や、もっと分解して構造化できるのでは?といった深堀り視点、そして最終的な判断は人間がすべきです。
でも、この「地図のたたき台」があるだけで、どこから手をつければいいかのヒントが掴めます。あとは、人間によるヒアリングで得た「生の情報」を随時AIに反映させて、分析の精度を上げていく。この二人三脚が、今のところしっくりきています。

ついでに日々のタスク管理も、AI秘書におまかせ!

STEP1で作成したWBSは、Google Calendarの終日予定機能を使ってタスク管理しているのですが、この転記作業もAIが代行してくれます。(私はGeminiを使っています)

<タスクを新規作成したい場合>
WBSで作成した予定を、私のGoogle Calendarの「終日予定」にそれぞれ登録してください。


<タスクの日程を変更したい場合>
2025年m月d日 終日タスク 【作業】Advent Calendar執筆
この予定を2週間後にずらしてくれますか?


<タスク終了の場合>
2025年m月d日 終日タスク 【作業】Advent Calendar執筆
この予定はおわりました。冒頭に「DONE」と追記しておいてください。


STEP 2: 【手放す】AIを背に、”やめる”勇気を出す

STEP1で全体像が見えたら、詳細な業務フローなど、追加情報を集めておきます。その次は片付けで最も勇気がいる、でも最も効果的な「手放す」ステップ。プロジェクトで言えば、古い慣習、非効率な会議、形骸化したルールとさよならする時です。

STEP1で特定した課題をもとに、ヒアリングや議論を通じて情報収集し、現在の業務フローを可視化しました。

あなたは、下記の3つの役割になりきって、それぞれの視点から現在の業務フローの課題を解決するために3つの提案をしてください。提案には、3者の意見を統合した、最もバランスの取れた「廃止・統合・自動化」の最終提案である必要があります。

その際、それぞれの提案について『なぜそう言えるのか?(理由)』と『実行した場合の具体的なメリット(例:〇〇の工数を月10時間削減)』『考えられるリスクや関係者からの反発』も併せて示してください。

3つの役割
役割1:人員配置の最適化/コストカットを至上命題とするCFO(とにかく効率化とコスパを重視)
役割2:現場の負担軽減を最優先するマネージャー(メンバーの働きやすさや納得感を重視)
役割3:従業員体験の向上を目指す人事担当者(全社的な公平性や満足度を重視)

3つの提案

 1:廃止すべきタスク
 2:統合すべきタスク
 3:自動化すべきプロセス

課題
業務フローが可視化されていない
作業がA/B/C/Dチームで重複している
ルールが明確ではないため、作業内容を毎回確認しなければならない手間が発生
xxタスクが非常に非効率的な方法なので、関係者がみんな混乱している
関係者が使いやすいツールや方法が定まっていない

現在の業務フロー
フロー1:担当者Aがxxを実施、担当者Bがyyを実施、担当者Cがzzを実施
フロー2:担当者Dがフロー1の作業について各担当者にFeedbackして情報をまとめる
フロー3:フロー2を受け、担当者Dがzzを実施し、成果物を作成


STEP 3: 【収納する】新しい”仕組み”と”地図”をデザインする

不要なモノを手放して生まれた、まっさらなスペース。そこにいよいよ「本当に必要なもの」を、誰もが使いやすい「定位置」へと配置していきます。

新しい業務フローを構築します。xx業務の開始から完了までの効率的な業務フロー・明確な役割分担・円滑なコミュニケーションプランを提案してください。

円滑なコミュニケーションプランには、会議体・目的・頻度・コミュニケーションツール(Slack, Doc等)を含めてください。また、この新フローを1ヶ月で導入するためのマイルストーンと、最初の1週間で実施すべき具体的なタスクも作成してください。

最後に、この新フローがうまく機能し、定着したかを判断するためのKPI(重要業績評価指標)を3つ提案してください。

さあ、あなたも”プロジェクトお片付け”、始めてみませんか?

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

複雑なプロジェクトも散らかった部屋も、まず「整理」で全体像を把握し、「整頓」で優先順位をつければ、必ず前に進めます。そして現代の私たちは、その作業を圧倒的なスピードで手伝ってくれる、AIという最高の相棒を手にしました。

一度うまくいったプロンプトはテンプレート化してストックしておくと、次のプロジェクトでゼロから考えずに済み、非常に効率的ですよね。ちなみにこの記事の骨子も、AIとの壁打ちで作成しました。

AIを使いこなす少しのコツと、最初の一歩を踏み出す勇気さえあれば、どんなカオスなプロジェクトもきっと片付けられます。さあ、一緒に目の前のカオスを片付け始めましょう!

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