Culture Doc

Culture Docとは「メルカリ(会社)とメンバー(社員)が大事にする、共通の価値観」をまとめた社内向けのドキュメントです

Our diverse members share one common goal,
working together to achieve our mission.

About Culture Doc

Culture Docとは「メルカリ(会社)とメンバー(社員)が大事にする、共通の価値観」をまとめた社内向けのドキュメントです。メルカリグループが掲げるミッションを達成するためには、より多様なバックグラウンドを持つメンバーを受け入れ、認め合い、全員が活躍できる環境が不可欠です。

多様性が求められれば求められるほど、メンバー同士を結びつけ、お互いがパフォーマンスを発揮するための「共通の価値観」を持つことが大切です。カルチャーは目に見えない無形資産であり、ここに強みを持つことで、他には真似できないメルカリ独自の競争力を高められ、お客さまや社会にとって必要不可欠なサービスへと成長でき、ひいてはミッションの達成につながると私たちは考えています。

Shin’s Message

2010年、私はメルカリを創業する前に経営していたモバイルゲーム会社を、米国の大手ソーシャルゲーム会社に売却し、2012年に世界一周の旅に出ました。印象的だったのは、ボリビアからチリに移動する道中での出来事。ツアーの車に乗ると、助手席には小学生くらいの少年の姿があって、聞くと、何日も運転手である父の手伝いをしているのだそうです。どんなに努力をしても、生まれる国が違うだけで、海外旅行に行くことが難しかったり、教育すら十分に受けられない人たちがいる。教育を受けることよりも、少しでもお金を稼ぐことを優先しなければならない子どもたちの姿を見て、そう思いました。とはいえ「全員が先進国のような暮らしができるか?」と聞かれると資源も限られていて難しい。この状況を何とかできないだろうか。

2012年、日本に帰り、もっとも驚いたことがあります。それはスマートフォンの普及です。旅に出る前は、みんなガラケーでメールや赤外線通信をしていたのに、帰国するとLINEでやりとりをするのが当たり前になっていました。スマートフォンで個人と個人をつなぎ、簡単にモノの売り買いができるようになれば、もっと資源を大切に使うことができるかもしれない。そして、世界中の人々がもっと豊かな生活を送れるかもしれない。2013年、そうして生まれたのが、フリマアプリ「メルカリ」です。

メルカリは創業以降、人とテクノロジーに投資しながら、サービスを成長させてきました。しかし、メルカリが世界中の人々に使っていただけるサービスに成長するためには、やらなければならないことが山のようにあります。これは、かつて多くの企業が世界に挑戦し、成功してきたように、決して不可能なことではありません。もちろん、数多くの困難や失敗もあると思います。しかし、その一つひとつの困難や失敗こそがサービスや個人を強くし、企業を成長させると、私は信じています。

世界一周の旅で抱いた、あのときの課題意識を忘れることなく、みんなと一緒にメルカリをつくっていきたいと思います。失敗を恐れず、大胆に、ミッションの達成を目指しましょう。

   Shin

Group Mission

メルカリグループ
“あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる”

「地球資源が限られているなか、より豊かな社会をつくるために何ができるか」。2013年、創業者の山田進太郎が世界一周の旅で抱いた課題意識から、フリマアプリ「メルカリ」は生まれました。私たちは、物理的なモノやお金に限らずあらゆる価値を循環させることで、誰もがやりたいことを実現し、人や社会に貢献するための選択肢を増やすことができると信じています。テクノロジーの力で世界中の人々をつなぎ、あらゆる人の可能性が発揮される世界を実現していきます。

Company Mission

メルカリ / メルカリUS
“新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る”

「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」。これは誰もが簡単にモノの売り買いを楽しむことによって、資源を循環させる豊かな社会、そして個人がやりたいことを実現できる社会をつくっていきたいという想いから掲げたミッションです。たとえば、クローゼットの中で眠っていた洋服や、いらなくなったからと捨てていたモノが、メルカリを通じてほかの誰かの役に立つように、誰かにとって価値がなくなってしまったモノを、別の誰かの「新たな価値」に変えることができる。そんなマーケットプレイスを国境や文化、言語を超え、世界中で展開することで、人々がモノを大切に使う循環型社会の実現を目指していきたいと考えています。

