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Bold Program for Women: 2025 Global Edition を開催しました!

2025-9-26

Bold Program for Women: 2025 Global Edition を開催しました!

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    8/22(金)〜9/1(月)にかけて、「Mercari Bold Program for Women: 2025 Global Edition」(以下、BOLD Program)が開催されました!計35名の参加者を迎え、日本での事前ワーク(3日間)、それぞれの渡航先での現地ワーク(5日間)、日本での最終プレゼンテーションという合計9日間の日程で、参加者たちがチーム一丸となってビジネス提案を作り上げました。

    プログラム概要

    このプログラムは、昨年実施された「Bold Program for Women: US Edition」をさらに発展させ、以下の特徴を持つより包括的でグローバルな視点を持つ人材の育成を目指しています。

    • 渡航先の大幅拡大:アメリカ、インド、香港、台湾、韓国の5カ国での実地研修
    • 完全英語でのプログラム実施:グローバル企業の実際の環境を体験
    • 異なる職種のメンバーによるチーム編成:多様な専門性を活かした協働
    • AI活用によるプロトタイプ開発:最新テクノロジーを駆使した実践的な開発体験
    • CEOへの最終発表:経営層レベルでの戦略的思考と提案力の実践

    参加者は多様な専門性を持つメンバーで構成され、以下の職種から選出されました:

    • Software Engineer
    • Product Manager
    • Designer
    • Marketing
    • Data Analyst
    • Finance

    プログラムの目的

    Bold Program 2025は、メルカリのグローバルビジネスの成長を加速させる「メルカリ体験」の創造をテーマに、参加者が実際のビジネス課題に取り組むことで、以下の能力を身につけることを目指しています:

    • グローバルコミュニケーション能力:英語でのプログラム実施を通じた国際的な環境での協働スキル
    • 職種横断的な協働スキル:異なる専門性を持つメンバーとのチームワーク
    • ユーザー中心設計の実践:実際のユーザーリサーチとデータ分析に基づく課題解決
    • 国際的視野の拡大:複数国での市場調査と文化理解
    • リーダーシップスキル:チームを牽引し、成果を創出する力

    日本プログラム開始!(8月22日〜26日)

    各国へ渡航する前に、メルカリ六本木オフィスで日本プログラムが実施され、参加者は3日間にわたって各ビジネスリーダー・各職種のプロフェッショナルからのインプットをもとに、グループワークを行いました。

    Day1

    午前10時からの初日のオリエンテーションに向けて、9時30分頃から参加者が六本木ヒルズにあるメルカリオフィスに続々と集まり始めました!

    今回、プログラムへのワクワク感を高める演出として、プログラムオリジナルのTシャツやトートバッグの他、メルカリのオリジナルグッズであるステッカーやマスキングテープ、クリアファイルなどがノベルティとして用意されました。

    Bold ProgramオリジナルTシャツ・トートバッグ

    集まってすぐは、新しい参加者同士の出会いに、期待と不安、緊張が入り混じっている様子の参加者たち。チームごとにテーブルに着席したあと、自己紹介をしつつ、プログラム開始を待ちます。

    運営メンバーによる初日オリエンテーションでは、本プログラムのテーマが改めて伝えられました。

    初日オリエンテーションの最後には、Executive Officer, SVP of Corporate,CFOの@Sayakaからのウェルカムメッセージがありました。

    Sayakaは、過去に部署の女性が自分一人だけだったという経験に触れつつ、真に多様な人材が活躍できる社会の実現に向けて、女性のグローバルリーダーを目指す参加者たちに激励メッセージを送りました。

    その後は、US・India・Cross Borderそれぞれのビジネスリーダーによるインプットの時間がありました。(VP of India Operationの@umeはインドからオンライン参加)

    VP of Cross Border @Suwen
    VP of Engineering, Mercari US @kumon

    実際に各領域の第一線で活躍するメンバーからの有益な情報の数々に、真剣な面持ちで耳を傾ける参加者たち。

    Q&Aセッションでは、スピーカーに積極的に質問することで、より事業やマーケットへの理解が深まった様子でした。参加者からの鋭い質問に「いい質問ですね」とスピーカーが感銘を受けるシーンも。

    その後、9日間行動をともにするメンターの自己紹介がスタート。続くランチタイムでは、チーム内で改めて自己紹介が行われたり、メンターを交えて楽しい雑談が交わされたりして、いつしか緊張モードはすっかり消え去り、場の空気が和んだ様子でした。

    ランチタイム後はいよいよグループワークへ!

