
3月8日、女性の社会的、経済的、文化的、政治的な達成を祝う「国際女性デー」(IWD)のイベントを実施しました。
2026年のグローバルテーマは 「Give to Gain」。
「誰かに知識や経験を贈る(Give)ことは、自分から何かが減る『引き算』ではなく、チームの可能性を広げる『掛け算』になる」 。
そんな想いが込められた当日の様子をInclusion and Diversity Leadの@Misakiがレポートします。
この記事を書いた人
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中田美沙貴(@Misaki)
Inclusion and Diversity Lead。大学院で国際政治を専攻後、地方自治体で女性支援に係る福祉政策、出向先の内閣府で規制緩和を担当。その後、アフリカの国連機関(UNWomen)や外務省等において、ジェンダーの専門家として従事。2023年にメルカリに入社し、2024年10月より現職。
五感でテーマを体現する会場デザイン
会場には、春の訪れを告げるミモザの装飾や、「Give to Gain」のメッセージ入りクッキー、春らしいデザートビュッフェが用意されました。


会場の座席は、ソファを「円陣(サークル状)」にセットアップしたことで、立場を超えた一体感が生まれ、パネリストと参加者が互いの顔が見え、リラックスして話せる「オープンな空気」に。これらの細やかなディテールが、一方的な講演ではない「循環する場」を作り上げていました。

スペシャル対談「スキルと経験を循環させる」
イベントのメインコンテンツは、女性リーダーであるCHROの@Ai(mykw)とエンジニアリングディレクターの@Snehaによるスペシャル対談。二人がこれまでのキャリアで直面した葛藤や、周囲から受け取った「Give(支援や機会)」を受け、それをどう「Gain(糧)」にしてきたかについて、飾らない言葉で語られました。
まず「キャリアにおける『受け取ったGive』」というテーマでは、自身の転機となった他者からの助言や機会、励ましなどのエピソードが共有されました。あわせて、リーダーになった後にメンバーや後輩から受け取った気づきやサポートによって、自身の視界が拓けた経験についても深く掘り下げられました。
続いてのテーマは、「リーダーとしての『与えるGive』」。リーダーという立場だからこそ見えてきた視点や、組織のために活用できるようになった影響力について議論されました。特に、次世代のリーダー、とりわけ女性やマイノリティに対して、経験を循環させるために意識的に「Give」しようと決めている具体的なアクションが示されました。

立場を超えた視点の循環。ラウンドテーブルで交わされた「等身大のリーダーシップ」
後半のスペシャル・ラウンドテーブルでは、@Ai(mykw)と@Snehaが各テーブルに分かれ、参加者と膝を突き合わせて語り合う直接対話の場へ 。
参加者からは、日頃の業務で抱いている疑問やキャリアの悩みについて次々と質問が寄せられ、終始活気ある闊達な議論が繰り広げられました 。
@Ai(mykw)のテーブルでは、これからの時代のキャリア形成や思考の深め方について、深い議論が交わされました 。特に印象的だったのは、「毎日、自分の考えや負の感情さえもノートに書き出す」という徹底した内省の習慣です。内省の積み重ねが、迷いのない確固たる思考の土台になるというメッセージに、多くの参加者が深く感銘を受けていました 。
一方、@Snehaのテーブルでは、リーダーとしての振る舞いやライフイベントとの向き合い方が語られました。フィードバックのコツとして、厳しい内容ほど事前に練習し、感情をコントロールする「Emotional Intelligence」を意識すること、またキャリアと育児については「パーフェクトなキャリアなど存在しない」と心得ることの大切さが共有されました 。その時々の優先順位に従い「完璧にできない自分」を許容する勇気を持つという言葉は、参加者にとって大きな励ましとなりました。


参加者の心に響いた「未完成(Unpolished)でいい」という勇気
イベントの実施後に寄せられたアンケートでは満足度5点満点中4.7点という高い評価を得ました 。特に、リーダーたちが語った「完璧主義からの解放」が、多くの参加者の背中を押したようです。
参加者からの声(抜粋)
第一線で活躍する女性リーダーの方々が、どのような「Give(支援や機会)」を受け、それをどう「Gain(糧)」にしてきたか。生の声を聞くことができ、とても良かったです。
リーダーは完璧であるべきという『べき論』を外せると視界が広がるという話に勇気づけられました。完璧じゃなくていい、自分もUnpolished(等身大)でいたいと感じました。
日々の業務に追われる中では、「Give」の在り方をじっくり見つめ直す機会はなかなか持てないものですが、今回のイベント参加を通じて、相手の心に響く「Give」とはどういうものか、改めて考えるきっかけになりました。女性リーダーたちの経験やマインドセットは、今後のアクションへの貴重なヒントになりました。
入社したばかりですが、リーダーシップという重要なテーマに対して、これほど真摯に向き合える環境があることに感動しました。
最後に:今日から、あなたは何を「Give」しますか?
イベントの最後、参加者たちは「明日から宣言すること(Give)」と「それによって得たい未来(Gain)」を一ヶ月後の自分が振り返られるよう、自分宛にメッセージを託し、幕を下ろしました 。
メルカリはこれからも、互いの経験や視点を贈り合い、誰もがさらに「Go Bold」に挑戦できる環境を、メンバー一人ひとりと共に作り続けていきます。