また、最初から世界を目指してきたメルカリは、創業の翌年である2014年からUSへ進出し、事業を展開してきました。USは人種や国籍、宗教など人々のバックグラウンドが多様で、州ごとにも法律や文化が異なるため、サービスを成長させるには複雑な問題や課題に挑戦する必要があります。だからこそ、USは世界の縮図と言え、今後メルカリを世界に展開していくためには、必ず成功しなければならない重要な国であると考えています。当然、日本に比べて難易度は高いですが、USでの成功がメルカリのミッションの達成に大きく寄与するため、挑戦を続けます。

メルペイ
“信用を創造して、なめらかな社会を創る”

「信用を創造して、なめらかな社会を創る」。これはメルペイが創業時から掲げているミッションです。 一人ひとりが持つ、フリマアプリ「メルカリ」やスマホ決済サービス「メルペイ」の利用を通じて得た「信用」を可視化し、その「信用」に基づいてお金を自由に使える“なめらかな社会”を創る。そうすることで、誰もが今よりも自由・平等にお金を使い、欲しいモノを手に入れるだけでなく、やりたいことが叶う社会を実現したいと考えています。 メルペイが目指すのは、単なる便利なお金ではありません。社会のあり方を、お金との付き合い方を、働き方を、夢を実現する方法を変えていくことが、メルペイの目標であり、使命だと考えています。

メルコイン
“多様な価値がめぐる新しい経済をつくる”

「一人ひとりにはまだ見出されていない可能性があり、あらゆるものに価値がある」私たちはそう信じています。メルコインでは、さまざまな可能性が発見・認められ、モノ・お金に限らない新たな価値が生まれ、そしてそれらが循環していくサービスを創造していきます。テクノロジーによって、さまざまな価値観の境界線を打ち破り、誰もが暗号資産・デジタル資産などあらゆる価値を簡単に交換できる世界の実現を目指します。

ソウゾウ
“できるを、つくる。ソウゾウした未来を、はやく。”

ソウゾウは「Enable(できるようにする)」をキーワードに一人ひとりの「やりたい」を実現し、自分の可能性を拡げることができる社会を目指します。メルカリグループの新規事業を担う会社として、未知なる領域に率先して挑戦し、多様な価値をつくり出せる未来の実現を加速させます。

鹿島アントラーズ・エフ・シー
“すべては勝利のために”

鹿島アントラーズ・エフ・シーは「すべては勝利のために」というミッションのもと、世界トップクラスの競技力と事業力を目指すプロフェッショナル・フットボールクラブです。競技面では国内外で出場する全大会において常に優勝を目標に掲げ、ビジネス面では経営パートナーである株式会社メルカリと周辺地域と三位一体となり、ファンと地域に新たな価値を提供することを目指しています。クラブにとって最も重要なことは、チームがタイトルを獲り続けることです。一人ひとりの立場や役割は異なりますが、仕事の定義は一つ。「すべては勝利のために」というミッションを全員で共有し、常に本質を追求しながら、進化と挑戦を続けます。

Values

Why do we need the Values?

メルカリはミッションを達成するための行動指針として、創業1年目に3つのバリューを策定しました。メンバーの採用基準から、人事評価、日々の業務、そして経営判断まで、メルカリに関わる全ての意思決定はこの3つのバリューをもとに行われています。 個人や組織に共通のバリューがあることにより、意思決定を加速させ、全員が同じ方向に歩むことができています。

また、あえて言葉の定義に余白を残し、シンプルな表現に留めていることにも理由があります。それは、メンバーの一人ひとりがバリューを自分なりに解釈し、自らの意思や判断を取り入れながら行動してほしいためです。「今の事業にとってのGo Boldとは何だろう?」「All for Oneなチームとはどんなチームだろう?」「Be a Proであるために自分には何が必要だろう?」。そんな問いを一人ひとりが持ち続け、自分の言葉にするだけでなく、他のメンバーと積極的に共有し、議論を繰り返し行うことで、メルカリは強い組織となり、ビジネスの成長を加速することができると考えています。

Go Bold 大胆にやろう

世の中に大きなインパクトを与えるイノベーションを生み出すためには、メンバー全員が前例にとらわれず、大胆にチャレンジすることが大切です。そのためには挑戦を続け、数多くのトライアル・アンド・エラーを繰り返し、失敗から学びを得ることが重要です。常に会社や自身のビジョン、あるべき姿を見失わず、周囲をリードしながら、ミッションの達成を目指します。

All for One 全ては成功のために

大きな成功を得るためには、チームの力を合わせることはもちろん、やるべきことを見極め、決定したことに全員でコミットすることが大切です。また、メンバー全員が手段や役割に固執せず、成功するために何が必要で、何を求められているのかを考え抜き、パフォーマンスを最大限に発揮することで、ミッションの達成を目指します。

Be a Pro プロフェッショナルであれ

一人ひとりがその道のプロフェッショナルとして高い専門性を持ち、日々の学びを怠らない姿勢は、個人のみならずチームに良い影響を及ぼします。自らを高めるためには高度なスキルとポジティブなマインドの両方を持ち、行動に移すことが重要です。自らの仕事にオーナーシップと責任を持ち、成果や実績にコミットすることでミッションの達成を目指します。

Foundations

Why do we need the Foundations?