    各ビジネスリーダーからインプットされた情報を参考にしつつ、「メルカリのビジネスをグローバルに展開するには?」というテーマに対して、各チームのメンターと協業しながら、リサーチやブレインストーミングを進めていきます。

    今回のプログラムでは、AI活用によるプロトタイプ開発が必須になっていることもあり、Figma MakeやChatGPT、Claudeを活用した情報収集・アウトプット作成に向けて、AIツールを積極的に活用している姿も印象的でした。

    夕方からは、昨年のBold Programの参加者2名を迎えたOGセッションを開催!

    1時間という短い間でしたが、「去年のプログラム1日目ってどんな心境だった?」「グループワーク中に一番意識していたことって?」など、参加者が今気になっているであろう質問に、実体験をもとに答えていただきました。

    参加者も、去年このプログラムを経験した先輩の体験談に興味津々。時間が足りなくなるくらいたくさんの質問を投げかけているのが印象的でした。

    1日目は、OGセッション終了後にWelcome Partyが開催されました。
    これから先、プログラムをともにする戦友・仲間である参加者同士、学校や出身地、キャリア、サークルや趣味まで、さまざまな話題で盛り上がっていました!

    Day2

    2日目は、各職種・各ビジネスリーダーとのQAセッションがありました。

    今回は6つの職種が集まっているものの、チーム人数の関係上、すべての職種がチームに揃っているわけではなく、職種の専門性という軸は持ちながらも、職種の枠を越えていく必要があります。

    グループワークの中で出てきたアイデアを、実際にプレゼンテーションに落とし込む上で、「自分のポジションとしてどうチームに貢献できるのか、どう立ち回るべきか」を実際にプロフェッショナルとして現場で働く社員に聞くことができて、とても参考になった様子でした。

    各ビジネスリーダーとのQAセッションでは、自分たちのアイデアをグローバル展開する上での実現可能性やユーザーニーズとの一致など、海外展開をより具体的にイメージするためのナレッジや有益なフィードバックを得ていました。

    明日の中間発表を前にして、まだアイデアが絞りきれないチームもあり、現場にはいい緊張感が漂っていました。議論が白熱していたチームには「遅くならないように帰ってね〜」と運営メンバーが声掛けする場面も!(笑)

    Day3

    3日目は、いよいよ中間発表!

    短い時間の中で、メンターや職種のスペシャリスト、リーダーにもフィードバックをもらいつつ、各チームが自分たちのビジネスアイデアを中間発表プレゼンテーションに落とし込んでいきます。

    中間発表では、各領域から3名の審査員を迎えて、3日目までに形にした現段階のビジネスアイデアをお披露目。

    まだアイデアが固まりきっていなかったり、マーケットインサイトが弱かったり、審査員から忌憚ないフィードバックを受けていました。

    でも、これもBold Programの醍醐味の1つ!ここで得たフィードバックを糧に、さらに強固なビジネスプレゼンテーションを作り上げるべく、気持ち新たにそれぞれの渡航先へと出発!

    Bon voyage!5日間の現地調査へ出発✈️

    ここからは、渡航国ごとに4チームに分かれて、いよいよ現地調査を開始。
    渡航先ごとに1本記事が書けてしまうほど濃密な時間を過ごしましたが、この記事内では簡単なサマリーとしてお届けいたします。

    アメリカ🇺🇸

    アメリカ渡航チームは、約10時間の長距離フライトを乗り越え、西海岸のサンフランシスコに到着!参加者の皆さんは中間発表で得たフィードバックをもとに、自らのビジネスアイデアをよりブラッシュアップするべく、精力的にユーザーインタビューや現地調査へと駆け回りました。

    2日目には、いよいよ今回のUS渡航のメインイベント、Palo Altoに位置するメルカリUSオフィスへの訪問が実現しました!

    ここでは、US社員に対して、自分たちのビジネスアイデアの壁打ちを行ったり、現地の市場状況や消費者動向について興味深いインサイトを得たりと、ビジネスアイデアをより強固なものにするための、貴重なフィードバックを数多く得ることができました。その後は、USメンバーの皆さんと共に、屋外の開放的なテラスで食事を楽しみながら、さらに親睦を深め、とても有意義な時間を過ごすことができました。

    時間が限られている中でも、現地調査の合間には、有名な観光地である「Fisherman’s Wharf」近くのレストランでディナーを楽しんだり、ホテルのロビーで雑談を交わしながらグループワークに打ち込んだりするなど、参加者同士はもちろん、メンターや渡航に同行したHRメンバーとの交流も存分に深めることができました。

    他のチームと比較しても、フライト時間や時差が大きく、とてもハードなスケジュールでしたが、メルカリのグローバル成長を加速させるUS発の新たなアイデアを練り上げる姿はとても頼もしかったです!