メルカリにはミッションを達成するための行動指針として3つのバリューがありますが、個人がバリューを最大限発揮するためには、組織の土壌となる価値観が大切です。意識的であることによって発揮されるバリューに対し、ファンデーションは特定の一人ではなく組織全体で育み、大切にする空気のようなもの。組織としての共通認識を持つことで、メンバー同士のコミュニケーションや意思決定が円滑になると考えています。Sustainability、Diversity & Inclusion、Trust & Openness、Well-being for Performance。これらの考え方が組織に空気として流れることで、メルカリは強い組織となり、ビジネスの成長を加速することができると考えています。

Sustainability

地球資源は私たち人間が生活していくうえで、そしてメルカリをはじめ企業が事業を営むうえでも必要不可欠なファウンデーション(基盤)です。しかし、地球資源に限りがあることは明確であり、これからも私たちが活動していくために循環型社会を実現することは、必ず達成するべきことであると考えています。自分にとって不要なものでも、誰かにとっては必要とされるものになる。メルカリは、そんな個人間の取引を安心かつ簡単に実現できるマーケットプレイスを創ってきました。この考え方はビジネスを検討する際も大切にしていく必要があります。例えば「梱包資材は適切な量でまかなえられているのか?」「商品がお客さまの手に届くまでにどのくらいの環境負荷があるのか?」など地球への影響度も考え、できるだけ負荷の少ない方法で事業を継続できるようなアプローチをしていきたいと考えています。このようにメルカリは、事業を成長させながら環境課題の解決に寄与する、そんな「プラネット・ポジティブ」な企業を目指します。

Diversity & Inclusion

「世界中の誰もが利用でき、受け入れられるサービス」を開発・提供するためには、「サービスをつくる私たちが多様であること」が大切だと考えています。お客さまのダイバーシティが豊かであればあるほどインサイトやニーズも多様です。私たちがそれらに気づくためには、目に見える違いだけでなく、目に見えない違いをも理解し、属性やバックグラウンドに起因した差別や機会の不平等の是正に取り組み続けることが重要だと考えています。そして、その先に一人ひとりを属性やバックグラウンドで判断するのではなく、その人の個性や人間性を受け入れ、尊重し合える組織を実現したいと考えています。だからこそインクルーシブな考え方の醸成が大切であり、多様な価値観や思考を受け入れられる環境が不可欠です。私たちはさまざまな価値観に向き合い、多様な経験・知識・意見を結集し、メルカリらしいDiversity & Inclusionを推進します。

Trust & Openness

メルカリは相互の信頼関係を大切にしています。信頼を前提にしているからこそ、情報の透明性が保たれ、組織もフラットに構築。組織が拡大し、多様性を促進するためのスケールラブルな仕組みを導入しつつも、社内のルールは最小限にとどめています。また、可能な限りメンバー全員が意思決定にコミットすることを心がけています。なぜなら、一人ひとりの自発的な思考や行動が、人の成長や組織の強さにつながり、意思決定の納得感につながると考えているからです。メルカリが手がけるサービスは、お客さま、パートナーさま、加盟店さまなど多くのステークホルダーによって支えられおり、相互の信頼関係が根底にないと成立しません。組織とビジネスの両方を成長させるうえでも、メルカリは信頼と透明性を大切にします。

Well-being for Performance

「一人ひとりが自身の限界を引き上げ、最高のパフォーマンス・バリューを出し続けるために、心身のコンディションを維持することにオーナーシップを持つこと」。これがメルカリの考えるWell-beingです。例えば、私たちと同じく世界に挑戦しているトップアスリートも世界一を目指すなかで、「自身の限界を引き上げるためにはどうしたらいいのか」「最高のパフォーマンスを出すためにはどうしたらいいのか」を常に考え、自身のWell-beingに責任を持っています。メルカリで働く私たちもトップアスリート同様、自らのミッションの達成のために、最高のパフォーマンス・バリューを出し続け、心身のコンディションを整えることにオーナーシップを持つことが重要です。メルカリは自分自身を大切にしながら、高い意志を持つ一人ひとりを全力で支援します。

Guidelines for people and organizations

Introduction

メルカリにはミッション・バリュー・ファンデーションをもとに、人や組織の考え方についてまとめたガイドラインがあります。メンバーの一人ひとりがバリューを発揮し、最高のパフォーマンスを出し続けられるよう、採用、オンボーディング、評価報酬、人材の成長、働き方・福利厚生、退職という、Employee Experience(従業員体験)の観点からメルカリのあるべき姿を掲げ、多様な施策に取り組みます。

Hiring

  • Objective
    • ミッション達成のため、メルカリにカルチャーマッチする多様なメンバーを仲間に迎え入れること
  • Policy
    • メルカリで働く一人ひとりがカルチャーの担い手となり、優秀な人材をメルカリ全員で採用する(リファラル採用の推奨)
    • ダイバーシティを意識した、採用候補者プールと採用プロセスを構築する
    • 採用候補者もメルカリ・メルペイのお客さまである前提で、選考の合否に関わらず、候補者の選考体験を向上させることで、メルカリを更に好きになってもらう
    • メルカリの実情を積極的かつ誠実に採用候補者にお伝えすることで、双方の期待値を明確にし、それぞれにマッチする人材を迎え入れる
    • 中長期な視点でメルカリのコアを担う新卒を採用し育成することを、会社の重要な文化と位置づける
      • 「新卒だから」という特別扱いをせず、プロフェッショナルとしての敬意を払う(ただし必要なオンボーディングは実施する)
      • 新卒へのオファー金額は能力や経験に応じて絶対評価で判断する(一律給与ではない)

Onboarding

  • Objective
    • 新しいメンバーが入社3ヶ月以内に、メルカリのカルチャーを自らの言葉で伝えることができ、バリュー・パフォーマンスが最大限発揮できる状態にする
  • Policy
    • オンボーディングはメンバー自身のオーナーシップがあることで成立する
    • オンボーディングジャーニーやメンター・マネージャーによるサポート体制を整えメンバーを支えつつも、(オンボーディング期間とはいえ)自身の力で立ち上がり、自走をする姿勢を求める
    • 受け入れ先のマネージャーやメンターをはじめ、関わる全てのメンバーが一体となって新しいメンバーをサポートする
    • メンバー自身とメルカリのなし得たいことが重なり、ワクワクした気持ちで思い切り挑戦できる状態をつくる
    • 上記のポリシーに従いながら、手段を問わずAll for Oneに施策を促進する
      • 関わる全てのメンバーが一体となってサポートするために、メンターランチ、シャッフルランチ、チームビルディングなどを積極的に行う
      • 自走するために必要な手段として、縦横斜めの関係を問わず、メンバー同士の1on1を通じてネットワークを広げる
      • All HandsやOpendoorなどを通じて、会社の今や向かうべき方向性、カルチャーを理解する

Evaluation and Compensation

  • Objective
    • 一人ひとりのパフォーマンス(バリューの実践とアウトプット)を多角的に捉え、明確な基準とプロセスにより多様な人材にとって公平で納得感の高いメリハリのある評価と報酬を実現するとともに、組織の健全性を維持向上する
  • Policy
    • バリューを強化する
      • グレード定義で期待する役割と行動(バリューの実践)を示し、グループの統一基準とする
      • 中長期的な組織の成果の最大化のため、アウトプットだけでなくバリューが発揮されている人を評価する
      • 全員が大胆なチャレンジをする集団であり続けるため、それぞれの領域における新しいこと・困難なことへのチャレンジを評価する
    • 多様な人材と変化する組織のために
      • ハイコンテクストや曖昧さを減らす仕組み、不適切なバイアスに基づく評価を防ぐ仕組みとする
      • 全社としての統一感を維持しつつ、各社・各部門が最大限に成長できるよう仕組みに柔軟性を持たせる
      • 評価を通じて個人・組織の成長が促進されるプロセスと他の施策と連続的なメカニズムを構築する
    • 発揮されたパフォーマンスに対し競争力ある報酬で報いる
      • 発揮されたパフォーマンスに対して職種別の市場報酬水準を踏まえ競争力のある報酬を用意する
      • 期待される貢献と発揮されたパフォーマンスに特性の合う最適な報酬で報いる
      • トップパフォーマーやキーパーソンには大胆に報いる