    インド🇮🇳

    インドチームはMercari Indiaがあるテクノロジーとビジネスの中心地「バンガロール」へ渡航しました。

    Mercari Indiaオフィスでは現地のメンバーからの温かい歓迎を受け、終始学生の方々も社員もリラックスしていた様子でした!ランチやディナーでも、話が盛り上がっており、とても楽しく充実した時間を過ごすことができました。

    渡航2日目からは、いよいよインドの街に出て市場調査をスタート!
    実際にインドの街に出ると、出発前に日本で立てていたいくつかの仮説が、実際のインド市場の状況とかけ離れていることに気づきました。それでも、現地での粘り強いリサーチやインドメンバーとの対話を通じて、着実に方向修正を行うことができました。

    参加者からは「インドチームの方々の具体的なアドバイスがあったからこそ、アイデアを現実的なプランへと落とし込めました。仮説からもう一段階進化できたのは、皆さんのサポートのおかげです。」「日本で調べたことが現地では通用しないケースもありましたが、丁寧に指摘していただき、どのようにアプローチを変えるべきか教えてもらえたので、迷わず改善できました。」という喜びの声が!

    さらに、「『インド市場は簡単じゃないけれど、だからこそ挑戦する価値がある』と励ましてもらえたことが印象的でした」というポジティブな感想も寄せられました。

    最終日にはインドメンバーに向けてプレゼンを実施。
    丁寧なフィードバックをいただいただけでなく、それぞれのプロフェッショナルの方々とのQAセッションまで設けてもらいました。土曜日にもかかわらず、最後の最後までサポートいただけて本当にありがたかったです。

    今回の滞在はハードスケジュールでしたが、Mercari Indiaのメンバーのみなさんのきめ細かなサポートのおかげで、とても充実した時間になりました。
    都市での移動手段や安心できる食事環境、必要なリソースまでしっかり整えてくださったおかげで、参加者は余計な心配をせずにプロジェクトに集中できました。準備がここまで徹底されていたからこそ、社員も含め全員が全力で挑めたと思います。

    香港・台湾🇭🇰🇹🇼

    香港・台湾チームは、全チームの中で唯一の「2カ国渡航」。

    スケジュールは 香港2泊 → 台湾2泊、日本との時差はあまりないものの、途中に移動が入るぶん時間を無駄にしないよう、現地での動きを入念にプランニングしてから出発しました。

    空港からホテルまでの送迎バスでは、バスガイドさんが丁寧に街のことを解説してくれて、移動中からすでに現地ならではの学びがたくさん。日本でも今爆発的に人気があるキャラクターが、香港でもとても人気だというローカルなお話も聞くことができました。

    現地ではチームで手分けして、大学周辺で学生にインタビューをしたり、リサイクルショップのオーナーさんにお話を伺ったりと、現地でしかできないリサーチ活動に奔走しました。香港と台湾を連続で回ったからこそ見えてくるマーケットの違いもあり、現地に行ったからこその気づきがどんどん蓄積されたことが、参加者にとって自信になったようです!

    移動日の夜は、12名で円卓をぐるりと囲み、楽しいディナーの時間を過ごしました。台湾出身メンバーがオーダーしてくれたおすすめのメニューがどれも本当においしくて、全員で現地の料理に舌鼓を打ちました。

    ディナーの後は、おしゃれなエリアをみんなで散歩しながら、トレンドリサーチ。気分転換がてら、街の空気感やリアルな流行を肌で感じることができました。

    韓国🇰🇷

    韓国チームは、最先端のファッションとテクノロジー、ビジネスが集まる中心地・ソウルへ渡航。

    ソウル到着は夕方だったため、1日目はウェルカムディナーからスタート。本場のデジカルビを囲みながら会話が弾み、とても楽しく充実した時間を過ごすことができ、学生も社員も終始リラックスした雰囲気で交流を深めることができました。

    渡航2日目からは、いよいよ仮説検証のためにソウルの街に出て市場調査をスタート!