Talent Development

  • Objective
    • メルカリグループの非連続な成長に向けて、個人の成長を最大化する
  • Policy
    • 個人は自ら積極的に成長の機会を探求し、会社やマネージャーは個人のキャリアの志向性とグループの方向性に合わせた成長機会を積極的に提供する(Win Win Max)
      • メルカリ社員は全員がBe a Proで、自らの成長とキャリア開発にオーナーシップを持つ
      • キャリアにおいては、マネジメント職とスペシャリスト職が存在し、キャリアは自ら選べる。なお、マネジメントは役割であり、あくまでもスペシャリスト含む社員と対等な関係を築く
    • 成長を最大化させるために、中長期で「経験(On the Job Experience):周りとの関わり(Feedback):学習(Off the Job Learning)」の3つのアプローチで相乗効果を図る(70:20:10の比率でGrowth Maxを目指す)
      • 経験:業務のアサインメントはマネージャーが一方的に決めるのではなく、個人も積極的に志向を共有し、チームのパフォーマンスの最大化を勘案して決める。また、短期の成果に固執せず、個人とメルカリグループの非連続な成長を実現することを意識して行う。マネージャーはチーム異動や大胆な抜擢を通じて多様な人材が成長を実感できる環境と個人のキャリア実現を支援する。
      • 周りとの関わり:個人はアサインメントの効果を最大化するために、レポートラインに限らず横や斜めの関係者からも積極的にフィードバックをもらい、また自らも積極的にフィードバックを行う。フィードバックはギフトであり、称賛も改善も真摯に伝え、All for Oneで次のアクションに結びつける。マネージャーはGo Boldなチャレンジを推奨し、成果と行動で適切に評価する。
      • 学習:個人はアサインメントや関心のあるキャリアに関する学習に対してオーナーシップを持ち、計画を立てて継続的に実行する。学習の機会は、社内外の研修やe-learning、書籍、カンファレンスへの登壇や参加、20%ルールなど、自分のニーズに合わせて活用する。学習による学びはアサインメントでの実践につなげるとともに周りからのフィードバックを得て、自身の成長とパフォーマンスの向上に活かす。
    • (上記を実現するために)マネージャー自身も自らのアサインメントを積極的に検討・提案し、継続的な学習を通して自らの成長を図る

Working Style and Benefits

  • Objective
    • 多様なメンバーが活躍できる環境を整え続け、人・組織のパフォーマンスを最大化する
  • Policy
    • 働き方
      • 個人および組織のパフォーマンス・バリュー発揮が最大化される働き方を各個人が追求し続ける
    • 働く場所
      • メルカリのオフィスは、一人ひとりのバリューの体現と、チームが一体となってミッションを達成していくためのコミュニケーションを促進する場所である
      • 多様なメンバーのパフォーマンスを最大限に発揮するために、ワークプレイス(働く場所)はオフィスに限定せず、柔軟で多様な選択肢のある(ワークプレイスの)在り方を設計する
    • 福利厚生
      • ダウンサイドリスクをサポートすることで働き続けるうえでの不安を減らし、メンバー全員が思いきり働ける環境を後押しする
        • ダウンサイドとは
          • 誰もが人生の特定のタイミング等で直面する可能性があるもの
          • 可能な限り個人で努力をしたとしても、個人の負担で乗り切るには精神的にも経済的にも負担が大きく解決策も限られ、仕事へのパフォーマンスに影響を及ぼすもの
      • アップサイド(家賃補助など個人で使い方を選ぶようなもの)のサポートは原則は行わず報酬増で報いる

Resignation

  • Objective
    • メルカリでの成長体験を糧に新たな挑戦(退職)を決めた仲間を快く見送るとともに、退職後もメルカリのファンでいてもらい、再雇用も積極的に行う
  • Policy
    • 会社とメンバーの関係は、相互のマッチングにより成り立つプロフェッショナル同士の契約であり、フェーズや目指す方向が変わり、改善のサポートや異動などさまざまな可能性を模索したうえでマッチングが成立しなければ関係を解消することは、むしろポジティブな決断であり、退職を決めた仲間を感謝と敬意をもって見送る
    • 避けるべき退職は防ぐ。ただし、無理には引き止めない。低い退職率が是ではなく、組織の新陳代謝を促し変化をし続ける組織を作るという観点で、一定の退職率はむしろ是とする
    • 退職後も好きな会社を目指し、メルカリの卒業者がさまざまな場で活躍していくことは喜ぶべきことであり、出戻りも歓迎する

 
 

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