    デスクリサーチだけでは決して得られない現地のリアルな情報を求め、学生たちは自ら街ゆく人々にアンケートやインタビューを実施。ホテルに戻ってからもロビーや部屋で長時間の議論を重ね、アイデアを磨き上げていきました。

    実際にソウルの街を歩いてみると、出発前に日本で立てていたいくつかの仮説が、実際の韓国市場とは大きくかけ離れていたという事実にも直面しました。それでも、現地での粘り強いリサーチやチームメンバーとの議論や対話を通じて、着実に方向修正を行うことができました。

    PMがチームをまとめ、デザイナーがアイデアを可視化し、マーケターが企画を膨らませ、アナリストが数値で説得力を補強する。それぞれの強みが最大限に発揮される中で、時には意見がぶつかり、迷うこともありましたが、メンターの力を借り、時には朝まで続く議論を乗り越え、2チームはそれぞれ一丸となっていきました。

    いよいよ集大成、最終プレゼンテーションへ

    プログラムの集大成として、各チームが代表執行役CEO山田進太郎を含む4名の審査員に対して、海外渡航でのリサーチを元にしたビジネス提案プレゼンテーションを発表しました。

    評価基準

    1. グローバルインパクト(40%):メルカリのグローバル成長への貢献度
    2. ユーザーインサイトと市場理解(20%):ターゲット市場の特性とユーザーニーズの理解
    3. 実現可能性とビジネス価値(20%):現実的な実装計画と投資対効果
    4. チーム多様性の活用(20%):異なる専門性を持つメンバーの強みの活用

    当日は旅の疲れもある中で、朝早くから最終プレゼンテーションに向けて準備を進める参加者たち。提出期限ギリギリまで、プロトタイプの確認やスライドの最終調整、プレゼンテーションの発表練習を続ける姿は、見ている運営サイドにもその緊張感が伝わってくるほどでした。

    そしていよいよ、最終プレゼンテーションの時間がやってきました。

    各チーム、8分という限られた持ち時間の中で、ビジネスアイデアのみならず、現地調査によって得られたユーザーインサイトや裏付けとなるインタビューデータ、プロトタイプの紹介まで、盛りだくさんの内容を見事にまとめあげていました。

    各チームの発表の後には、Q&Aセッションが設けられ、各審査員から鋭い質問が投げかけられるシーンもありました。CEOとVPsの前で英語でプレゼンテーション・質疑応答をするという緊張感の中でも、自分たちのアイデアと仲間を信じて受け答えをする姿は、堂々としてとても頼もしかったです。

    運命の結果発表!優勝トロフィーはどのチームの手に?

    3位 チーム7(韓国)

    日本と韓国向けのライブオークション型中古品マーケットプレイス「mercari On!」を提案したチーム7が3位に入賞しました。

    ライブストリーミング、オークション、越境取引という3要素を組み合わせたアイデアと、それをわかりやすく表現したキャッチーなイメージビデオやモックアップを制作したことが評価されました。

    2位 チーム4(インド)

    インドの既存のC2C市場が抱える信頼性や価格の問題を解決することを目指し、特に学生層をターゲットにした新インド市場向けのC2Cアプリ「mercari Scoop」を提案したチーム4が2位入賞。

    インドにおけるグローバル成長の潜在能力に着目した点、加えてメルカリが目指す循環型社会の習慣を早期に学生に教え込むという点が高く評価されました。

    1位 チーム5(香港・台湾)

    そして栄えある1位は、日本の出品者と海外の購入者をつなぎ、香港や台湾の既存の二次流通店に直接配送することで、より効率的で安価な取引を可能にする「Mercari GoBiz」を提案したチーム5!

    ビジネスアイデアの根底にある深いユーザーインサイトと入念なユーザー・市場調査は、審査員も思わず舌を巻くほど。現地に調査しに行くというこのプログラムの特性を十二分に活かしたビジネス提案により、満場一致で1位に輝きました!

    CEO山田からの総評

    最後に、CEO山田から全体への総評が伝えられました。(以下、抜粋)

    まずは、本当にお疲れさまでした。参加者全員、情熱を持ってプログラムに取り組んでくれたことに、心から称賛を送ります。短期間で、非常に質の高いプレゼンテーションを準備してくれた努力に感謝したいですし、私たちのマーケットプレイス業界における長年の経験から見ても、みなさんが提示してくれた解決策は非常に意義深く、印象的でした。

    もし今回、働く場所としてメルカリに興味を持ってくれた方がいたら、ぜひ社員に話を聞いてみてください。

    プログラム総括・編集後記

    若年層の女性の中から次代のグローバルリーダーを輩出することを目指して始まった「Mercari Bold Program 2025」は、大盛況のうちに幕を下ろしました。

    志が高く、情熱にあふれた仲間たちがこのプログラムを通して出会い、ビジネスアイデアを考える中で苦楽をともにしたことで、想像以上に深い絆が生まれたことに、運営・メンター一同とても感激しています。
    また、参加者から得られた刺激が、メルカリ社員の視野を広げたり、新しいアイデアの源流となったりと、参加者とメルカリ社員の間で相乗効果が生まれていたことも印象的でした。

    これからも、次世代タレントがテック業界に新しい風を吹かせ、日本のみならず世界中にその情熱が伝播していくことを心から祈っています。
    参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

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